取り溜めていた『ヒロイック・エイジ』をようやく観ることができました。
だいぶ感想の間も空いちゃったけど、いやー、ディアネイラとプロメの対話、これにはしびれました。
ここの対話のシーンは、これまで僕も自分の感想を積み上げてきただけに、個人的にかなりしびれるところがありましたよ。
* * *
ディアネイラとプロメという、鉄の種族と銀の種族による有史以来、初めての「対話」がなされ、それを興味深く見守る双方の陣営。
そして辿り付く結論。
黄金の種族が残した意思、否、遺志。
それはスターウェイをこの宇宙に張り巡らせ、生命が行き交い、宇宙を育てることにあった。
スターウェイとは、星と星が繋がりあって出来上がるものだけではなく、人と人、生命と生命が呼び合ってもまた生まれるものである。
#人にもまたスターウェイと同じ波動があり、それは微量過ぎて気が付くことがない、ということなんだね。
そのためには手段として、種族間の諍いも已む無し。
飽くなき欲求(鉄の種族)と、高みでの安定(銀の種族)。
この高次のバランスと、ディアネイラのような存在が生まれてくるとき、この宇宙の広がりを信じた、それが黄金の種族の遺志。
ドンピシャ。
ぐはぁ、しびれた。
長かったよぉ。ここまで。
恐らく最初にこの『ヒロイック・エイジ』のテーマ部分について、スターウェイをベースに書いたのは第7話「契約」の感想が初めてだったと思うけど、そのときは本当に考えが中々纏まらなくて、迷いながら書いた感想だったけれども、自分たちが輝いて惹かれあう、新しい宇宙の在り方、という直感を信じて良かった。
(引用)
直感的には、これまでの自分たちも星の一つであり、その存亡についてはあるがままで、それがまた星を創るという考え方(従来の宇宙の在り方)と、自分たちも星のように輝いていかないといけない、存在を示すことによって、逆に惹かれあう新しい星を創るという考え方(新しい宇宙の在り方)の2つなのか?などと考えたのですが、
(中略)
スターウェーっていうのは「星の道」で、星と星をつなぐ引力の道、という風に説明されています。
で、ディアネイラの精神感応力は、人の生命エネルギーの波動を感じ取るもので、この波動がスターウェーを形作る力と同質のものという設定なんですね。
#でも人の持つ波動はあまりに微力だから計測できない。
これってやっぱり、人の生命エネルギーもそうであるならば、星と星が惹かれあうように、人と人も惹かれあう。
そういう力、というか、そういうテーマなんだよね?
それから今に至るまで、その考えをベースに感想を積み上げてきたので、今回のディアネイラとプロメの「対話」から導かれた「仮説」にはしびれましたよ。
あと、個人的にはこの戦い自体がその「仮説」に辿り付くためのもの(つまりせめぎあいの末に生まれる新たな星の道という考え方)じゃないか?というのも予想通り。
うんうん。
ディアネイラとしては、もう一つ。
イオラオスを連れて行ったことですね。
精神構造の違う異性が近くにいるだけで精神に変調をきたしていたディアネイラがテレポート能力があるとはいえ、イオラオスを連れて飛ぶ、というのは彼女の精神の成長の現われとして描かれているんですよね。
銀の種族と対話し、受け入れる可能性があるならば、まず自分の種族を受け入れる、みたいな。
これは、徐々に描かれてきたことだったんですけど、地味に凄いことなんですよね。
うんうん。
あとはノドスの「契約」ですね。
これについては、未だ2つの考え方が作中での残されていて、一つは今回の「対話」から導かれるように、相互に理解しあうことによって互いに「矛盾」していた契約に「整合」が保たれるということ。
もう1つは互いに潰しあうことによってたった1つの契約にしてしまえば「整合」がとれる、という考え方。
今はロム・ロー(を代表とした銀の種族)の黄金の種族に対する逆恨みもあって、このバランスがどう転ぶか分からない、という緊張感が続きますね。
ユティが既に(というか最初からか?)救われるべき存在、になっている点からも答えは相互理解へと進んでいるけれども、黄金の種族の残した力が存在するか、しないか、というのが一つの焦点。
個人的には何も無くても良い気がしますけどね。
#作中、仮定ではあるけれども応えは示されたわけで、それこそ新しい種族の発見とかになるんでしょうか。
あとちょいですが、じっくりと観たいと思います。
■ヒロイック・エイジ DVD3巻
だいぶ感想の間も空いちゃったけど、いやー、ディアネイラとプロメの対話、これにはしびれました。
ここの対話のシーンは、これまで僕も自分の感想を積み上げてきただけに、個人的にかなりしびれるところがありましたよ。
* * *
ディアネイラとプロメという、鉄の種族と銀の種族による有史以来、初めての「対話」がなされ、それを興味深く見守る双方の陣営。
そして辿り付く結論。
黄金の種族が残した意思、否、遺志。
それはスターウェイをこの宇宙に張り巡らせ、生命が行き交い、宇宙を育てることにあった。
スターウェイとは、星と星が繋がりあって出来上がるものだけではなく、人と人、生命と生命が呼び合ってもまた生まれるものである。
#人にもまたスターウェイと同じ波動があり、それは微量過ぎて気が付くことがない、ということなんだね。
そのためには手段として、種族間の諍いも已む無し。
飽くなき欲求(鉄の種族)と、高みでの安定(銀の種族)。
この高次のバランスと、ディアネイラのような存在が生まれてくるとき、この宇宙の広がりを信じた、それが黄金の種族の遺志。
ドンピシャ。
ぐはぁ、しびれた。
長かったよぉ。ここまで。
恐らく最初にこの『ヒロイック・エイジ』のテーマ部分について、スターウェイをベースに書いたのは第7話「契約」の感想が初めてだったと思うけど、そのときは本当に考えが中々纏まらなくて、迷いながら書いた感想だったけれども、自分たちが輝いて惹かれあう、新しい宇宙の在り方、という直感を信じて良かった。
(引用)
直感的には、これまでの自分たちも星の一つであり、その存亡についてはあるがままで、それがまた星を創るという考え方(従来の宇宙の在り方)と、自分たちも星のように輝いていかないといけない、存在を示すことによって、逆に惹かれあう新しい星を創るという考え方(新しい宇宙の在り方)の2つなのか?などと考えたのですが、
(中略)
スターウェーっていうのは「星の道」で、星と星をつなぐ引力の道、という風に説明されています。
で、ディアネイラの精神感応力は、人の生命エネルギーの波動を感じ取るもので、この波動がスターウェーを形作る力と同質のものという設定なんですね。
#でも人の持つ波動はあまりに微力だから計測できない。
これってやっぱり、人の生命エネルギーもそうであるならば、星と星が惹かれあうように、人と人も惹かれあう。
そういう力、というか、そういうテーマなんだよね?
それから今に至るまで、その考えをベースに感想を積み上げてきたので、今回のディアネイラとプロメの「対話」から導かれた「仮説」にはしびれましたよ。
あと、個人的にはこの戦い自体がその「仮説」に辿り付くためのもの(つまりせめぎあいの末に生まれる新たな星の道という考え方)じゃないか?というのも予想通り。
うんうん。
ディアネイラとしては、もう一つ。
イオラオスを連れて行ったことですね。
精神構造の違う異性が近くにいるだけで精神に変調をきたしていたディアネイラがテレポート能力があるとはいえ、イオラオスを連れて飛ぶ、というのは彼女の精神の成長の現われとして描かれているんですよね。
銀の種族と対話し、受け入れる可能性があるならば、まず自分の種族を受け入れる、みたいな。
これは、徐々に描かれてきたことだったんですけど、地味に凄いことなんですよね。
うんうん。
あとはノドスの「契約」ですね。
これについては、未だ2つの考え方が作中での残されていて、一つは今回の「対話」から導かれるように、相互に理解しあうことによって互いに「矛盾」していた契約に「整合」が保たれるということ。
もう1つは互いに潰しあうことによってたった1つの契約にしてしまえば「整合」がとれる、という考え方。
今はロム・ロー(を代表とした銀の種族)の黄金の種族に対する逆恨みもあって、このバランスがどう転ぶか分からない、という緊張感が続きますね。
ユティが既に(というか最初からか?)救われるべき存在、になっている点からも答えは相互理解へと進んでいるけれども、黄金の種族の残した力が存在するか、しないか、というのが一つの焦点。
個人的には何も無くても良い気がしますけどね。
#作中、仮定ではあるけれども応えは示されたわけで、それこそ新しい種族の発見とかになるんでしょうか。
あとちょいですが、じっくりと観たいと思います。
■ヒロイック・エイジ DVD3巻