感動の第11話からここへ繋がるまでの流れが美しくて、そして熱くて、第13話からなんだけれども遅ればせながら感想に参加です。
毎回、非常に面白いこのグレンラガンですが、今週ほんと良かった。すっごく良かったです。
これを観ちゃったらもう感想書きたくなってしまって(笑)。
物語の根幹を成すキャラはやっぱりシモン、カミナ、ヨーコ、そしてニアだと思うんですが、それぞれに見せ場があり、8話でカミナ(号泣)、10話でニア、そして感動の第11話でシモンの復活、と盛り上がりまくりなんですが、そんな中、ずっと気丈に気を張っていたヨーコ、彼女のことが心配だったんです。
その一つの見せ場にして転換期となったのがこの第13話。
ヨーコにとって、実は物凄く大きな転換点になりました。
あの笑顔がまた良くってねぇ(正直泣けた)。
■ヨーコ
元来ヨーコは基本的にお姉さん的な部分も持ち合わせていて、設定にもある通り同年代のシモンに対しては大人な態度をとっているけれども、やっぱりそこは年相応の女の子で、時折見せる脆さなんかもあるわけです。
それはやっぱりカミナの件もあるわけで、彼女にとっても彼女なりに頑張って、悲しくて悲しくて整理がつかない気持ちを一生懸命に整理しようとしたりしていたわけですよ。
で、カミナの弟分だったシモンについて、シモンはニアの助けもあって劇的な復活を遂げたけれども、まだヨーコの中では弟分であり、自分が付いててあげないとダメな子供ポジションだったんですよね。
だから、不摂生なシモンに対して
たく、いつまでたっても子供なんだから
と、引っ張って連れてっちゃうんですよね。
あたしがいなきゃダメなんだから、みたいな。
#すげー微笑ましい光景ではあるんですけどね(笑)。
さらに、倒れたロシウを見舞いながらリーロンとの会話で、
まだ子供なのにグレンに乗って、戦いの繰り返し
倒れても無理ないか
あんただって、人のこと言えないんじゃない?
私が……何?
最近ちょっと気張り過ぎなんじゃないの?って
別に…、やることやってるだけよ
と、やっぱり自分がしっかりしなきゃ的な頑張りをみせているんだけれども(そこがまたいじらしく良いんだけれど)、何気にそれを見抜いてるリーロン、なかなかに大人ポジションです。
ただのオカマではない(笑)。
この気持ちを胸に、ヨーコはかつてカミナが乗っていたグレンに乗り込むわけです。
そこにはもちろん弟分(と自分が思っている)のシモンに対して、あたしがついていなくっちゃ、くらいの気概で。
まるで何か気持ちの整理を自分の中で一生懸命つけるかのように。
■成長する少年とヨーコの転換点
シモンはですね、やっぱり激闘の第11話を抜けて、少年から青年に成長していくステップを確実に登り始めてるんですよね。
でもヨーコ的には、うすうす気付きながらも、何となく実感が湧かない、そんな感じ。
そこで出撃する二人、そして現われるヴィラル、その戦い。
その戦いの中で、シモンは既に少年から青年になる片鱗を見せてるんですよね。
ヴィラルが宿敵カミナを熱望して、
カミナはどこへ行ったー!!
と叫ぶわけです。
そこに、
兄貴は……、兄貴なら、死んだよ
と。
以前のシモンはカミナを失ったことで自責して、受け入れようとして受け入れきれなくて、自暴自棄になっていたわけじゃないですか。
その少年が、しっかりとカミナの現実を受け止めて、そしてしっかりと敵対する男の目を見て答える。
くー、しびれる。
それをみて意気に感じるヴィラル
貴様、名は?
と、ライバルとしてこの瞬間認めるわけですよ。
そして、
シモン
と答える。
このときのまっすぐな目は少年から青年に変化していく、そんな男の子の成長を現すにぴったりの表情でしたよ。
しびれる。
それでもヨーコはやっぱりシモンが心配で、
シモン、一人じゃ……
と声を掛けるけれども、
大丈夫
ヨーコ、俺が守るから
ですよ。
大丈夫
ヨーコ、俺が守るから
ですよ!!
キタ!!
いつも守ってあげてると思っていた少年から、いつのまにか男の子は成長して大きくなっているんですよ、そんな少年が「守るから」ですよ。
熱い、熱いよ!!
そしてバトルシーンもクライマックス。
ここでヨーコにとって、あるひとつの現実を受け入れる瞬間、あるひとつの転換点を迎えるわけです。
そっかぁ、本当に一人でも戦えるんだ……
弟的存在だと思っていた少年から、しっかりと自分の足で歩くようになった男へ変化していく、そんな瞬間を目の当たりにするんです。
お見事。
これまで12話かけて積み重ねてきた物語を、この1話で本当にうまーく表現されています。しかもすげー丁寧だよ。
いいねぇ、ほんといいねぇ。
■ヨーコの新たなる第1歩
戦闘の後、輝く夕日を前に、シモンとヨーコの会話、そしてそこで見せる表情がまた最高でした。
もう何回もそこだけ観ちゃったよ。
何とか、追い返せたね
ねえシモン、知ってた?
私ね、カミナが好きだったんだよ
うん、知ってたよ
そっか
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
このシーン、ほんと最高。
ヨーコのみせる表情が素晴らしくて。
この瞬間ってきっと、ヨーコにとって、いろんなもの(カミナの死やシモンの成長とか)を受け入れて、いろんなことを吹っ切って、今まで気丈にしてきた気持ちを取っ払って、そして前へ進むための心の整理をつけることができる、そんな瞬間だったんじゃないかなぁ。
これまでずっと張り詰めていたヨーコの気持ちが、この瞬間フッと氷解して軽くなったような、初めて素直になれた、そんな瞬間。
観ているこっちの気持ちも軽くなりましたよ。
あー、良かったよ~。今回はヨーコのための、ヨーコの気持ちを救ってあげる回なんだよね。うんうん。
あと、今回の勝利は、大グレン団、全員で掴んだ勝利なんです。
だから価値があるんです。
ああ、大グレン団の奴らって温かい奴らばっかりだなぁ(涙)。
ほんとこの30分面白かった~。
■もう一人の転換点 ヴィラル
最近ではほぼギャグ要員と化していたヴィラルですが、そんなヴィラルが見せた意地、プライド。
無理を通して、道理を蹴飛ばす、まるでグレン団かよ!!みたいな。
そんな意地が貫いたのは、螺旋王の興味。
この熱い男の復活もまた楽しみです。
いやー、一気に書いちゃったけど、久々に感想書いてて楽しかったです。
やっぱり少年の成長物語に弱いなぁ、自分。
後はニアの転機となった第10話、そしてシモンの転機となった第11話、時間があれば是非ここの感想も書きたいですね。
くぅ、時間次第か。
今回は、ヨーコにとって大きな転換点となった瞬間であり、シモンとヨーコの関係性が変化し始める瞬間であり、ヴィラルが変化する瞬間であり、そして僕がDVD購入を決めた瞬間でした(笑)。
■天元突破グレンラガン1 (完全生産限定版)
■空色デイズ(グレンラガン盤)
毎回、非常に面白いこのグレンラガンですが、今週ほんと良かった。すっごく良かったです。
これを観ちゃったらもう感想書きたくなってしまって(笑)。
物語の根幹を成すキャラはやっぱりシモン、カミナ、ヨーコ、そしてニアだと思うんですが、それぞれに見せ場があり、8話でカミナ(号泣)、10話でニア、そして感動の第11話でシモンの復活、と盛り上がりまくりなんですが、そんな中、ずっと気丈に気を張っていたヨーコ、彼女のことが心配だったんです。
その一つの見せ場にして転換期となったのがこの第13話。
ヨーコにとって、実は物凄く大きな転換点になりました。
あの笑顔がまた良くってねぇ(正直泣けた)。
■ヨーコ
元来ヨーコは基本的にお姉さん的な部分も持ち合わせていて、設定にもある通り同年代のシモンに対しては大人な態度をとっているけれども、やっぱりそこは年相応の女の子で、時折見せる脆さなんかもあるわけです。
それはやっぱりカミナの件もあるわけで、彼女にとっても彼女なりに頑張って、悲しくて悲しくて整理がつかない気持ちを一生懸命に整理しようとしたりしていたわけですよ。
で、カミナの弟分だったシモンについて、シモンはニアの助けもあって劇的な復活を遂げたけれども、まだヨーコの中では弟分であり、自分が付いててあげないとダメな子供ポジションだったんですよね。
だから、不摂生なシモンに対して
たく、いつまでたっても子供なんだから
と、引っ張って連れてっちゃうんですよね。
あたしがいなきゃダメなんだから、みたいな。
#すげー微笑ましい光景ではあるんですけどね(笑)。
さらに、倒れたロシウを見舞いながらリーロンとの会話で、
まだ子供なのにグレンに乗って、戦いの繰り返し
倒れても無理ないか
あんただって、人のこと言えないんじゃない?
私が……何?
最近ちょっと気張り過ぎなんじゃないの?って
別に…、やることやってるだけよ
と、やっぱり自分がしっかりしなきゃ的な頑張りをみせているんだけれども(そこがまたいじらしく良いんだけれど)、何気にそれを見抜いてるリーロン、なかなかに大人ポジションです。
ただのオカマではない(笑)。
この気持ちを胸に、ヨーコはかつてカミナが乗っていたグレンに乗り込むわけです。
そこにはもちろん弟分(と自分が思っている)のシモンに対して、あたしがついていなくっちゃ、くらいの気概で。
まるで何か気持ちの整理を自分の中で一生懸命つけるかのように。
■成長する少年とヨーコの転換点
シモンはですね、やっぱり激闘の第11話を抜けて、少年から青年に成長していくステップを確実に登り始めてるんですよね。
でもヨーコ的には、うすうす気付きながらも、何となく実感が湧かない、そんな感じ。
そこで出撃する二人、そして現われるヴィラル、その戦い。
その戦いの中で、シモンは既に少年から青年になる片鱗を見せてるんですよね。
ヴィラルが宿敵カミナを熱望して、
カミナはどこへ行ったー!!
と叫ぶわけです。
そこに、
兄貴は……、兄貴なら、死んだよ
と。
以前のシモンはカミナを失ったことで自責して、受け入れようとして受け入れきれなくて、自暴自棄になっていたわけじゃないですか。
その少年が、しっかりとカミナの現実を受け止めて、そしてしっかりと敵対する男の目を見て答える。
くー、しびれる。
それをみて意気に感じるヴィラル
貴様、名は?
と、ライバルとしてこの瞬間認めるわけですよ。
そして、
シモン
と答える。
このときのまっすぐな目は少年から青年に変化していく、そんな男の子の成長を現すにぴったりの表情でしたよ。
しびれる。
それでもヨーコはやっぱりシモンが心配で、
シモン、一人じゃ……
と声を掛けるけれども、
大丈夫
ヨーコ、俺が守るから
ですよ。
大丈夫
ヨーコ、俺が守るから
ですよ!!
キタ!!
いつも守ってあげてると思っていた少年から、いつのまにか男の子は成長して大きくなっているんですよ、そんな少年が「守るから」ですよ。
熱い、熱いよ!!
そしてバトルシーンもクライマックス。
ここでヨーコにとって、あるひとつの現実を受け入れる瞬間、あるひとつの転換点を迎えるわけです。
そっかぁ、本当に一人でも戦えるんだ……
弟的存在だと思っていた少年から、しっかりと自分の足で歩くようになった男へ変化していく、そんな瞬間を目の当たりにするんです。
お見事。
これまで12話かけて積み重ねてきた物語を、この1話で本当にうまーく表現されています。しかもすげー丁寧だよ。
いいねぇ、ほんといいねぇ。
■ヨーコの新たなる第1歩
戦闘の後、輝く夕日を前に、シモンとヨーコの会話、そしてそこで見せる表情がまた最高でした。
もう何回もそこだけ観ちゃったよ。
何とか、追い返せたね
ねえシモン、知ってた?
私ね、カミナが好きだったんだよ
うん、知ってたよ
そっか
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
。・゜・(ノД`)・゜・。
このシーン、ほんと最高。
ヨーコのみせる表情が素晴らしくて。
この瞬間ってきっと、ヨーコにとって、いろんなもの(カミナの死やシモンの成長とか)を受け入れて、いろんなことを吹っ切って、今まで気丈にしてきた気持ちを取っ払って、そして前へ進むための心の整理をつけることができる、そんな瞬間だったんじゃないかなぁ。
これまでずっと張り詰めていたヨーコの気持ちが、この瞬間フッと氷解して軽くなったような、初めて素直になれた、そんな瞬間。
観ているこっちの気持ちも軽くなりましたよ。
あー、良かったよ~。今回はヨーコのための、ヨーコの気持ちを救ってあげる回なんだよね。うんうん。
あと、今回の勝利は、大グレン団、全員で掴んだ勝利なんです。
だから価値があるんです。
ああ、大グレン団の奴らって温かい奴らばっかりだなぁ(涙)。
ほんとこの30分面白かった~。
■もう一人の転換点 ヴィラル
最近ではほぼギャグ要員と化していたヴィラルですが、そんなヴィラルが見せた意地、プライド。
無理を通して、道理を蹴飛ばす、まるでグレン団かよ!!みたいな。
そんな意地が貫いたのは、螺旋王の興味。
この熱い男の復活もまた楽しみです。
いやー、一気に書いちゃったけど、久々に感想書いてて楽しかったです。
やっぱり少年の成長物語に弱いなぁ、自分。
後はニアの転機となった第10話、そしてシモンの転機となった第11話、時間があれば是非ここの感想も書きたいですね。
くぅ、時間次第か。
今回は、ヨーコにとって大きな転換点となった瞬間であり、シモンとヨーコの関係性が変化し始める瞬間であり、ヴィラルが変化する瞬間であり、そして僕がDVD購入を決めた瞬間でした(笑)。
■天元突破グレンラガン1 (完全生産限定版)
■空色デイズ(グレンラガン盤)