蒼穹のぺうげおっと

-PEUGEOT in the AZURE- マンガ・小説・アニメの感想を書き流すファフナーとエウレカ好きのサイトです

コミックバトン

2005-07-08 12:45:01 | コミックス 感想
先日のミュージカルバトンに引き続き、コミックバトンなるものがパステル屋さんから回って参りました。

生来のマンガ好きですから、バトンが回ってこなくても勝手にお勧めマンガとかは紹介してしまうのですが、今回はバトンのフォーマットに従って紹介させて頂きたいと思います。

■コミックバトンとは?
先日のミュージカルバトンのマンガ版ですね。

コミックバトンとは?
出典:はてなダイアリー

■質問の内容は?
1.Total volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数)

2.Comic thought to be interesting now(今面白い漫画)

3.The last comic I bought (最後に買った漫画)

4.Five comic I read to a lot, or that mean a lot to me (よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画)

5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5名)

ということで早速始めたいと思います。

■本棚に入ってる漫画単行本の冊数
今家にあるのは100冊くらいですかね。
結婚して子供とかいると本を置くスペースを確保するのにマジで苦労します。

実家には500冊程度。
ほぼ実家を物置に使っています(笑)。

■今面白い漫画
これはたくさんありすぎて紹介しきれないなぁ。
しかし、個人的趣味で紹介させて頂くならば今はやっぱりこれかな。


魔法先生ネギま!

マガジンを読むときもこのネギま!とエア・ギアを一番楽しみにしてます、最近。
赤松先生の緻密な計算と、やっぱりハッピーじゃないとね、みたいなポジティブ萌が素晴らしい。
それでいて、きちんとメッセージ性みたいなのも控えめに主張されているあたり、恐るべしと言いたいところです。

後は、ジャンプから「魔人探偵脳噛ネウロと「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」ですかね。

あと、こっそり「仮面のメイドガイ」を入れておきます(笑)。

■最後に買った漫画


交響詩篇エウレカセブン (1) DVD付限定版

僕が個人的に今一番面白いというか、見応えのある作品だと思っているのが「交響詩篇エウレカセブン」ですね。

もちろん、7/22に発売されるDVDも既に予約していますが、7/26に発売されるコミックスの「交響詩篇エウレカセブン (1) 通常版」ももちろん購入予定です。
初回限定には入っていない書き下ろしが入っているという噂で、その辺上手いな、しっかり買いますから(笑)。

後は、今更紹介というのもありますが、コレも買ってます。


げんしけん 6 特装版
#イメージ画像は特装版だけどリンク先は通常版です。

特装版についていた、名だたる作家さんが集合して執筆した同人誌、これが最高で、今週のマガジンの絶望先生では久米田先生も自分の執筆分をネタとして使う技を見せ付けてくれましたし。

そしておそらく本日購入予定なのが、


舞-HIME (4)

第3巻の発売から結構間があいた気がしますが、待っておりました。
ゲームも発売されたし、続編も決まってるし、まだまだ終わらんよ、という感じですね。
楽しみです。

■よく読む、または特別な思い入れのある5つの漫画

5つあげる、というのは非常に難しい・・・。多すぎて。
ということで、これは随時紹介したいと思いますが、とりあえず今すぐに思いつくものから5つ、紹介したいと思います。

■永野護:ファイブスター物語

ファイブスター物語

僕は永野護先生の大・大・大ファンなんですね。
エルガイムの時から大好きだし、つい最近「劇場版 Zガンダム 星を継ぐ者」を見ましたが、やはり永野デザインは最高にカッコいいと思いましたよ。
そしてこの「ファイブスター物語」は全巻初版で持っているほど大好き。
年表や設定集を読み返しては、いつも新しい発見をしてしまう。
掃除のときに一冊でも手にとってしまうと全巻読んでしまう、そういう恐ろしさがありますね。

もう連載が終わるのが先か、永野先生がくたばるのが先かという様相を呈していますが、それでもファンは新刊を心待ちしております。
先生のHPで12巻は年末みたいなことが書いてありましたが、年度末くらいの気持ちでお待ちしておりますから(笑)。

■士郎正宗:アップルシード

アップルシード

永野先生のファイブスター物語と並んで、中学時代に超衝撃を受けた作品がこの「アップルシード」。

つか、マジですごい(難解な)ストーリーで、当時何度も読み返しては一コマに込められた意味をいろいろ考えたものです。
今読んでも新しい発見をしてしまうところなんかは「ファイブスター物語」にも通じるところがありますね。

■二ノ宮知子:のだめカンタービレ

のだめカンタービレ
#イメージが最新刊の12巻ではなく11巻なのは、単に僕の趣味です(笑)。

恐らく僕が初めて購入した女性マンガ。
し・か・し、これは男女問わず最高に面白いです&無条件にお勧めです。

クラシックを題材にした作品ということ自体珍しいですが、実際クラシックを知らなくてもまったく問題ないし、なんならこの際クラシックのCDでも試しに買ってみてはいかがでしょうか?というくらいとっつきやすいです。

つか、そういうことよりも、内容が素晴らしくて、他人とのコミュニケーションの取り方や、演奏を通じて人がどう考えているのかを知っていくことや、音楽に対する情熱そのものに感銘を受けたりと、珠玉の相互理解・自立成長ストーリーだったりするわけで、ここが音楽の素晴らしさを通じてストレートに表現されているところが本当に素晴らしい。

これは本当にお勧めなのです。

■ひぐちアサ:おおきく振りかぶって

おおきく振りかぶって

これも野球を題材にしていますが、珠玉の相互理解・自立成長ストーリーです。
マジで面白い、感動します、お勧めです。

もうすぐ夏の甲子園も始まりますし、第4巻は7/22発売だし(エウレカセブンと同じだ)、夏が始まりますね~。

アンダンテの瑞樹さんの言葉を借りれば

「日本の夏 おお振りの夏」

なのです。
どうか皆さん、もしよかったらこの夏はおお振りにはまってくださいませ。

■大暮維人:天上天下

天上天下 13

これは完全に僕の趣味の世界です(笑)。
大暮先生の作品は好き嫌いがはっきり分かれる傾向にあるのであえてお勧めしないんですが(笑)、僕は大暮作品大好きなんですよね。
・・・つか、エア・ギア含めて絵が上手すぎる。

特に最近の天上天下はエア・ギアの連載を始めた影響もあると思うのですが、破綻しそうになっていた(笑)ストーリーがきれいに纏まってきた感じもあって、シンプルな方向へ振っているのが非常に良い感じですね。

エア・ギア、天上天下ともに大好きなのです。

■塀内夏子:オフサイド

オフサイド (15)

・・・ん、5つのはずが6つめだ(笑)。
なかなか5つでは収まらんよ(って開き直りだ)。

サッカーマンガってたくさんあるんですが、今でも好きなのがこの「オフサイド」。
今考えると、現代サッカーとはちょっと違うんですが、当時はまさにこういう感じのサッカーだったと僕は思います。

で、この「オフサイド」、今読んでも泣きます。
どこで泣くか?と問われたら、

そりゃ織田さんが引退するときだろう

と迷わず答えます。
いや、号泣です。

Jドリームでも本橋さんの引退とか、本郷さんの引退とか、渋めの選手のクライマックスは何度も泣かされてきた。
塀内先生は女性なんですが、ほんとうに心理面良く分かってるなぁとしみじみ思っちゃいます。

以上、お勧めの6つでした。

■バトンを渡す5名

そろそろこのバトンシリーズも盛りを過ぎてきた頃なんで、もう渡して行くってのもどうかなと。

ってことで、SnowSwallowのYukimiさん方式でここにバトンを4本置いておきます。


                  | | | |

ご自由にお持ちください(笑)。

■バトンを持っていってくださった方、ありがとうございます。
黄昏草の咲く頃の黄昏さん

グッドサイクルはこう回す!

2005-06-03 15:54:54 | コミックス 感想
今は動けない それが定めだけど

諦めはしない もう目覚めたから


(-Z 刻を越えて-より)

訳:寝坊して遅刻したけど、昼から出社しますた。

*  *  *

最近雨が多いですね。
雨が降ると何が困るか?というと、僕の場合靴。
現在5足のビジネスシューズを使いまわしているわけですが、基本的に靴底は革のものを愛用しているため、雨が降るとやはり嫌ですね。

例えば、
雨が降る→靴が濡れる→手入れしない→革が痛む→靴の寿命が減る→綺麗な靴が欲しい→買い換える

という、結局靴を大事にしないバッドサイクルにはまり、余計な出費を強いられることになります。

このバッドサイクルを改善するためのレバレッジポイント(てこの原理の作用点)はどこか?と考えると、実は「手入れする」というところにあると仮定します。

その改善アイテムとして投入するのが「シュー・キーパー」。
シュー・キーパーには2つの直接的効果があって、

1.その名の通り靴の形を整えてくれます。
2.湿気を取り除いてくれます(ゆえに雨の後は必須)。
  #もちろんその場合、木製のシュー・キーパーを使うことが前提です

さらにこれを使うと副次的効果として、こんな効果があります。

1.靴の状態に気を使うようになる
2.気になるからお手入れするようになる
3.お手入れするようになると愛着が湧く
4.愛着が湧くから大事にする
5.長持ちして出費を抑えることができる

そう、こんなグッドサイクルを回すことができるわけです。
ああ、シュー・キーパーって素晴らしい。

*  *  *

さて、今朝の光景。

今は動けない それが定めだけど
(眠くて動けない 金曜日の朝は疲れのピークでだいたいそんなもん 二度寝はヒトの定めだろう)

諦めはしない もう目覚めたから
(気付いたら始業時間だった(泣) 1日休もうかと思ったけれど目が覚めちゃったから諦めずに午後から行くか)

この後すぐ起きればよかったのですが、たまたま購入した「NHKへようこそ!」が手元にあったんですね。何故か。
この後の行動はこんな感じ。

1.午後からの出社を決めて、すでにダレている。
2.「NHKへようこそ!」を読んで、岬ちゃんカワイイとか思いながら更にダメダメな感じになってみる。
3.なんか個人的にネガティブキャンペーンとか張ってみようかなと思ったり思わなかったりする。
4.第3巻は出たばかりだからもう一回読んでみたりする(駄目さ加減MAX)。
5.昼も間に合わない時間になりそうなので、ネガティブモードで嫌々出社する。靴は綺麗。

こんなダメーなバッドサイクルに陥っていたのですが、意外なところにレバレッジポイントというか、改善ツールというものがあるから世の中不思議です。

出社の準備を整え、さらにネガティブキャンペーンを張るべく、書店に立ち寄り「NHKへようこそ!」に挟まっていた奇妙なチラシに惹かれて買ってしまったのが「仮面のメイドガイ」

何となく堕ちてみたいなぁ~と思って買ってしまった「メイドガイ」。
つか、男のメイドさんて何だよ!と思う「メイドガイ」。
執事じゃないのかよ!と思ったけどそれは「ハヤテ」だなと冷静に思ってしまった「メイドガイ」。

かくして一読。

そして爆笑。

あまりのありえなさに、かな~り笑ってしまいましたよ。

ここでネガティブキャンペーン展開中だった僕に不思議な変化が。

あまりの「メイドガイ」のバカさ加減に、何かが綺麗に吹っ切れたようで、何か普通に仕事やる気が沸いてきました。
つか、むしろめちゃめちゃ仕事やる気になっちゃってます。
つか、会社ついていきなりのトラブルもほんとに即時解決しちゃいました。
すげー、「メイドガイ」パワー(笑)。

気が付いたら、バッドサイクルがいつの間にかグッドサイクルに変わっていたのですが、世の中何が起こるか分かりませんね。
ああ、「メイドガイ」って素晴らしい。

*  *  *

何となく全て解決したような気がしているのですが、自分の人間性自体はどんどんバッドサイクルにはまっていることには(一生)気が付かないことにしたいと思います。

皆様、雨の多い季節になりますが、体調や精神のケアもお忘れなきよう。
では、ごきげんよう。

『PLUTO(プルートゥ) 第2巻』 感想

2005-04-27 12:58:14 | コミックス 感想
ずっと発売を心待ちにしていた作品の一つである「PLUTO」の第2巻、早速購入してきましたよ。

当ブログでは「PLUTO」の第1巻を昨年の「超個人的お勧めマンガ」企画で第1位として推薦させて頂いたほど気に入っておりまして、第2巻も期待を裏切らない出来になっております。

但し、第1巻がミステリーエンタメ的な要素を踏まえつつ、ロボットと人間の相互理解をテーマを惜しみなく描いたのに対して、第2巻はミステリー部分に重きを置いています。
ゆえに個人的には第1巻の方が好みではあるのですが、浦沢先生の「MONSTER」、「20世紀少年」で培ったミステリエンタメは読み応え十分です。

「PLUTO」知らないよ、という方のために少しだけ事前知識を。
原作は手塚治虫先生の「鉄腕アトム」、それを「MONSTER」、「20世紀少年」など数々のヒット作を持つ浦沢直樹先生がリスペクトを込めて大胆にアレンジした作品に仕上がっています。
ロボットと人間の相互理解、そしてミステリーとかなり読み応え十分な作品です。

基本的にはロボットが人間を理解しようとする姿勢の裏に見える、人間本来の人間らしさにスポットを当てるという手法がやはり素晴らしく、手塚先生と浦沢先生というタッグは本当に素晴らしい作品を生んでくれていると思います。

ロボットが人間を理解しようとする姿を人間の「正」の部分、そして本当の人間たちがロボットに対する思いが人間の「負」の部分を描いている構成を取っているのが皮肉が利いているというか、まさにそこが狙いなんだと思うのですが、第1巻のノース2号でやってくれたように、互いの歩みより、こういうストーリーが恐らくラストに向けて紡がれていくのではないか、と大いに期待しております。

「正」と「負」の融合、ここにこそ人間らしさがあると思うし、是非そういう描写がみたいですね。
#ちなみに管理人は第1巻のノース2号で号泣しております。

第1巻のラストカットがアトムの登場だったのですが、第2巻のラストは「あの子」の登場です。
誰か?は読んでからのお楽しみです。

■参考(二回も感想書くほどお気に入りだったりします)
2004年 超個人的お勧めマンガ 第1位『PLUTO』

『PLUTO』感想


PLUTO 2(豪華版)
価格:¥1,500円(税込)

今回は豪華版も良いですが、
通常版でも良いかもしれません。
豪華版特典はシールです。



天上天下 第13巻

2005-04-20 12:35:48 | コミックス 感想
待ちに待っておりました「天上天下 13巻」、一日千秋の思いでしたよ。

大暮先生の大ファンであると公言して憚らない私ですが、エア・ギア、そして天上天下の連載を抱え、毎週、毎月、この超美麗絵をもの凄いクオリティーで繰り出してくる大暮先生はマジ凄いと思います。

今回も表紙、そして見開きカラーページの美しさに完全ノックアウト。
新キャラも登場、復活キャラも登場、燃えまくりです。
#新キャラの志鶴ちゃん、イイです。とてもイイです。
#無意味に下穿いてないとことかもう最高で(殴)。

最初の頃に広げた風呂敷は物語の構成が破綻しちゃったかなぁと思ったときもあったのですが、エア・ギアの連載開始が非常に良い方向に作用したような気がしますね。
シンプルな方向へ向けるポイントが絞られたというか、掴むポイントを心得たみたいな感じです。
エア・ギアが少年誌向けなんで、大暮先生結構我慢してると思うんですが、天上天下では我慢した分エ○さを解放みたいな。
#でも絶対それでもかなり我慢していると思われる(笑)。
つか、ファンとしてはずっと掴まれまくりですけど。

気が向いたらもうちょっと読み込んで今後の予想とか、考察とかやってみたいんですが、とりあえずこれだけ。
凪がモテモテ路線に行くのはアリだと思います。
#最終カットで光臣が「ガーン」となってコミカルキャラになってるのが微笑ましいです。
#さらに真夜がその後Pinky Streetのキャラになってるのも良いです。
#で志鶴ちゃん、イイです。
#つか、円がめちゃ可愛く見えます(誰でも良いんですか?ハイ、大暮キャラは全部美麗なので大好物です)。

いやー、次はいつですか?次は?
発売日翌日にしてもう待ちきれません。
#コミックス派なのでウルジャン買わないんですが、天上天下用の替え表紙のためだけにウルジャン買おうかな・・・。
#ちなみにマリみての『イン ライブラリー』の替え表紙は職場のお姐さんからこっそり頂きました。ありがとうございます。


天上天下 13
価格:¥530 (税込)


表紙の円がまた可愛い
新キャラの志鶴がまた可愛い
真夜は相変わらず美しい
亜夜はまた成長しました(どこが)
新キャラの犬江もなかなかです
#女性キャラしかコメントしてませんね
#つか大暮女性キャラ最高です



のだめ エイプリルフール

2005-04-01 10:05:17 | コミックス 感想
ぎゃぼー!(挨拶)。

今日はエイプリルフールなわけですが、最近驚いた話をひとつ。

昨年度読んだマンガの中で恐らく個人的に一番面白かったと思う作品が『のだめカンタービレ』。
クラシック音楽を題材とした珍しい作品ですが、笑いあり、感動あり、笑いあり、そして溢れるほどの音楽への情熱ありと男女問わずお勧めの作品なのであります。
丁寧な心理描写や一人として捨てキャラを作らない作者の愛情の深さ、作者の入念な取材に基づいた構成力などなど、私、この作品を諸手を挙げて絶賛しております。

そんな本編ではパリ留学編に突入し、コミックスも11巻を数えることになりました。
#もうすぐ12巻かな。
ヨーロッパでののだめと千秋の活躍が楽しみな「のだめ」ですが、パリ留学編に入って随分経つというのに、今頃あることに気が付きました。

パリ留学編の現地取材協力してる人、友人だった・・・。
しかもフランクのモデルになった人も間接的に知ってる人だった・・・。

世界、狭っ!!

という話は嘘です。

・・・という話の中に嘘があるんですが、さてどこでしょう。
#ヒント:1文で9文字の個所です。

久しぶりに友人にメールしたりしたのですが、元気そうでなによりでした。
友人曰く「二ノ宮先生の作品に対する徹底した情熱の入れようは感動の領域」とのこと。
うーん、深く納得です。
『のだめカンタービレ』、本当にお勧めです。


のだめ カンタービレ(11)
価格:¥410 (税込)
パリ留学編 こんどはのだめ試練の時?



皆様、くれぐれもお忘れなきよう

2005-02-23 01:29:04 | コミックス 感想
やっぱりジュノーンは前期型が美しい。

ウリクルの最期は何度読んでも悲しい。

これでピンと来た方には既にご存知の方も多いかと思いますが、もうすぐ発売ですよ、アレが。


ファイブスター物語 第2巻
2005 EDITION

価格:¥1,470(税込)
2/26発売


全75ファティマの最新データを掲載した
カラー80ページに及ぶスリーブノートが
追加されているらしい




最新刊は待てども待てども刊行される気配はありませんが、それでもやはり買ってしまうのがファン心理というもの。
つか、そこに迷いなどあるはずもなく、むしろなりふり構わず買います。
ちなみに管理人は第1巻から全て初版で購入するほどファイブスター物語大好きです。
#ファティマも75人まで出たのかと思うと感慨深いものがありますな。

前期型ジュノーン好きにとっては、エンゲージの登場は嬉しいような嬉しくないような微妙な気持ちなんですけど。
でも実は、ほんとのところは素直に嬉しい。
つかやっぱカッコイイですよ。エンゲージ超好き。
#第2巻には出ないけどね。
#クラウドスカッツも大好き。
#つまりあれだ、エルガイムが基本的に好きなんだ、自分。

お勧めマンガ紹介 『ダーリンは外国人』

2005-01-31 22:11:53 | コミックス 感想
今月は『おおきく振りかぶって』の3巻とか『のだめカンタービレ』の11巻だとか秀作が多くて大満足していたんですが、1月も最後という日にもの凄く面白いかつ非常に感慨深いマンガを読んでしまいました。
最近新聞や雑誌等でも紹介されているので、ご存知の方も多いかもしれませんがこれは手放しでお勧めしたいというほど良かったマンガ、それはこちら。


小栗佐多里
『ダーリンは外国人』(1)



タイトルの通り国際結婚をした二人が一緒に生活するなかで何気ない違いや、価値観の違いを面白おかしく、そして独特のふんわりとしたタッチで紹介しているマンガです。
語り口調や絵柄、全てツボなんですが、面白いだけじゃなくて「違っていること」について、そしてそれを「理解」して「受け入れる」ことが非常に大事なんだよ、ということを教えてくれる秀作だと思います。

■国際結婚とはどういうものか?
というのを紹介するのが第1巻なんですが、個人的には第2巻に感銘を受けました。
僕個人が思うには、このマンガを「国際結婚ってどうよ?」というのを期待して読むと外れるかなと。
それよりもむしろこのマンガが素晴らしいと思うところは、ほのぼのした生活の中で語られる「違っているのは当たり前」とお互いが認識していて、その中で互いに理解できる点を探したり、楽しく過ごすためにはどうしたらいいのか?というのを時には喧嘩しつつも自然に探せている点が素晴らしいなと。
うちのブログを見て頂いている方はガンダムSEED DESTINYを観ている方も多いと思うのですが、そのテーマの主軸となっている「相互理解」ってどういうことか、というのがこういったほのぼのしたマンガの中に散りばめられているんですよ。
いや、これほんと面白いです。

■旦那さんのトニーは語学オタク
このトニーという旦那さんが非常に変わっていて面白いわけですが、またそんな彼が語学オタクというのが激しくツボ。
日本語のこういうところが美しいとか、こういうところが難しいとか、まじめに(傍からみたら面白く)語るわけですが、こういった外国人の視点から日本語や日本の文化を見直すってのは新たな発見があって非常に面白いんですよ。
普段私たちがどういう視点で見られているかというのをふと考えてみるのも面白いですよね。

■マンガ読みとしてはこれは主張したい
著者である奥さんはマンガ家さんなんですが、当然の如くトニーのお友達なんかと合うとその中にはマンガ批判をする方がいるわけですね。
この話はよく聞く話で「マンガは子供が読むもの、日本では電車の中で大人がマンガを読むのはおかしいだろ、自分の母国では考えられない」ってやつですね。
これについては私も持論があるのですが、この著者は「日本のマンガを読んだことが無い人ほど日本のマンガに文句を言う人が多い」という意見に非常に賛成したいところ。
つか、これはマンガに限った話ではないんですが、「無知」であることは罪にはならないけれど「知ったかぶり」して相手を非難することは罪にあたると思うわけです。
この辺、トニーも同じことを言ってるんで非常に納得。
相手のこと(文化など含む)よく知りもしないのに、自分の意見だけ通そうとする人がごくまれにいるんですが、僕は基本的に相手にしないことにしています。
それでも食って掛かるようなら論殺することにしていますけど、あまり気分が良いものではないのでお勧めはしません。
#話はそれますが、詭弁に騙されないような論理思考を身に付けるならあいばさんが紹介している『論理トレーニング』などの記事を読んでみると良いですよ。
ということでマンガ最高です(全然論理的じゃねぇ)。

■そう言えば・・・
僕は最近仕事で中国の方と毎日のように打ち合わせをしているんですが、一緒にプロジェクトを成功させようと思うなら互いに理解しあおうとすることがやっぱり大事、つかそうしたから苦しい状況を打破することができたと思うんですよ。
こういうののバックグラウンドには学生時代に何度かホームステイした時のホストファミリーがそういう「違っている点」を尊重してくれたということにあるのかな、なんて思うんですがその時受けた恩を今違う形で違う人たちに返せているのかな、とも思ったり。

■ということで
このマンガほんとにお勧めです。
そして最後に語学オタクであるトニーの名言をご紹介したいと思います。

抜かれるなら、度肝が良いよね(トニー)


小栗佐多里
『ダーリンは外国人』(1)



小栗佐多里
『ダーリンは外国人』(2)



おお振り、やっぱり面白いよ!

2005-01-24 13:06:44 | コミックス 感想
先日、会社の仲間、後輩たちとフットサルをやったんですが、若いメンバーが多く集まった結果半分近くが80年代生まれの新入社員で、正直自分の年齢をこれほど痛感したことはなかったですね。
つか、Jリーグユース出身者とかそれ人間の動きじゃないよ。

とまあ、自分の反応速度が落ちてるよ、という前フリをしつつ、超個人的お勧めマンガ第3位で紹介した『おおきく振りかぶって』の第3巻が発売されましたね。
今回もか・な・り面白くて、チーム発足の展開が描かれた1巻・2巻、3巻からはライバルとなっていくチーム、メンバーが紹介されたりして、益々面白くなっていく予感がひしひしと伝わってきました。
また感想は後日書こうかと思います。

で、何が言いたかったかと言いますと、私が日参している「アンダンテ」さんで、『おおきく振りかぶって』でもやっていた「チャレンジ!周辺視野!」をご紹介されていたのですよ。
ルールは簡単で、1~25までの数字を指差ししながら数えてそのスピードを競う単純なゲームなんですが、これがまた・・・。
む・ず・か・し・い・よ!!

10回ほど頑張りましたが20秒切れない・・・、田島くんの7秒9はどういうことですか・・・。
つか、瑞希さん14秒8って速!!
#コメント欄のえんぜる・ごぜんさんも17秒8・・・。駄目だ・・・、寄る年波には勝てん・・・。

ということで、皆さんもチャレンジしてみては如何でしょうか?
#まじで7秒9とか神の領域ですから。

>瑞希さんへ
脳内おお振り祭り、伝染したみたいです(笑)。

おおきく振りかぶって 第3巻
アフタヌーンKC
ひぐちアサ
価格:¥540(税込)

蒼穹のぺうげおっと55における
2004年超個人的お勧めマンガ第3位です。
ほんと面白いです。




『のだめ カンタービレ 第10巻』感想

2005-01-12 12:30:00 | コミックス 感想
明日13日が確か『のだめカンタービレ』の11巻発売日だと思ったので、(自分の)気分を盛り上げるために第10巻の感想を少し。

感動的な国内編を終了して、第10巻からは留学編、しかも舞台はパリです。
飛行機恐怖症で自分の殻に閉じこもっていた千秋と、留学に興味も無く幼稚園の先生になるのが夢だったのだめが、パリの街を並んで歩いているというのはある意味感慨深いです。

■基本的な構成は
国内編の出だしと同じで、千秋の挫折?から始まっていきます。
しかし、既に一度同じ過ちをやっているので、今回の立ち直りは早そう、というか既に立ち直っていて、演奏の場に飢えているという感じでしょうか。
読者としても千秋のリベンジが見たくてしょうがないところです。

■新しい展開として
千秋にライバルが登場してきます。
指揮者という立場ではシュトレーゼマンという師匠は除いて、初めてのライバルだと思います。
成長にはライバルはつきもの、黒の千秋に対して、白のジャン、二人の対決・成長がみものです。
個人的には敵対というより、共存・競争の関係で描いて欲しいところ。

■そしてのだめは
語学という壁を持ってくるかなと思ったら、それはあっさりクリア。
さすがのだめという感もありますが、語学を引きずると肝心の音楽が描けなくなるからでしょうね。
では留学編ではどんなテーマが与えられるのか?
まだ今は千秋にスポットが当たっているし、学校も始まっていないので想像でしかないのですが、たぶん協奏曲に取り組むことになるのではないかと。

実はのだめはSオケを通じても、オーケストラとの共演はまだやっていないんですよね。
国内編の最後に、のだめがみたものは、千秋の指揮するオーケストラで演奏することだったはずなので、そのテーマを留学編で昇華していくのではないかと思っています。
これはこれで楽しみ。

さあ、留学編はまだ序盤なんで、これからの展開が楽しみです。

超個人的お勧めマンガ 第1位 『PLUTO(プルートゥ)』

2004-12-16 18:59:35 | コミックス 感想
さて、これまで第2位まで紹介してきた「超個人的お勧めマンガ」も残すところ第1位のみとなりました。
例によって選定のコンセプトはこちら
■超個人的推薦マンガ 選定コンセプト■
●男女問わず勧めできる作品
●既刊4巻以内であること

そしてこのコンセプトに基づき、私燕。が推薦する第1位は、

著:浦沢直樹 原作:手塚治虫『PLUTO(プルートゥ)』第1巻 以降続巻

本作品については既に感想を書いているのですが、それでもあえて推薦したい、こんな時代だからこそ読んで欲しい、心からお勧めできる良作だからこそ感動し、そして涙して欲しい。

■これは本当に良作です。
原作は手塚治虫『鉄腕アトム 地上最大のロボット』、そして描き手は『MONSTER』『20世紀少年』の浦沢直樹、それだけでも読み手としてはドキドキしてしまうのに、読後の感想は期待以上、否、想像を遥かに越えた良作でした。
「鉄腕アトム」を知らなくてもご心配なく、浦沢直樹による大胆なアレンジ、キャラデザインにより、一級のミステリ、エンターテイメント、そして感動作に仕上がっています。
以前の感想では「豪華版」を購入した方が良いとコメントしましが、今となっては「通常版」を購入し、この先に展開するであろう「人間ドラマ(あえて人間と書きます)」を堪能して欲しい。
そして全てが終わった時に、再び手塚版を読む、それもまた素晴らしいのではないか、そう思っています。

■ロボットを通じて描かれる人間の「心」
本作に登場するロボットは人間そっくりの容姿もあれば、近未来的デザインのロボットも登場します。
その「ロボット」たちに共通して描かれるのが、「人間の心を理解しよう」とする気持ちなんですね。
ロボットが健気に「人」に近づこうとして、そして「人」を理解しようとしていくプロセスに「人間」が忘れかけている「想い」を僕たちはこの『PLUTO』を通じてふと思い出してしまうのかもしれません。

■惜しみない人間讃歌
涙無くして読めないエピソードの一つに「ノース2号」の物語というのがあります。
ノース2号という元戦闘用ロボットが戦争による喪失感を抱きつつも、ロボット嫌いで人間嫌いの老音楽家と心を通わせていくプロセスは本当に泣けた・・・。
もうこのエピソードだけで十分満足できます。
ロボットと人間という「異種族」が理解しあえるのか、という大きなテーマを「理解を拒絶する」象徴である老音楽家の「変化」を通じて昇華していく、こんな時代だからこそこういうストーリーが沁みる。
理解を拒絶する対象を「人間」とすることで逆説的に「人にとって大切なこと」にフォーカスをあてる手法は見事の一言に尽きます。
人間って愚かだよな、でも人間って素晴らしいよな、そういうメッセージが作品全体に満ちています。

■こんな時代だからこそ
このひたむきな「理解しよう」とする姿勢に心打たれるのかもしれません。
この『PLUTO(プルートゥ)』ほんとうにお勧めです。

今年はほんとうに悲惨な事件が多い年でした。
そんな年だったからこそ、今年の締めくくりとしてこの作品を読んで頂きたい。
きっと何かを思い出させてくれる、そんな気がしています。

これにて今年の「超個人的お勧めマンガ」は終了ですが、来週は「超個人的お勧め小説」を紹介いたします。
お楽しみに~。

『PLUTO(プルートゥ)』第1巻
浦沢直樹・手塚治虫
価格550円(税込)
Amazonで購入