5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

多治見の水撒き

2018-08-09 21:19:35 | 社会

台風13号の上陸直撃を免れた東京のTVキャスター。話題を高温の続く列島に切り替えて、40度以上の記録日と地域をカウントしながら「多治見という名前をよくききますねえ」とお上手みたいな科白を吐いた。そんなことは云わずと知れたことだ。

名古屋へ戻る中央線の急行が多治見駅に着くと開いたドアから熱風が吹き込んできて車内がいっぺんに熱くなった若い時の記憶が蘇る。午後の太陽は駅舎の上から直撃してくる。風はソヨともせず、ホームに吊るされた夏の七夕飾りが却って暑苦しかった。

多治見が暑い夏なのは例年のことだとは云え、今年は、最高気温40度以上の日がすでに4日と、例年以上の烈暑が続く。今日のNHK昼のローカル番組は、市民たちが駅前に出て打ち水を行ったというニュースを流している。

この打ち水イベントは、当時の日本一である40.9度を記録した平成19年から地元の建設業者でつくる団体が、毎年継続して行っているとあるから、今年で11回目というわけか。駅前広場には団体社員やその家族たちを中心に約50人が集合。ユルキャラの「ウナガッパ」も参加して一斉に水を撒いた。

今年の日本一更新は41.1度を記録した埼玉県の熊谷に持っていかれたし、近隣でも下呂や美濃で41度と多治見を超える最高気温を観測している。

それでもここは昔ながらの「暑い多治見」というフレーズが良く似合いそうだ。夏休みの子供たちには公認の水遊びができるということの方が嬉しい様子だが、それでも「水をまいた後は少し涼しくなりました」という多治見っ子らしいご返事でTVの問に答えていた。

午後9時を過ぎても室温は30度を超えている。多治見に倣って窓から水を撒いてみた。はやく涼しくなってくれよ。


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