5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

サミット警備シフト

2016-05-15 22:13:55 | 社会
伊勢志摩サミットまであと少し。世の中で目立ってきたのはやはり警備のシフトである。

駅のロッカーを使えなくしてもう大分になる。不便だと思う旅行者も多かろう。ターミナルのコンコースにはお立ち台に乘った警備警官が周りを睥睨している。

電飾のビデオ看板では三重県の鈴木知事がサミットPRに熱弁をふるっている。いつも思うが彼は酒が好きそうな顔をしている。

電車に、突然、警官がひとり乘りこんできた。

弁慶の七つ道具で完全防護状態だから、ちょっと異様である。警備専門なのか体もデカイから威圧感がある。彼はのしのしと車両を横切り、次の車両へと消えていった。それだけのこと。ほんの数十秒だったが、乗客はその間姿勢を正して固まり前を向いていた。抑止効果てきめんである。

サミット期間中になれば、もっと頻繁にパトロールする警察官の姿を目撃することになるのだろう。全国的にかなりの数が動員されるはずだ。

そんなことを考えていたら、今日のNHKウェブニュースには「人手不足で元警察官が交番に」という津局の報道が載った。

三重県警の3000人の警官の多くがサミット警備に回る。留守になった交番や駐在所の業務を警察OBに臨時代行してもらおうという訳だ。

警察官の経験者なら交番業務についても破たんはなかろう。市民への対応も早いだろうから、この臨時雇用、なかなか結構ではないか。

もちろん、この公務ボランティア、OB本人たちの刺激にもなる。これから27日まで、約2週間、県内各地で300人ほどのOBが対応するのだそうだ。

サミット、縁の下の力持ち。現役とOBが協力して固めるセキュリティ対策。日本の警察の実力発揮を願いたいものである。テロ事件などないように。





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