5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

楽しい黙食

2021-04-13 21:25:30 | 社会

13日のコロナ、愛知県では168人(延29133人)の感染が確認された。死亡の発表はなかった。一方、はじめて千人を超えて1099人を記録した大阪府。この突然の感染数増加はいったい何が理由なのだろうか。その所為もあってか全国の感染確認数は3455人人(延513415人)と飛び跳ねた。

死者は44人(累9490人)が確認されている。死者が1万人を超えるまでもさほどの時間は要すまい。マンボウなどと笑っているから緊急事態に対する判断が鈍るのだ。ワクチンを急げ。

今日の電車で気が付いたこと。ウレタン素材の色つきマスクを着用している若者たちがとても多いのだ。スパコン富岳がマスク素材別の飛沫効果をシュミレーションしたのは去年の暮れだった。結果は「吐きだし飛沫」も「吸い込み飛沫」もウレタンは不織布に負けると出た。

皮膚にフィットするウレタン素材は、格好に気がまわる若者らしい選択かもしれないのだが、鼻マスクでスマホ画面の「黙視」を続ける彼等だが、電車内のウイルス環境からするとどうなのだろう。

黙視のほか、黙読、黙認など「黙」の字を使う熟語は数あるが、コロナが作った「黙食」という半熟語ははたして「黙」の熟語グループに加わることになるのだろうか。

NHKの京都局によれば、コロナの感染拡大を防ぐため、黙って食事をする「黙食」の時間を楽しんでもらおうと、京都市内の中華料理店が、調理をする音などを合わせたオリジナル音源を作ったのだという。

洗う、切る、延ばす、混ぜる、煮る、焼く、盛る、等々、調理場に響くさまざまな調理音を聞き、目の前にある料理がどうやって出来上がったのかを頭に浮かべながら箸を進めれば、黙っていても却って味わい深く食事が終えられるだろうと考えての作曲がされているのだそうだ。

3分間のサウンドトラックには調理音のほか、鴨川の水や神社の鈴など京都を表現する音も含まれている。「BGMで楽しく食事をし、食事が終わったあとてマスク会話をするという意識づけにつながってほしい」と企画者はいう。

いくら早喰いでも3分では食事を終われないから、音楽はリピートさせるのだろうが、意識を音に集中していれば、こんどは繰り返しが気になってきそうだ。

素材の選び方、調理法の流れとか味付けのコツなどをナレーションにしてさらりと流すのもありかもしれない。新メニューの予告にも使える。司厨士たちが口達者なら、きっと楽しい「黙食」になるのでは。

 

 


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