5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

明日は仕事納めだと

2016-12-27 20:31:48 | 社会
「首相がハワイ戦没者追悼、あす真珠湾を訪問」という中日夕刊のトップ見出しの下にはコラム「夕歩道」が仕事収めについて書いている。

〈ともかくもあなた任せの年の暮〉

〈思ふこと今年も暮れてしまひけり〉

という二つの句が引用されているが、前の句は一茶、後の句は子規である。近頃は時の流れがむやみに速いという夕歩道氏の言は七十過ぎの爺の身には尚のことひしひしと感じられるのである。

明日28日は官公庁の仕事納め。

29日から新年3日までを年末年始の休みとする習慣は明治六年(1873年)の太政官布告がその始まりなのだそうだ。維新直後に決められた新しい役人たちのルールに民間も倣い、以来150年近くに渡って日本人の暮らし方を決めてきているというわけだ。

「今年は止めましょうよ」とはどうやら誰も云い出さないのだからこれからも「仕事納め・仕事始め」が未来永劫に続くということになるのか。

夕歩道氏の中日新聞も年末年始は休刊になる。あと一日、いろいろあった今年だが、ご苦労さまと笑顔で終われる仕事納めにしたいと書いている。

仕事納めも仕事始めもずいぶん昔に卒業した自分。このブログ日記のことを想いながら、こんな江隈順子の句を「折々のうた」の中から選んでみた。

〈古日記余白もっとも多恨の日〉






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