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リタイアーのよもやま話

〝出会い酵素〟阪大発見

2012-02-23 06:37:06 | 科学

〝出会い酵素〟阪大発見

不妊治療開発に期待

 精子が卵管を通り、受精のために卵子と出
会うのに必要なタンパク質を作る酵素を、大
阪大のチームがマウスで突き止め、20日付の
米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

伊川正大大阪大鹿教授は「人間の不妊は原因不明
なことが多いが、この酵素が異常となっている可
能性がある。

治療や診断薬を開発できるかもしれない」として
いる。

 チームの徳弘圭造大阪大特任研究員らは、精子の
もととなる精細胞で働き、他のタンパク質の立体
構造を作る酵素「PDILT」に着目した。

 遺伝子操作でこの酵素を持たないマウスを作製
したところ、精子が他の細胞とくっつくのに必要な
タンパク質「ADAM3」ができなくなった。

 このマウスは正常に交尾し、精子の見た目や運動
性に異常はなかった。

だが精子は雌の卵管を通れず、4匹の雄を計31回交
尾させても一度も妊娠しなかった。

 通常のマウスの妊娠率は90%以上。卵管の卵子
付近に精子を直接注入すると妊娠した。

精子が卵管の壁にくっつけないため通れなくなったと
みられる。

PDILTの働きを抑える薬ができれば、人口爆発が
問題となっているアフリカや、ペットなどで避妊にも
役立つ可能性があるという。

以上。

不妊については、当人は大変深刻なようだ。
しかし、どうしてまた、このようなことが分かるよう
になるのか、人間の知恵の進歩というのは、これまた
不思議でしようがない。


首都直下型地震

2012-02-23 06:31:42 | 政治

最近、マスコミで、首都直下型地震について、よく報道
される。


将来起こるとされる首都直下型地震について、都心でも
これまでの想定にない「震度7」となる可能性のあること
が文部科学省などの調査で明らかになりました。
予想被害は死者11000人、避難者700万人、被害額110兆円

など。

ところで、わたしには解せないことがある。

2011年の東京都知事選挙で4選を果たした石原が、2020年の
オリンピックへの立候補を表明した。

ということだが、オリンピックどころではないと思うのだが。
どうだろう。

オリンピック前に、地震がきたらどうするんだろう。オリン
ピックどころではない。オリンピックで金を使いすぎ、復興
に支障がでるのでは。

膨大なインフラ投資をして、オリンピック後に地震がきたら
どうするんだろう。これまた、金を使いすぎ、復興どころでは
ない。

当面、全力で地震への対応をしておく必要があると思うのだが。

水道・電気、電話、ガス等、一般道路網、高速道路、電車等の
インフラが壊滅状態になれば、直接間接に、東京都、埼玉、
千葉、神奈川等の都・県民の生活が成り立たなくなる。

3・11の震災で、支援物資がなかなか行き渡らなかったが、東京都
が壊滅状態になれば、膨大な広さの瓦礫の山と化した東京、どの
ようにして、水・食料を供給するのだろう。
もしそれが、冬であれば、多くの都民が凍死することになる。

高速道路網、東京を中心とした国鉄・私鉄が機能しなくなり、
あまたの官庁も機能しなくなり、マスコミも機能しなくなり、
国全体が機能不全になってしまう。

まるで、心肺機能が停止し、脳死状態の人間と同じだ。

オリンピックにうつつを抜かしている場合ではないと
思うのだが。

国家存亡の危機を前にしているのだが。