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リタイアーのよもやま話

職場で暴走中、偽カツマー

2010-01-19 23:29:14 | 社会
ネットで、面白いのがあった。


職場で暴走中、偽カツマー

実力がないのに「断る力」連発


◆上司の誘いにも断る力

机のあちこちに前向きなフレーズが書かれた付箋。

ビジネス書がずらりと並んだ本棚の中央には、学生時代の部活動の記念写真と仲間からの寄せ書き。

「努力家で尊敬されている私」をアピールしている机の持ち主は、サービス業のマーケティング課長エリコさん(34)の部下(25)。入社2年目だ。

入社してすぐに彼女が宣言したのは「脱コスト」。

時間の有効活用や費用対効果という用語が飛び出し、日報の書き込みも「仕事の意義とは......」と哲学めいていた。

ぱっちりアイメークとショートパンツという見た目とは裏腹に、「よく勉強してるな」が第一印象だった。

しかし、締め切りを過ぎても企画書は上がってこない。

「考えていたら時間内にできませんでした」

そんなことが数回重なり、エリコさんは悟った。

彼女が主張する「脱コスト」は、仕事を効率化して時間内に仕上げるのではなく、月給を時給換算してそれを超える仕事は放棄するという意味。

あくまで自分ベース。

そうやって仕事を「脱」して得た時間は英会話学校や異業種交流会でスキルアップしていると豪語するが、その割には仕事にフィードバックがない。

彼女は経済評論家の勝間和代さんの著書を愛読している。

たしかに勝間さんも"効率化"を唱えているが、それを自分に都合よく解釈しすぎじゃない──? 

しかし、勝間さんと同じように隙間時間の無駄を削る努力をしているならまだいい。
最近は、本を読んだだけで勝間さん気取りになる勘違い社員も現れている。態度は強気だが実力と実績が伴わない「偽カツマー」だ----。

以上、ネットにあった記事である。



昔、新入職員の給料について、何かの本で読んだ。その時、
その説明の仕方に新鮮な気持になった。

私自身が年齢的に中堅になっていたので、新入職員の姿勢について、どうあるべきかなんて考えたことがあった。

わたしがいた職場では、わりと、臨時任用の職員、新入職員、キャリアの職員も同じ一票で、発言できた。

しかし、わたしは、一票の重さは、違うのでは?という思いがあったが、そのことを説明できなかった。

一票の裏付けの重たさが違うのである。

軽い一票が、もっともらしく語られたしまうと、重たい一票が吹き飛ばされてしまう。

なにしろ、自分も一人前の仕事をしている前提で話されては、困るのだが、本人はその自覚はない。

根拠もないはずだが、あまりにも自信たっぷりだったりすると、もうお手上げである。

今回、この偽カツマー「上っ面のお利口さん」の記事を読んで、わたしたちの戦後精神「自由、平等、民主主義」の成れの果てかとため息がでた。


ところで、給料の話しだが、実は、その本がどこにいったか、分からないので調べようがない。

そこで、ネットで検索をしたら、幸いにも、ネットのQ&Aに読んだ覚えのある内容があった。


「新入社員から給与が安すぎるとの相談を受けました。どうアドバイスをすればいいのでしょうか?」この質問が投げかけられた。

その回答のうち、かつて、読んだ本に近い回答があった。



新卒給与のしくみについて
正社員で入社した1年目の新入社員がもらう給与は、額面がどのような金額でも、会社にとっては赤字なんです。

なぜなら、まだ本当に給与に見合う仕事をしていません。
まずこのことをしっかり教えてあげてください。

会社としては先行投資の意味合いで初任給を与えてます。
元が取れるのは、最短でも1年を超えてからですよ。

先行投資の金額は、一般的には入社3年目以上の先輩社員が稼ぎ出した利益から捻出しています。この構造はどこの会社でも変わりません。

なので、低いといって落ち込んでいる後輩に対しては、
その金額が先輩社員の利益から出されているのだという認識を与えてあげてください。それでも低いといい続けるなら
辞めるのもいいでしょう。でも大抵は転職したらそれ以下になると思います。
以上、ネットより。

最後の5行以外は、昔読んだ本にほぼ近い内容である。
わたしは、この内容を知った時に、目からうろこが落ちる思いをした。

それにしても、たとえ経験者であっても転勤して、十二分に仕事ができるようになるまで、2~3年はかかったと思う。

どうしても、職場の環境、人間関係等仕事を遂行するための要点を抑えられるようになるまでに、どうしても時間がかかる。

だから、新入社員が何かの本を読んだだけで、一端の仕事人になった気がするのは、狂気の沙汰である。

そういう意味では、大学の職業指導に大きな問題があると思う。

大学の先生には、きっと無い物ねだりの話しではあると思う。
なにしろ、大学の先生も学校以外のことは、知らないからだ。

学校の勉強をやるような気分で仕事ができるように、錯覚したまま就職をするところに、大きな問題がある。

現在の学校教育は、生徒は神様である。常に主役であり、いつもこけないように、手取り足取りかまわれている。

だから、自分一人でできるように?、周囲に手伝ってもらっている? これが、実は理解できていない。

しかし、どの道、最終的には、その人自身の「生きる力」がいかほどのものであるかが、大事なことである。

なんだかんだ言っても、いい方はそっけないが、自己責任になる。

上っ面な薄っぺらな人生を反省できなければ、自業自得の結末が待ち受けいる。

もっとも、自業自得というのは、厳しい言葉なので、今どきの若い人知らないかも知れない。

いつも、誰かが支援して当たり前の育ち方をしているから。


ところで、ついこの前まで、先輩職員を歯ぎしりさせたシュガー社員というのがいたが、どうしているのだろう。

とはいえ、先輩職員に問題がないかと言えば?である。

年齢を重ねた分、給料の上がった分、生産性が上がらないといけないし、職場に対する責任も重たくなる。

そのことの重さを受け止めることのできない歳のとり方をして疑問に思わない人もいる。

わたしなどは、毎年、増えていく責任に、悲鳴をあげたほうだ。

給料を減らし、仕事の難易度を減らしてもらえたらと、時折、弱音をはき、ため息をつく日もあった。

もう、そのような日々も忘れかけようとしている。

(不思議なことに、いまだに、現役時代の夢をみるが、これって何だろう?)

それはそうとして、「偽カツマー」ではないが、わたしも、「偽〇〇ー」をやっていなかったか。と思ったが。

一歩後退、二歩前進であったことを祈っているのみだ。


飽和状態…都市部から地方へ 弁護士さん就活激化

2010-01-19 12:26:46 | 社会
ヤフーのニュースである。

飽和状態…都市部から地方へ 弁護士さん就活激化 滋賀・島根10年で登録倍増


 法曹人口の増加で弁護士の就職難が問題になるなか、都市部に集中していた弁護士登録に変化が起こり始めている。

これまで弁護士が少なかった地方の増加率が高まり、滋賀や島根県の弁護士会員はこの10年間で2倍以上に。

弁護士が1人もいなかった地域にも事務所ができるなど“弁護士過疎”が解消される地域もあるという。

しかし、多くの弁護士会はすでに「飽和状態」で、毎年2千人規模で増え続けることへの危機感が高まっている。(産経新聞)


このニュース、信じられないニュースである。

わたしたちの世代にとって、弁護士というのは、物凄く頭のきれる人たちの仕事であった。

だから、それだけなりにくい仕事だと思っていたし、高給取りだと思っていた。

わたしなんかが、間違っても憧れることはありえない世界の話しであった。

しかしそれが、時代が変われば変わるものである。

絶対的に安全で、将来が保障されると思っていたのが、崩れてしまった。

わたしたちの世代の物差しは、もしかして、完全に崩壊したかも知れない!









鳩山家子ども手当を叱れない「アラ団」を襲うパラサイト娘

2010-01-19 12:24:48 | 団塊の世代

とある週刊誌の記事である。


鳩山家子ども手当を叱れない「アラ団」を襲うパラサイト娘


中部地方に住む主婦Aさんは、結婚して別に住む娘(30
代)から「一緒にディズニーランドに行かない?」と誘われた。

娘には6歳と4歳の子どもがいる。

普通は孫の顔見たさに「喜んで!」となる場面だが、Aさんは身構えた。

このパターンは前にもあった。

Aさんに子守をさせ、自分たち夫婦だけで遊びたいという
魂胆なのだ。

おまけに旅費は全部Aさん持ちである。

結局Aさんは「おカネあげるから許して」と言って断ったという。
 
Aさんは還暦を迎えたばかりの、いわゆる団塊の世代。

自らも同年代で、家族問題に詳しいライターの小川有里さん
によると、彼らを中心とする「アラウンド団塊」の多くが今、結婚後も実家を頼ってはばからぬ「パラサイト娘夫婦」の餌食になっているという。

「結婚してもずっと実家から食材を送ってもらっているのでコメや野菜の値段を知らない娘がいます。

また、それぞれ実家の近くに住む姉妹がスIパーで買い物をする母親についてきて、自分が欲しいものを横からカゴに放り込んだり、実家に届いたお歳暮の品を巡って『私がもらっていく!』と骨肉の争奪戦まで起きているのです」(小川さん) 毎晩実家でご飯を食べるのはもはや当たり前。

さらに夫の分をパックに詰めて持って帰る。

母親が「たまには食事の支度を手伝って」と頼むと、娘は「楽をしに来ているのだから」と断る。

それでいて子どもを母親に預けて料理教室に通っているというから、何か何だかよく分からない。
孫の子守を押しつけられ業を煮やした父親が「少しは(おカ
ネを)入れろ」と言うと、「おカネ出すなら保育園に預ける」と言い放った娘もいる。

「この現象に最初気づいたのは4年ほど前、子ども(団塊
ジュニア)が30代になり、育児を始める時期と重なります。

私たち団塊世代は子育てに失敗したのではないか。

孫可愛さで甘い顔をしていると親だってナメられます」(同)

鳩山サンのご母堂の気前よさときたら……。(堀 和世)



なんとも、信じられない話し。

クローズアップ現代で、「〝助けて〟と言えない」というテーマの放送があったが。

このような娘夫婦、親の介護が必要になった時に、どういう態度をとるんだろう。

こんなに、甘えて成り立つ生活をして、親が死んだ後、リストラや大病等、まさかの事が起こって、生活が苦しくなると、どのように振る舞うのだろう。

それに、自分たちが、親と同じ年代になった時に、子どもに対して、どのように接するのだろう。

できれば、長生きして、その成り行きを見てみたいものだ。





「私たち団塊世代は子育てに失敗したのではないか。」というのがあったが、わたしが結婚して、子どもを育てていたら、起こりうることの一つであるということである。

わたしは、同輩の者が、結婚して子どもがいたりすると、葬式の喪主になってはくれるだろうと思えたり、死んだ後の後始末はしてくれるのではないかと思えたりして、密かに羨ましがっている。

が、しかし、このような話しを聞くと、まともに結婚して、孫ができたりしても、子孫は、不良債権でしかいないということになるかと思うと、切ないやら、寂しくなってくるやら、やり切れなくなる。

こうなると、わたしのように、独身で孤独死でもした方が救われるのかも┄┄?