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リタイアーのよもやま話

アバター

2010-01-11 12:36:44 | 映画・ビデオ
昨日、アバターを観にいった。

このアバター、3Dということで、興味がわいた。

最近、映画はDVD化された時に観たらなんて思うようになっている。

しかし、3DはDVDでは観れないということで、出かけることにした。

ところで、このアバターを観にいくのは、二度目である。

一度目は、数週間前にいった。てっきり、3Dだと思っていったら、通常の映画だった。

3D版は、特定された別の映画館の上映だった。

がっかりしたが、せっかく来たのでということで、観ることにした。

しかし、途中で、退屈したのと、ストーリーの展開に違和感を感じたので、出てきてしまった。

こんなことは、初めてである。

ところで、今回時間がとれた。3Dというのをどうしても観ておこうということで、再度観ることにした。

父親の病院を出て、5時25分頃出発をした。近道をして、自動車専用道路にはいり、6時過ぎには、映画館に到着、チケットを買いそびれないようにと、まずは、チケットから購入することにした。

距離にして、30㎞以上はあるはずだ。日曜日のせいかも知れないが、意外と早くついた。

時間があるので、少し本屋をまわり、食事を済ませ映画館にはいる。

3D専用の上映であるだけに、予告編の映画も3Dだ。

さっそく、映画が始まり、前回に観た部分を3Dで再度観ることになった。

しばらく、3Dの面白さを楽しむことになった。

実は、3Dは最初ではなかった。

昔、ディズニーランドへ行った時に、観たことがある。

目の前を通り過ぎていく蝶々を捕まえようという衝動にかられたことを今でも覚えている。

だから、それほど、強烈な印象はない。

ところが、やはり、途中で飽きてきた。せっかく、高い金を払ったので、堪えようとしたが、ついに、我慢できなくなってしまった。

前回に切り上げたよりも、もっと手前で、映画館を引き払った。

どうしても、苛立ちがわきおこってくるのである。

不思議でならないが、しょうがないのである。

最大の原因は、ストーリーの展開が、冗長なのである。

映画の初っぱな、地球のどの戦場よりも、厳しいところだと、おどろおどろしく、ぶちあげたわりには、陰湿なスパイ工作なのに、長々と恋愛シーンみたいな展開をくどくどと魅せられては、気分が悪くなる。

それに、展開されている場面は、今まで観てきた映画のシーンにあったようなものが多いような気がした。

今日あたりは、観ているうちに、吐き気がしそうでたまらなかった。とうとう堪り兼ねて、途中て切り上げてしまっのだ。

観ていて、設定に疑問がわいたことがあった。

ナヴィが異様な形相にしか見えない。そのことが、まず映画に素直に、入り込めない原因の一つである。

ジェイクとネィティリに恋愛ムードを設定しているが、これに違和感が生じてやまない。

「猿の惑星」では、人間と猿の立場が逆転した地球に、ティラーが戻っていく展開になっている。そこでは、猿は人間化し、人間は猿化して逆転している。最後にティラーは、美人のノヴァ(猿化している人間だが)を連れ立って、旅立つ。

核戦争で人類が消滅した地球に戻ってきてしまい、孤独でいるしかないティラーがノヴァを連れていく気持はわかるような気がした。

しかし、今回の話しである。なにしろ、ネィティリは3メートルもある。ジェイクのアバターは彼自身ではない。彼は、どんなに背が高くても、1メートル90センチの身体障害者だ。

それに、ネィティリは、族長の娘で、次の族長になるツーティの婚約者である。
この間に、わたしには、恋愛設定ができることが、理解できない。

通常の人間の人種を超えた恋愛みたいな設定にしてあるのは、無理があり、どうしても分からない。

それに、アバターが寝ている時間しか、コントロールしている人間は、そのことから開放されない。その時間に、今度はアバター・プロジェクトのスタッフとしての活動するのである。

だから、映画の展開を見ていると、オーガスティイン博士は、24時間起きている設定になっている部分がある。

アバター・プロジェクトとは、人間の肉体的な限界を超えることを要求しており、成立しえないものであるいう根底の矛盾があるのだ。

いろいろと、文句を書き上げたが、こんな矛盾だらけのストーリーで、酔わせられるなんて思われているかと考えると、何かしら、情けなく、悲しくなるものがある。

このような屁理屈を考えなくてもすむ爽快な映画がないものか?