お二人さまの老後

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喜寿のお祝いに湯河原温泉へ

2017-12-20 21:16:21 | 日記・エッセイ・コラム

 12月19日に満年齢で76歳になるので、喜寿のお祝いにいつもお世話になっている湯河原温泉「ちとせ」に夫が1泊で申し込んでくれました。部屋に温泉のお風呂がある特別室は19日はふさがっているということで、2日早く17日(日)~18日(月)に行ってきました。

 17日、午後1時過ぎに車で出かけました。例によって西湘バイパスの小田原P.Aまでは夫が運転していきました。晴れていたのですが、前方、箱根山の上には雲が垂れこめていて、ちょっと心配になりましたが、無事2時過ぎには宿に着きました。

      

 「ちとせ」にはメニューに誕生日コースがあり、金目鯛の煮つけなどとデザートが盛りだくさんの上、デコレーションケーキのろうそくに火をつけたところを記念撮影してくれるというサービス付きです。

 部屋で寛ぎ、ゆっくり温泉に入ってから、18時からの夕食会場に向かいました。生ビールとお燗のお酒を頼みました。献立は前菜が銀杏豆腐・栗とゆり根の白酢あえ・イクラ・菊菜とシメジのお浸し。お造りがマグロ・鯛などの3点盛り。鍋は相模あやせポークの利休鍋。

  

 やがて目玉の金目鯛の煮つけが出され、半身ずつお皿に取り分けていただきました。

 焼き物は銀鱈の柚子庵焼き・柿膾。天ぷらは海老・鯖河豚・海老芋・青唐辛子。

 御飯は蟹そぼろ御飯。香の物3種盛に赤だし味噌汁も美味しかったです。

 デコレーションケーキにろうそくを5本立てて火を点け、記念撮影していただきました。

 回りのお客様が拍手をしてくれました。

 デザートはフルーツの他いろいろなプチケーキが並べられていて食べきれないほど。

   

 数種類のアイスクリームと珈琲はセルフサービスで自由に頂きました。

 デコレーションケーキはお土産に持ち帰られるように箱に入れてくれました。

 20時過ぎに部屋に戻るといつもお酒は1合なのに2合も飲んでしまった夫はバタンキューで寝てしまいました。

 翌18日(月)は6時頃起床し部屋の温泉に入り、7時からのバイキングの朝食会場へ。

 ふだん洋食なのですが、メニューの豊富な和食を選びました。小鯵の干物・焼塩鮭・シラスおろし・めんたいこ・ヒジキの煮物・蓮根と人参の炒め煮・温野菜など少しずついろいろ頂きました。麩ノリなどの具が3種類入った味噌汁も美味しかったです。

 最後にフルーツとキビ餅・あんみつに珈琲までいただき大満足。

 フロントに置いてあったパンフレットを見て、ポーラ美術館が開館15周年で100点の名画を展示しているというので寄ることにしました。

 湯河原パークウエイの道路状況などを尋ねて、道路の凍結はなく普通タイヤで大丈夫と確認できたので、カーナビをセットし湯河原パークウエイを登っていきました。

 当初は芦ノ湖スカイラインのルートを通る予定でしたが、カーナビが「道路の一部凍結のため違うルートを案内します」と芦ノ湖の東側を通って仙石原に至るコースを案内されて走りました。仙石原に入ると道路脇の草むらにはうっすらと雪が積もり緊張を強いられました。大きなトラックが後ろにぴったり付いてくるので、下りのカーブでブレーキを踏むのも気が引けましたが、安全第一でゆっくり進みました。

 仙石原でポーラ美術館の方向に右折すると付いてくる車はいませんでしたが、美術館の周囲はさらに雪が多かったです。

  

 入場券は普通1,800円の所、シニア割引で1,600円。音声ガイドを頼んだのでそれが400円でした。箱根の自然を損なわないように美術館の展示場は地下1階と2階にあります。

 印象派のセザンヌやルノワール、モネなどから始まって、ゴッホやマチスなど。黒田清輝・岡鹿之助・岸田劉生の「麗子像」・岡田三郎助「あやめの衣」などが印象に残りました。

音声ガイドが充実していて絵や画家に対する知識が深まってとても良かったです。

  

 観賞を終わって12時半頃、美術館のレストランでランチを頂くことに。

 魚料理は湯河原で堪能したのでお肉料理を頼みました。

       

      

        窓の外の「山眠る」風景。

      

 帰路は強羅経由で湯本に下り、湯本までは夫に運転してもらいました。

 この所、特に寒い日が続いていますが、湯河原温泉は寒がりの夫にとっても良かったようで、とても幸せな喜寿の温泉旅でした。