11月27日から退職者のS会の仲間21人で2泊3日の四国旅行に出かけました。羽田から伊丹空港へ。そこから貸し切りバスで鳴門・金毘羅宮・道後温泉・内子・松山を巡る旅です。
四国は現役時に出張で高知に行ったことはありますが、旅行では初めてです。バスは伊丹空港から宝塚を経由し六甲山の北側有馬温泉近くを走り、神戸淡路鳴門自動車道に入って明石海峡大橋を渡って淡路島を縦断。淡路島は東北から南西に長く、淡路市・洲本市・南淡路市からなっているそうで、島とは思えない広さでした。
初日は鳴門海峡大橋を渡って鳴門の渦潮観光がメイン。新鮮な鯛のお刺身や讃岐うどんなどの昼食を済ませ、「渦の道」を歩きました。自動車道の下に鉄道を通すはずだったのが中止になったので渦潮を観光する歩行者用の道路にしたそうです。道路が所々ガラス張りになっていて上から渦潮が見下ろせるようになっています。窓の外はあいにくの雨模様で視界が悪く残念でした。
その後は観光船に乗って橋を下から見上げたり、渦潮を間近に見たりしました。大渦が起きるのは一日に2回だけでその時間を過ぎていたので大渦は見られませんでしたが、それに近い波のうねりを見ることができました。
再びバスに乗って瀬戸内海沿いを通る高松自動車道を一路金毘羅温泉を目指しました。
岡山県の早島から香川県の坂出を結ぶ瀬戸中央自動車道につながる坂出ジャンクションを通過して、間もなく善通寺出口で下り、17時30分頃金毘羅温泉のホテルに到着しました。
女性の参加者は7人でAさん・Kさんと私の3人が同室です。別室のIさんがお抹茶セットを持ってこられて、私たちの部屋にもお抹茶を入れに来てくださり美味しくいただきました。
宴会は7時からですがおしゃべりに花が咲き、宴会の前に温泉に入り損ねてしまいました。
宴会はお料理が並んでいるのでなく、前菜やお刺身の他は出来立てを順に運んでくれて美味しくいただきました。ここでも讃岐うどんが出ました。写真を撮り損ねてしまい残念!
宴会の後急いで温泉に入りました。広々としてとても気持ちの良い温泉でした。Kさんはバラの花びらが浮かんでいる薔薇風呂に入ったとのことでした。
新潟出身のKさんが美味しいお酒を持ってきてくださって、我々の部屋で2次会。
朝が早く疲れたので布団に横になっておしゃべりに参加しました。
2日目は入浴・朝食の後、8時半から11時半まで自由行動になりました。もちろん皆さん金毘羅参りに出かけます。御本宮までは700段余りの急な石段があるということで、足の不自由な人は大門の近くまでたタクシーを頼んでいました。
78歳の男性を含む写真の7人は元気に急な石段を登っていきました。参道脇に見事な備前焼の狛犬が鎮座しています。
先にタクシーで上がって行った人たちと大門で合流し記念撮影。その先は緩やかな参道が続きます。
桜の馬場西詰銅鳥居には黄色の「しあわせさん」の横断幕がかかっています。
飼い主の代参犬「こんぴら狗」の銅像がありました。境内は紅葉や黄葉で彩られていました。銀杏が散って見事な黄色の絨毯になっています。
やがて御本宮に到着。境内の端からは見晴らしがよく、町並みの向こうに富士山のような形をした山が見えました。
まだ9時40分。たっぷり時間があるのでKさん達を誘ってさらに奥社まで登ることにしました。
奥社まではかなり距離がありましたが、なだらかで快適な参道が続きます。最後に胸突き八丁の急な石段を登りきると奥社の厳魂神社(いづたまじんじゃ)に到着。仲間のうち先に男性2人が登っていて、後から登ってきた3人も含めて奥社まで行ったのは9人でした。日ごろ山酔会で足を鍛えているので苦になりませんでした。奥社からも町並みが一望できました。
落ち葉を掃いていた若い神主さんにお願いし、奥社まで登った9人で記念撮影。
交通安全のお札を頂きました。車に貼る「讃岐 金毘羅宮 交通安全御守護」の小さなステッカーも入っていました。
同じ道を戻りましたが随分上ったものだと感心するほど距離がありました。御本宮からは往きと異なる道を戻るようになっています。
11時頃ホテルに戻りましたが、近くに金毘羅参りの参詣者に親しまれた日本最古の芝居小屋・旧金毘羅大芝居(金丸座)があるというので見に行きました。建物が復元され年に一回歌舞伎が行われているということです。時間が無くて中には入れませんでした。
ホテルの売店でお土産を見つくろい、お茶のお稽古用に和三盆の干菓子と夫へのお土産に「初しぼり」というお酒を求めました。