お二人さまの老後

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源氏物語の舞台を訪ねて その2 平安時代の貴族の生活に思いを馳せる

2012-01-17 17:02:56 | 日記・エッセイ・コラム

 二日目は8時半頃、京都駅で講師のH先生と日帰りの参加者と合流し、一行24人はバスで堀川通りを北に向かって走り、まず紫式部の墓所を訪ねました。

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 道路から少し入った塀に囲まれた狭い場所にひっそりと墓石が立っていました。

 次に平安時代の貴族の生活を偲ぶために大覚寺へ。

 大覚寺は天皇または皇族が住職に就かれた門跡寺院とのこと。写経の根本道場で生け花嵯峨御流の総司所との説明書きがありました。

 お庭は枯山水になっていて、隣接して大沢の池があり、平安の昔、観月の宴などが催されたとのこと。 

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 次に清涼寺(嵯峨釈迦堂)に行きました。ここには光源氏のモデルとされる(嵯峨天皇の皇子の)源融のお墓があります。                              040_2

 次に天龍寺にバスを止め、竹林の脇の道を歩いて、野々宮神社に行きました。野々宮神社は伊勢神宮の巫女になるために貴族の女性が数日間修行した神社だそうです。今は縁結びの神様と言うことで若者などで賑わっていました。

 この後、天龍寺の境内にある「湯豆腐嵯峨野」でゆっくり昼食。きめ細かいお豆腐がとても美味しかったです。

 午後はバスに乗って、京都御所近くの廬山寺へ。

 ここは紫式部の邸宅跡ということで、近年造られたという中庭の苔が源氏物語絵巻の霞のような形に植えられていたのが印象的でした。

 記念に源氏物語の6つの場面が描かれた優雅なカレンダーを求めました。

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 この後、毎年5月15日に葵祭で平安朝絵巻が繰り広げられる下鴨神社へ。

 下鴨神社は京都では最も古く格式の高い寺社とのこと。

 境内に君が代の歌詞にある「さざれ石」がありました。

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 見事な龍の絵馬が展示されていたのでNさんと一緒に記念撮影。

 この後、平安時代の大極殿を偲ばせる平安神宮へ。実物の8分の5に縮小されて建築されているようです。

 最後に源融が営んだ河原院跡を見学。五条橋の近くにありましたが、木の立て札が在るだけで往時を偲ばせる物はありませんでした。

 これで今回の歴史探訪は終了。

 昨年と同じ矢尾定で夕食を摂り、8時頃の「のぞみ」で帰路につきました。

 歴史探訪に来るからには源氏物語を読まなければと思わされた旅でした。