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もうねぇ、ユミの体の中の細胞たちが可愛いのなんのって
キム・ユミ=キム・ゴウンさんの体の中には他の人とと同じように、たくさんの細胞が住んでいます。
感性細胞、理性細胞、不安細胞、腹ペコ細胞、名探偵細胞、ねんね細胞、傷記録細胞、釣り細胞・・・etc.
人にはそれぞれその人の特性を一番表している中心となる細胞があります。
ユミの場合は、愛細胞がそれ。
なのに、3年前にこっぴどく振られてしまったユミの愛細胞は、その時から昏睡状態のまま・・・
愛細胞が昏睡状態のユミは、服装に気を遣う事も無く、部屋は散らかり放題で、何も考えずに仕事に集中して来ました。
そのおかげで、会計チームの代理に昇進できました。
そんなユミが最近気になる人が出現。
夢に出てきたりしてね。
それが、営業部の後輩チェ・ウギ=チェ・ミンホssi。
何故か、ユミに対して誤解してしまうような素振りや言動をするのです。
ユミは、ウギの言動に惑わされまくり。
感性細胞は、ウギの真意を聞けとユミに助言します。恋の予感がするなんてね。
でも、理性細胞や不安細胞は、それを必死に止めます。周囲の人がなんて言うか心配だからと言って。
“特にルビ=イ・ユビさんが心配。年下の後輩に付きまとってると言う噂を流すかも”と。
ルビは新人社員ですが、物おじしない明るい性格です。
結局ユミは理性が勝ちまして、聞けずじまい。
細胞たちは、ユミの心理そのものです。
誰しも、心が、あーでもない、こーでもないと揺れ動いたりしますよね。
その心の動き一つ一つが細胞たちの働きなんだと表現されているのです。
時には、名探偵細胞のせいで、深読みし過ぎて当てが外れてしまうこともあります。
頭の働きがイマイチの時もあります。それは、細胞たちがネジ巻きに苦労している証拠。
反対に、物凄く必死に仕事をしている時は、細胞たちが降り飛ばされるほどのスピードでネジが巻かれている時。
お腹が空いた時は、腹ペコ細胞が食べ物を探して泣いてる時。空腹が進むと、腹ペコ細胞はどんどん大きくなっていきます。
ふとした瞬間、偶然、ウギと手が触れあった時など、細胞たち全員が喜びます。
“手を握ったわ”と。
これが本当に、ある意味リアルで笑えるし、頷けます。
ただ、一つ言えるのは、細胞たちは、ユミを愛していて、ユミのために一生懸命に働いているということ。
残業をしていたユミに、ウギが声をかけました。
用事でユミの家の近くに行く予定があるから、送っていきますよ・・・と。
ウギは自分に気があるに違いないと思ったユミですが、車には、ルビも乗っていましてね。
ユミの期待は雲散霧消。
ルビは、どう見ても、ウギを狙ってる感じ。
何かとユミとウギの仲が近づきそうなのを、邪魔します。
ウギは、意味ありげにユミを見つめたりするのですが、決してそれ以上近づこうとはしません。
積極的に近づくルビに対しても、無下に断ったりすることはなく、優しく受け入れます。
だから、余計にユミは混乱させられてしまうのです。
愛細胞がいないせいだ・・・と、理性細胞たちは思いました。
元カレが、“ユミを解放する”なんて言う、綺麗ごとを並べ立ててユミから去った時、追いかけたユミは、元カレが女性の運転する車に嬉しそうに乗り込むのを目撃してしまいました。
ユミは体よく貢がされたり、利用されたりしただけで、元カレにとって都合の良い女と言う位置づけでしか無かったことを思い知らされました。
呆然と座り込んで泣きじゃくったユミ。
その時、細胞たちの住む村は涙の洪水に襲われていました。
愛細胞は死んだと噂されました。
幸い、死んではいなかったものの、3年間というもの、昏睡状態のままなのです。
その愛細胞が、3年ぶりに目覚めました。
ウギがユミに優しく微笑みかけた瞬間に。
ある時、あるイベントに誘われたユミ。
ルビがウギを誘い、ウギがユミを誘い、3人で出かける事になりそうだった時、ルビが何を思ったか、独身のナム課長を誘いましてね。
4人で・・・となったけど、都合がなかなか合わず、結局、参加できるのは、ユミとウギの2人になっちゃった。
ところがここで、ルビがまた邪魔を。
2人でなんて、気マズイでしょ・・・って。
自分が無理に誘ったのに、自分が行けないなんて、先輩は気まずく思うに違いない・・・と言うのが、ルビの説。
細胞たちは、せっかくの“デート”が消えかけると大ブーイング。
ユミの心の中も混乱しまくり。
そこに現れたのが、愛細胞。
松葉杖なんぞをついてますが、何か、強い決意を胸に抱いている様子です。
で、乱暴細胞に言いました。
“本心細胞を呼んで”と。
理性細胞たちが押しとどめようとすると、さらに愛細胞は言いました。
“今ここで本心を見せなければ愛を得られないわ”
乱暴細胞は、蓋のされた心の奥底に飛び込みました。
そこから、可愛い本心細胞が現れました。
“呼んだ?”と。
「気まずくないわ。2人でも私は平気よ。一緒に行こう、ウギ。」
ユミが言いました。
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