レビュー一覧は、こちらから。
「ごめんなさい、社長の気持ちも考えず・・・いや、知らないフリをして。」
思わず呟いたオソルの声を、ソンギョルが聞いちゃった。
聞かなくても、鈍感なソンギョルにも見え見えでしたけどね、オソルの言動から。
今からでもわかってくれ・・・そう言ってソンギョルがkissしそうになったんですが、やっぱりオソルは避けてしまいました。
それ以来、ソンギョルは以前に増してオソルにアタックしました。
オソルの気持ちに確信が持てたからです。
「今日から付き合って。付き合おう。真剣に。」
なのに、オソルは往生際が悪いと言うか・・・。やっぱりオドルの事が引っ掛かっていますからね。そう簡単に条件に背くわけにはいかないんですよね。
いつまで耐えられるかな・・・とオソルはジュヨンに弱音を吐きました。
「今からでも、正直に話せば?」
と、ジュヨンが言いました。
言えないとオソルは思いました。
ある日、水族館の清掃の仕事が入りました。
オソルが海の映像をうっとりして見ていたのを思い出したソンギョルは、口実を設けてオソルを呼び出しました。勿論、ドンヒョンたちの清掃の仕事が終わってからです。
喜ばせようと思ったのですが、忘れ物を取りに戻ったドンヒョンたちに見つかりそうになって、大慌てで隠れる羽目に。この時、ドンヒョンは二人をしっかり目撃していましたし、ジェミンもちらっとオソルの姿を見たようで。
ばれる寸前でしたよ。
「一度僕を信じて。僕は君と一緒ならどこでも行けそうだ。」
ソンギョルが言いました。
頷きそうになるのを、オソルは一生懸命堪えていたようです。
ドンヒョンは謎の部分がとても多い人で。前科があると言う事で、敬遠されることも多々あったようです。
その前科に関しても、詳細は誰も知りませんでした。
ある日、偶然ドンヒョンの携帯にジェミンが出たことで、それが明らかになりました。
祖母が危篤だという連絡だったのです。
幸い、手術で回復に向かいそうですが。
この騒動で、その祖母がドンヒョンの実の祖母ではなく、暴行事件で亡くなった友達の祖母だと言う事が判明。おまけに暴行事件そのものが濡れ衣だったということも分かりました。
でも、前科があると言う事で、まともな仕事にも就けず、困っていたのを助けてくれたのがソンギョルだったのです。祖母の入院費もソンギョルが支払ってくれていた上に、ドンヒョンを自分の会社に入れてくれたのです。
「今まで偏見なく接してくれた。初めての俺の味方だ。俺にとって恩人なんだ。」
ドンヒョンが言いました。ソンギョルへの尊敬の態度の意味が分かりましたね。
事情を知ったジェミンやヨンシク、そしてオソルは友情が深くなったようです。
ジェミンが俳優の仕事において、なかなか芽が出ないでいるのも、ヨンシクは知っています。ちゃらく明るく振舞ってはいるけど、本音では本当に悔しい思いをしていると分かったのです。
勿論、ヨンシクの失恋についても、皆が知って、理解していますし。
本当に良い仲間になってきました。
オソルは、知れば知るほど、ソンギョルに惹かれて行きました。
ソンギョルたちが家に帰ると、母が待っていて、お見合い写真を見せました。
誰でも、気に入った子を紹介してあげるから・・・と母がしつこく言うので、ソンギョルはとうとう言っちゃった。
「好きな人がいる。」
そう言って、オソルの手を取り、
「僕の好きな人だ。余計なことはしないでくれ。」
と。
呆然とオソルを見つめる母。
そして次の瞬間、猛然とオソルを攻撃し始めました。
「仕事じゃなかったの?!」
オソルが必死に取り繕おうとしたので、母は息子が、よりによって自分の息子が片思い中だと知りましてね。
怒りはそっちに向かいましたよ。
何故?すべてにおいて完璧なうちの息子が片思いするなんて・・・と。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます