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カン刑事たちが駆け付けた時、既に所轄警察署の警官が到着していました。
すぐにコ・ソンファンの遺体は発見されました。
その異様さに皆震撼としました。
ソンファンの背中に刻まれていたのは、また、詩でした。
ウギョンとハナはなかなか発見されませんでした。
彼女たちより先に発見されたのは、白骨でした。幼児でした。
事故か他殺かは判断できませんでしたが、ハナが口を閉ざした理由がこれだと言うことだけは推察出来ました。
ウギョンとハナは敷地内の穴の底でした。
ウギョンは殆ど現場を見ていませんでした。
ハナは睡眠薬を飲まされ、眠ったままでした。
コ・ソンファンは惨い殺され方をしていました。
生きたまま拷問を加えられ、挙句の果てに頭部を殴られて殺されていました。
そのあとで、背中に文字が刻まれたのです。
検視官は、被害者も悪人だったかもしれないが、犯人も相当な奴だと言いました。
でもね、カン刑事は、同情する気持ちにはならなかったようです。
ところで、ハヌルセンターのセンター長の言動が少々気になってきましたよ。
何かにつけて、お金を如何にして儲けるかと言う事ばかりが口をついて出てくるようになったのです。
決して預かる児童数が減ったわけでもないし、助成金が減ったわけでもありません。ウギョンは気になりました。
どうも、賭博によって多額の借金をした事があるようで。
大先生と呼ばれてるのが父親で、ハヌルセンターを立ち上げた人物らしく、今は一線を退いています。センター長は息子です。
大先生はウギョンを信頼しています。
ハヌルセンターを頼むと言っています。
一方で、息子であるセンター長の事は信頼していません。賭博に手を出していないだろうなと聞いていましたね。
ウンホは昔から大先生とセンター長のことをよく知っているようです。
センター長の個人的な雑務もウンホがこなしていますから。
例のホラー映画のサイトから発見された秘密サイトは、ある一定時間だけアクセスすることが出来るようになっていました。
運営者も気が付いていなかった理由がそこにありました。
短時間ではパスワードの解析もままなりません。
事件の夜のことをハナに聞いたウギョン。
“いい人の顔をした人物”に会ったと言いました。その他のことは何も覚えていないと言います。
昔、小さな赤ちゃんと暮らしていたよね?と、ウギョンが聞いたら、
「おぎゃ~おぎゃぁ~。うるさい。」
と話し始めたんだけど、そこで急に口を手で押さえました。話してはいけないことを口走ってしまったとでもいうように。
チョン刑事がハナに近づき、言いました。
「話してもいい。もうパパはハナの前に二度と現れない。だから、全部話していいの。」
死んだの?と、ハナが聞きました。そうよ・・・とチョン刑事。
すると、ハナはさっきの言葉を繰り返しました。
「おぎゃ~おぎゃ~、うるさい、おぎゃ~おぎゃ~、おしまい。もう泣かないの。」
コ・ソンファンは死んだ赤ん坊を土に埋め、これを話したら、“首を絞めて殺してやる”とハナに言ったのです。
ハナは辛い経験を話しても、全然泣きません。本当は泣きたいほど怖いのに、笑うのです。
「もうパパはいない。どんなに泣いてもパパはあなたを傷つけない。だから、怖いなら泣いてもいいの。感情を押し殺さなくていいの!」
チョン刑事が大声で叱るようにハナに言いました。
次の瞬間、ハナは堰を切ったように泣き出しました。
心がやっと軽くなったでしょう。
キツイ言い方をしてしまったことを、チョン刑事は気にしていました。
不器用な彼女にはそういう言い方しかできなかったのです。
でも、ウギョンは言いました。
「私は出来なかったけど、あなたのお陰でハナは救われた。」
コ・ソンファンを殺した犯人は手抜かりがありませんでした。現場をいくら捜索しても手掛かりが全く見つかりません。
犯罪の経緯は予想できましたが、それを証明する証拠は見つからず、犯人に結び付く物も全く発見できませんでした。
ただ、赤ん坊が埋められていることを知っていたと思われることが不思議でした。
ウギョンですら知らなかったのに。ハナが口にしたとは思えませんし。
カン刑事は、ハナについて知ってる人は誰かとウギョンに問いました。
しかし、かなりの人数いることが分かりました。
ウギョンが研究事例としてハナを扱っていたので、学会の会員は皆知っていました。ハヌルセンターの職員やセンター長等も当たり前ですが、知っています。
で、センター長やウンホに話を聞きましたが、特に有用な情報は得られませんでした。
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