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ムヨンが帰宅しません。
ジンガンは、不安に襲われ、ムヨンが行った筈の店を訪ね歩きました。ある店でワインオープナーを買った後、姿が消えてしまったと言う事が分かりました。
携帯も家に残したまま、かき消すように姿が消えてしまったのですから、心配しない訳はありません。
警察に事故などの通報はありませんし、職場にも連絡は入っていませんでした。
ムヨンは、ヤン・ギョンモ医師のところにいました。
その時彼が頼れるのは、ヤン医師しかいませんでした。
ジングクは、辞職願を書きました。
自分がしたことに後悔はなかったようです。でも、警察官としては失格ですからね。
イチーム長に提出すると、ムヨンは通報していなかった事が分かりました。だから、皆、突然の辞表に驚いたし、ジングクの言う傷害事件も信じられませんでした。
イチーム長は、ただでさえムヨンの誤認逮捕等の一件で肩身の狭い思いをしてるチームから、辞職者が出るなんて、ますますチーム長としての自分の力量を疑われると、辞表を破り捨てました。
知らせを聞いたタク・ソジョンは、ジングクに事情を聞きました。
ムヨンを刺したことを聞き、そこまで切羽詰まった思いだったのかと、愕然としました。
そんな時、ジンガンから連絡が入ったのです、ムヨンが消えた・・・と。しらばっくれるしかありませんでした。
意識が戻ったムヨンは、ジンガンに連絡を入れました。ヤン医師の携帯から。
ほっとはしたものの、何も事情を話さないムヨンに、ジンガンは怒りがこみ上げて来ました。そんな状況が辛すぎると電話を切りました。
ムヨンが大事なことを何も話してくれないことが・・・です。
家に戻ったジンガンに、ジングクが打ち明けました。ムヨンを刺した・・・と。
いったい何の事かと、ジンガンは混乱しました。
後悔は無い・・・と言うジングクに、ジンガンは大きなショックを受けました。
もっと残忍な事も出来る、だから、もう会うな・・・とジングク。
昔、ジンガンを苦しめて来たのは、我が子さえよければいいと言う人たちでした。その人たちと同じ事をジングクがしているとジンガンは思いました。
それを見て来て、ジンガンの苦しみを一番わかってるジングクが、そんな事をしてはいけない・・・とジンガンは泣きました。
「可哀相な人なの。私よりもっと苦労して来た人なの充分過ぎるくらい傷ついて来た人なの
」
ジンガンは、ムヨンからの電話の番号にかけて見ました。
ヤン医師が出ました。
ムヨンがそこにいて、ちゃんと治療を受けていて、今は落ち着いていると説明を受け、ほっとしました。
ジンガンは、ムヨンと別れる決心をしました。
それが一番良い方法だと思ったのです。
「彼とはもう会わない。」
ジングクにそう言いました。ジングクは、ほっとしました。
ムヨンは相変わらず様々な夢を見ていました。同じ夢も多いですが、それまで見えなかったモノが少し見えるようになったりしていました。それは、彼の記憶が少しずつ戻って来ている証拠でしょう。
で、ある時、思い出したのです。ヘサンの病院で自分を呼びとめた白衣の人がヤン医師だったということを。
その事実を、ムヨンはヤン医師に確認しました。
ヤン医師は、ムヨンが記憶を失っている事を知って、敢えて打ち明けなかったと言いました。
幼いムヨンとの出会いを、ヤン医師は著書の中で『記憶を失った少年』というタイトルで書いていました。
火傷を負ったムヨンを治療したのは、ヤン医師でした。そして、3週間ほど後に病院を一人で出て行こうとしたムヨンを見つけたのです。
その時、敢えて止めなかったのは、ムヨンが辛い過去と決別できる機会だと感じたからでした。
それから3年後、釣りをしていたヤン医師の前にムヨンが再び現れたのです。ムヨンの記憶は、そこから始まっているようです。
過去って?・・・とムヨンに聞かれましたが、この時はまだヤン医師は話しませんでした。
ムヨンはジンガンの事が気にかかっていました。
家に戻ると、ジンガンが掃除した形跡がありました。そして、メモが残されていたのです。
『ごめんね。兄さんを許して』
ジンガンの決心に気がついたようです。すぐに会いに行きました。
ジンガンは、以前ムヨンが飼っていた猫を見つけて声をかけていました。
ムヨンはその傍に立ち、同じように猫に話しかけました。
「どこに行ってた?外は楽しかったか?平気だ。行きたければ行け。でも、いつでも戻って来い。」
それはジンガンへの言葉だったのでしょう。
そっとジンガンの髪を撫でました。行け・・・と言いました。
どこへ?・・・とジンガン。どこへ行けばいいの?・・・と。引き留めると言ったじゃない・・・。
ジンガンも、分かっていたのです、ムヨンから離れることなんてできないと。
誰にも知られないよう、秘密の恋愛をする決心をした二人です。
ジングクがヤン医師を訪ねて来ました。
ムヨンがここで治療を受けたと聞き、ほっとしたようです。
ジングクもヤン医師も、自分が知ったこと、気付いた事をすり合わせることになりました。
大まかな過去が明らかになりました。
火傷を負ったムヨンの保護者となっていたのは、ジングクでした。刑事だということも、ヤン医師は知っていました。
そして、とうとうジングクは知ったのです、自分が探していたあの少年がムヨンだということを。
ムヨンが再度ヤン医師を訪ねました。やっぱり気になるから・・・と自分の過去を聞きに来たのです。
父親が銃殺される光景を夢に何度も見る・・・とムヨンは言いました。
殺されたんだろ?・・・とムヨン。
「違う、自殺したんだ。」
ヤン医師は言いました。崖から落ちたんだが、皆は自殺だと言っていた・・・と。
ヤン医師は、ジングクが撃ったってことは知らないのかな?事件の経緯は流石に表ざたにされていないってことでしょうかね。
ムヨンの本名が分かりました。
『カン・ソンホ』
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