まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『桃の木 哀しき双子の物語』

2014-08-28 16:02:21 | チョ・スンウ関連
              
桃の木 (1 DISC)/ロマンス
クリエーター情報なし
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やっと視聴が叶いました。

スンウくん、リュ・ドックァンssi、ナム・サンミさん主演、ク・へソンさん監督作品。

 

待ちわびた子供が、シャム双生児だったという衝撃。

母親はその事実に耐えられませんでした。心を病み、息子を受け入れる事が出来ず、一度は殺そうとまでします。

死の直前、笑顔を浮かべたのは、どういう意味だったんでしょう。

 

双生児のドンヒョンとサンヒョン。父が二人をずっと隠して生きて来ました。

外の世界とは全く関わりを持たないで。

 

ドンヒョン=リュ・ドックァンくんは、所謂表の顔。そして、身体の裏側にサンヒョン=スンウくん。

似ているようで、全く性格が違う二人です。

でも、サンヒョンは、自分では動けません。だから、自然と穏やかで静かな性格となったみたいです。

ドンヒョンは、サンヒョンが居なかったら、自分は普通の人間として生きて行くことができたのに・・・と恨みに思っています。

ただ、彼が死ななかったのは、サンヒョンを生かすためでもあったのです。

それに気づいたのは、サンヒョンとの別れが近くなった時でした。

 

スンア=ナム・サンミさんは、挿絵画家を夢見ながらアルバイトで生活している女の子。

なかなか日の目を見られないでいます。

そんな時、スンアの友達のブティックに、ドンヒョンたちの父親が訪ねて来ました。

父は、昔妻の友人だった口の利けない写真家の女性を探していたのです。そのあたりに、写真館があったとか。

偶然スンアの職業を知り、息子の小説のために、挿絵を描いてもらえないだろうかと頼むのです。

 

スンアは、ためらいながらも、OK。

フードをかぶったままのドンヒョンと初めて会いました。

ドンヒョンは、明るくて可愛いスンアに惹かれて行きます。

 

スンアも、ドンヒョンの描く二つの顔を持った人間の話に引き込まれて行くのです。

 

でもね、ある時、ばれてしまったのです、彼がシャム双生児だということが。

サンヒョンの顔を見て、一瞬立ち止まり、後ずさりしたスンア。

哀しげなサンヒョンの顔を見て、何も言えなくなってしまいました。

彼女は初めて分かったのです。ドンヒョンが描く二つの顔を持った人とは、自分自身の事だった・・・と。

この時の、スンウくんの表情が良い

蒼白な顔で、暗く青く澄んだ瞳で泣きだしそうなのを、必死で堪えている・・・。

 

その日、自宅に出版社の編集者と記者たちが押し寄せて来ました。

ドンヒョンの作品を、スンアが持ちこんでいたのです。それを呼んだ編集者が、是非出版を・・・と言って来たってわけです。

遠慮の無い記者は、ずかずかと部屋に入り込み、ドンヒョンをカメラに収めようと押し寄せました。

怖くなったドンヒョンは、必死に逃げますが・・・。

結局、彼らにも真実の姿を見られてしまったのです。

ドンヒョンは、自分の顔を隠す事が出来ます。でも、サンヒョンはそれが出来ません。ただ、フラッシュを浴び続けるしか・・・。

 

スンアは、彼らを受け入れました。

 

なのに・・・。

木から落ちて、サンヒョンは亡くなってしまうのです。

サンヒョンには、顔しか残らなかったのか・・・と泣く父。

スンアは、友達の店から、マネキンを持って駆け付けました。これで、サンヒョンの身体が出来た・・・と、泣き崩れる父でした。

 

一人の人間になったドンヒョン。

スンアから完成した絵本を手渡されました。この本の中では、二人はそれぞれに別の身体を持っていました。

 

正直、ドンヒョンたちの姿を最初は少々怖かったです。

それと同時に、哀しかったです。

 

ク・へソンさん・・・いえ、監督。独特な演技をする女優さんであるとともに、独特な世界観を持った監督さんでもあるのですね。

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2 コメント

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独特の世界観 (ペンちゃん)
2014-08-29 20:16:11
ご覧になりましたか!!
スチールではわからないんだけれど、スンウさんは、ほとんど顔だけの演技なんですよね。
でもちゃんとその人物の気持ちが伝わってくる!!
そして、頑張って ドックァン君と双子なのでもあります。

すごく切ない話を童話の様に描くヘソンさんの映画つくりへの静かな情熱を感じますね

メイキングインタビュー見ると、スンウさんもヘソンさんの制作意欲をものすごく買っての出演のようですね
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やっぱり凄い! (まぎぃ)
2014-08-29 21:30:03
ぺんちゃんのおっしゃるように、ホントに顔だけの演技でしたね。

だけど、その悲しさも伝わって来るし、悔しさや苛立ちも持ち合わせている・・・。
一個の人間なんですね、彼も。

登場人物皆の感情に共感出来ました。

不思議な雰囲気の作品ですね。

それと同時に、やっぱりスンウくんは凄いと改めて思いました。
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