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あなたじゃないの?と言われ、ウギョンは即座に否定しました。
頭の中に突き飛ばされる姿と服を破られるシーンが浮かびましたが、否定しました。
ウギョンは自分の記憶に自信がなくなってきました。
カン刑事たちを呼びとめたピンナは、必死に言いました。チャ・ウギョン先生はオカシク無いと。
カウンセリングを受けただけで、母親はウギョンに嫉妬してるんだと言いました。
でもね、明るく答えてはいるんだけど、チョン刑事は何かを隠していると感じたようです。
当たりです。
ミン・ハジョンは娘の自由を束縛し、勉強だけを強いているのです。娘の行動を全て支配しようとしているようです。勉強部屋には監視カメラまでつけていますし、ドアには鍵をかけて出られなくしています。
ただ、ピンナも大人しく従っているように見せかけてはいるけど、実際は違うんです。
カン刑事たちが掴んだミン・ハジョン名義の携帯は、実はピンナがこっそりと使ってる携帯かな?
クォン刑事が情報をつかみました。
ミン・ハジョン名義の携帯の電源が一瞬入った事です。
オリンピック道路を走ってる車の中で7分間電源を入れたと判明したのです。ウギョンが“赤い涙”からのメッセージを着信した時でした。
ただ、これだけではその携帯が“赤い涙”のものだと断定することは出来ません。
で、掲示板への接続記録と“赤い涙”の接続記録をチェックしてみると、接続日時とIPが全て一致したのです。つまり、その携帯の持ち主は“赤い涙”と断定出来るということです。
パク・ジヘが家の近所の公衆電話から“赤い涙”に電話し、ジヘの家を訪問した“赤い涙”が家に例の詩を残し、殺害現場まで誘導したと推察できました。
その後、ジヘ名義で掲示板に入会し、ドンスクに近づいたと言うことです。
捜査は相当の進展を見せたとカン刑事たちは意気が上がりました。が、逮捕にはそう簡単に結びつく筈はありません。
名義人であるミン・ハジョンについて調べてみると、多くの前科があることが分かりました。
汚物投てきと騒音、業務妨害と暴行、器物損壊等々。
被害者たちから話を聞くと、皆が口を揃えて最悪の女だと言いました。ちょっと反対意見を述べただけで、店の営業を妨害したり、暴行を加えたりしたんだとか。
“みんなの子供”の会の中でも、過激な考え方を持ってる方だったようで、ウギョンも同じだったと元会員が言いました。
ウギョンにミン・ハジョンについて聞きました。
“赤い涙”の物だと思われる携帯が、ミン・ハジョンの名義だったと聞くと、流石に驚いたウギョンです。
「すべての事件があなたに関係しています。どう思いますか?」
と、チョン刑事が言いました。
それには答えず、反対に刑事さんたちの見解は?と、ウギョンが聞きました。
「あなたは一連の事件の重要参考人です。」
と、カン刑事がはっきりと言いました。だから、ミン・ハジョンについて知ってることはすべて話してくださいと。
でも、ウギョンはこの2年会っていないので、話すことは無いと言いました。そして、
「偏屈だけど、人を殺すような人ではありません。」
と、ミン・ハジョンについて言いました。
赤い涙もミン・ハジョンも児童虐待に憤っていたとカン刑事が言いました。すると、ウギョンは、自分も彼らと同じ考え方だと言いました。
「だからって、皆が殺人犯になるわけではありません。」
ハヌルセンターの管理システムには、個人情報はもとより、相談の内容等も保存されています。
当然、相談の個人情報は厳重に保護されていました。・・・その筈でした。
ハッキングの形跡もありませんでした。
が、2か月前のシステムの整備の際にマスターキーを設定していたのですが、その管理を任されていたのは、本来システム管理者なんだけど、ハヌルセンターの場合はセンター長だったのです。
おまけに、パソコンに疎いというセンター長は秘書やその他の大勢の人に教えてしまっていたのです。マスターキーの意味がありません。
誰でも自由にハヌルセンターの機密情報を全て見ることができるというわけですから。
結局、IDと暗証番号を知る職員全てにアリバイ等の調査をしなくてはいけなくなりました。
ウンホも当然調査されました。
ハナの似顔絵があるのを見たチョン刑事は、子供が本当に好きなんですねと言いました。
「子供の笑顔を見ていると、汚い部分が洗い流される気がして。」
と、ウンホ。そして、続けました。
「倉庫で死んだ女性、あの人が生きていたらハナは笑顔になれなかった。もちろん、殺人は悪いことだけど。」
ソグの妹ヒスは着実に回復し、笑顔も取り戻していました。
父親は窃盗罪で拘留中だとわかりました。親権を放棄したため、施設に入れようにも、母親の同意書が必要なんだとか。
世話をしている職員から、母親と連絡が取れないと聞いたウギョンは、電話してみました。
でも、何度かけても出ません。
母親は入院中でした。命はとりとめていたのです。でも、かなりの重傷です。
ウギョンは幼稚園の別の同級生を訪ねて行きました。
そしてやはり知ったのです。自分の記憶とは全く違う事実があると。
幼稚園の頃の思い出の品が家には全くないとウギョンは気づきました。
もしかしたら、自分の記憶は父親から嘘の記憶を植え付けられたのではないか?と思い始めました。
自分は、父親が言ったとおりの記憶しかないから。
継母に確認しようとしましたが、病院に行った方がよいと言われただけでした。
コ・ソンファンのハナへの接近禁止の措置を申し立てていたのですが、却下されてしまいました。
激怒したカン刑事。
明らかに罪を犯しているコ・ソンファンを抑える術が無いのです。
そしてある日、カン刑事とウギョンはハナに付き添ってコ・ソンファンの家に行きました。
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