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パク・ジへを見ていたのは、確かにウギョンでした。
でも、その道は、妹セギョンが入院している病院への道でもあったのです。
毎週数回病院に通っているウギョンは、偶然、ジへを見つけ、思わず凝視してしまったというわけです。
説明することで、妹のことをカン刑事たちに話す結果となりました。
知れば知るほど不幸な境遇のウギョンに、カン刑事は同情しました。
辛いでしょう・・・と、言いました。
ところが、ウギョンは辛くないと言うのです。妹に比べたら・・・と。
「僕なら辛いと思います。痛みは他人と比べるものではありません。なぜ、痛みを隠すのですか?」
と、カン刑事が言いました。
ウギョンには思いがけない言葉だったでしょう。自分でも辛さを我慢してる意識は無かったでしょうから。
どうして苦しみを隠すんだろうと、カン刑事が呟きました。すると、
「隠そうとしてるとは思いません。むしろ、悲鳴を上げてる。カン刑事も悲鳴を聞き付けて手を差し伸べた。そうじゃありませんか?力の限り悲鳴をあげるなんて、余程の事です。」
と、チョン刑事が言いました。
チョン・ソグの母親から、お金の無心の電話が入りました。
ウギョンは、既に、500万Wを振り込んであげたようです。
でも、それ以上応じる気持ちはさらさらありません。なにも言わずに電話を切りました。
切羽詰まってるソグ母は、ハヌル児童センターにウギョンを訪ねて来ました。
脅せば出すと、ソグ母は思ったのです。
でもね、動じるウギョンじゃありません。
あまりにも非常識なソグ母に、我慢できなくなったウギョンは、とうとう手を挙げてしまいました。
往復ビンタの嵐です
剣幕に驚いたソグ母は、顔を真っ赤に腫らして出ていきました。
ウギョンは自分の行動にショックを受けました。とうとうしてしまったと思ったかも。
その時、タイミング良くというか、赤い涙からメールが届いたのです。
“勿論、知ってます”
チョン刑事はウギョンを疑っています。
カン刑事は、これまでの経緯からウギョンを信頼しています。哀れみもあるでしょう。犯人だとは思いたくないのです。
もう一度、事実を確認しました。
それで一つの仮説が出ました。
すべてハヌル児童センターに関係があるということです。被害者も加害者も容疑者も事件現場も。
犯人はハヌル児童センターの関係者である可能性が高い。
そこに、ウギョンがやって来ました。
“赤い涙”が自分を知っていると言ってきたと報告に来たのです。
ドンスクがウギョンを疑っていたことも話したようです。
チョン刑事がドンスクに事情を聞きに行きました。
ウギョン以外に自分の家庭の恥を話す筈がないと断言しました。こんな自分にもプライドはあると。
ウギョンも、ドンスクの事を誰にも話したことはないと言いました。
相談する人の情報もしっかりと管理されていると。
「“赤い涙”は私に近しい人物でしょうか。」
あなたがよく知ってる筈ですと、カン刑事。
気になる人は?怪しい人物は?児童虐待に憤っていた人は?・・・と言うカン刑事の問いに、ウギョンは全て首を横に振りました。
「じゃぁ、何故メッセージを送ったんですか?」
と、問われ、ウギョンは答えました。
頭の中を読まれたから・・・と。
つまり、ウギョンはアン・ソグォンが死ねば良いと思っていたと言うのです。
「自分なら、この手で殺したと思います。」
カウンセラーであるウギョンがそんな事をドンスクに言う筈はありません。
代わりに赤い涙が言ってくれ、行動に移してくれたと、そういうことです。
ソグ母の元に不審なプレゼントが届きました。
『悲しみの排せつ物。排せつ物の餌』
と書かれた紙と共に入っていたのは猫のぬいぐるみ。
でも、開けた瞬間、ソグ母はそれを死体だと錯覚して叫び声を挙げてしまいました。
パク・ジへに送られていた手紙にあった電話番号のうち、ひとつは、一件の通話記録しかありません。怪しいです。
その発信元が、パク・ジへの自宅付近の公衆電話だと判明。
ミン・ハジョンと言う女性の名義の携帯でした。
すぐに事情聴取に向かいました。
ミン・ハジョンがウギョンと繋がりました。
昔、『みんなの子供』と言う児童虐待防止の会のメンバーだったのです。
ただ、ウギョンは会を辞めたと言いました。
その理由が“精神を病んだから”だと言いました。セギョンが交通事故に遭って以来、オカシクなったとハジョンは言いました。
ハジョンの娘が帰宅しました。
ハジョンは、大袈裟に出迎えました。成績も1位なんだと自慢しました。
ミン・ハジョンはウギョンに悪意を持ってると、カン刑事が言いました。
チョン刑事も同様なのを見て、個人的な感情抜きで捜査しろとカン刑事が言いました。
「カン刑事こそ、感情で目が曇ってる。」
と、チョン刑事が言い返しました。
二人が言い争っているところに、ハジョンの娘ビンナが駆け寄って来ました。
「母を信じないで。チャ・ウギョン先生はオカシクない。」
ウギョンはあの緑の服の女の子の調査を続けていました。
昔の写真から、同じ年齢の頃の友達を当たって、話を聞いたのです。
すると、いろいろと不審な事が出てきたのです。
自分が当時父親から聞いていた話が、全く事実とは異なっていたのです。親しい仲だったと聞いていた同級生は、記憶違いだと言いました。自分は親しく無かったと。
正しい記憶もありました。
この子を覚えてない?と、ウギョンがあの似顔絵を見せました。
すると、知人は不思議そうに言いました。
「ウギョン、あなたじゃないの?」
その瞬間、ウギョンの記憶が蘇りました。
誰か大人の女性に突き飛ばされ、服を破られて泣いている女の子を。
違う、私じゃない・・・ウギョンは呆然と呟きました。
ソグ母が交通事故に遭いました。
はねた車はその場から逃走しました。
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