まったり まぎぃ

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『SEOBOK/ソボク』

2023-06-27 22:34:05 | 韓国映画のエトセトラ

コン・ユssi、パク・ポゴムssi出演のクローン人間を扱った作品。

 

脳腫瘍を患い、余命僅かと宣告されている元情報局院ギホン=コン・ユssi。

ある日、元上司であるアン部長から極秘任務を打診されます。

クローン人間ソボク=パク・ポゴムssiの護衛です。

 

ソボクは人間の2倍の速さで成長します。

秦の始皇帝の命を受け、不老不死の霊薬を探した家臣徐福(ソボク)にちなんで名づけられました。

その目的を叶えた実験体ソボクは不死でした。

ソボクの骨髄はIPS細胞が作れるよう設計されています。そのたんぱく質で全ての疾患を治療できるんだとか。

ギホンが今回の任務を引き受けた理由も、そこにありました。

「ソボクがいれば、人間は死に勝てるのです。」

と、このプロジェクトの中心であるシン博士は言いました。

だから、ソボクを何としても守らなければいけないと。

 

ソボクには、シン博士たちも予想していなかった能力がありました。

念ずるだけで周囲のモノを動かしたり、止めたりすることができるのです。

超能力ってことね。

 

国家プロジェクトで誕生した不死のクローンソボクをわがものにしようと、いろんな勢力が襲って来ます。

ギホンは、ソボクを守ることで、自分が死を免れる事が出来るかもしれないと言う打算で引き受けました。

 

生まれてからずっと研究所の中で生きて来たソボクには、外の世界は、全てが興味の対象となります。

ギホンは、最初はあまりにも人間離れしているソボクに呆れ、怒り、任務遂行を断念しようと思います。

しかし、行動を共にするうちに、ソボクの素直さ純粋さを知るのと同時に、悲しみ、苦しみも知ります。

自然にソボクを庇い、命をかけて守ろうとするようになりました。

まるで血を分けた弟のように思えて来たのです。

 

ソボクは、交通事故で死んだ男の子のクローンでした。

男の子の母親が、彼を産みました。

母親は研究所の職員イム博士です。

死ぬことがどういうモノか分からないけれど、ソボクは死ぬことが怖いと言いました。

「でも、永遠に生きると言うのも、怖いです。」

と、ギホンに言いました。

そんな彼の夢はただ一つ。

“何かになりたい”と将来の希望を口にすること。

普通の少年が、サッカー選手になりたいと願うように。

誰かにとって意味のある何かになりたいと、ソボクは思っていました。

 

ソボクは自分の運命を受け入れて来ました。

実験体と呼ばれ、単にIPS細胞を作り続ける物体として生き続ける運命を。

しかし、母が殺されたことを知った瞬間、溜まり続けて来た悲しみが怒りとなって爆発したのです。

誰も、何の武器をもってしても止める事は出来ませんでした。

周囲の人を殺し続けるソボクを、必死にギホンが止めようとしました。

「僕が生きている限り、この争いは永遠に終わりません。僕が消えたら終わります。」

だから、終わらせてください・・・とソボクはギホンに言いました。

 

ギホンには、ソボクを殺すなんてこと、出来ませんでした。

しかし、それ以外にこの争いを終わらせる方法は無いと分かってもいました。

ギホンはソボクを撃ちました。

ソボクはその弾を防ぐことなく、体で受けました。

 

パク・ポゴムssiの純粋な雰囲気が、クローン人間ソボクにピッタリでしたね。

過去に対する罪悪感や、死に怯えるリアルな感情を表現するコン・ユssiも良かったです。

殺伐とした争いのシーンや、エゴむき出しの人間の醜さが表現されるシーンが多いのですが、ソボクとギホンの兄弟のような自然な会話がほっとさせてくれました。

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