まったり まぎぃ

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『ただ愛する仲』15話まで

2018-06-15 00:45:57 | 韓国ドラマのエトセトラ
ただ愛する仲 OST (JTBC TVドラマ)
クリエーター情報なし
Universal Pictures Korea

レビュー一覧は、こちらから。

 

眠ったガンドゥを見つめながら、ムンスは思い出していました。

事故の時、崩れ落ちそうな瓦礫を、必死に支えながら、ガンドゥは、ムンスを先に外に出してくれたのです。

何故、傍に居たのに、ムンスだけ先に救出されたのか、ずっと疑問に思っていたのですが、その理由が分かりました。

ムンスを先に行かせた直後、瓦礫が崩れ落ちてしまい、ガンドゥは閉じ込められてしまったのです。その後、ソンジェと会ったわけです。

 

ガンドゥを先に行かせていれば、ソンジェの遺体と過ごすこともなければ、その後の幻聴に悩まされる事も無かったわけです。

自分の所為で、ガンドゥの人生が狂ってしまった・・・。ムンスはそう思いました。

だから、ガンドゥを真っ直ぐ見詰める事が出来なかったのです。

 

ガンドゥも、すぐにムンスがソンジェの事を知ったと気付きました。

携帯が無くなっていましたからね。

慌てて連絡をとろうとしましたが、電話に出ません。

無断欠勤してると知ったガンドゥは、ムンスの行き先に見当が付きました。ソンジェのところだ・・・と。

 

やっぱりそうでした。

ムンスはチェ・ソンジェの実家の前にいました。

幻覚の主はソンジェ?・・・とムンスは聞きました。いつから知ってたの?・・・と。

お前と一緒に来た時に気づいた。言いたく無かった。お前を苦しめたくなかったから・・・とガンドゥ。

ムンスがここに来たのは、ソンジェの母親に謝りたかったからでした。自分があの日呼び出さなかったら、ソンジェは死ぬことは無かった・・・と。

「悲しみだけじゃなく、恨みも抱えて生きろと?」

と、ガンドゥ。

 

その時、ソンジェの母親が家から出て来ました。

ムンスを見て、無視しようとしたのですが、ガンドゥを見て、気持ちが変わりました。

事故直後、ガンドゥが松葉づえをつきながら何度か訪ねて来たのを、覚えていたのです。

家に招き入れてくれました。

「最期まで一緒でした。」

と、ガンドゥが言いました。伝言を預かっていたんです・・・と続けました。

「“あの時、何も告げず出かけてごめん”と、お母さんに伝えてほしいと頼まれました。」

遅れてすみません・・・と。

「それを伝えようと、何度も来てくれたの?」

母親は泣きながら問いました。

それだけ言って、ガンドゥは、帰ろうとしました。ムンスには話させたく無かったのです。

でも、ムンスは携帯を差し出し、自分が呼び出したことを正直に話し、謝りました。泣きながら・・・。

 

ムンスの態度で、別れようとしていると気付いたガンドゥ。

必死に止めました。

自分の所為だと言うムンスに、それは違うと言いました。

でもね、ムンスは言ったのです。

「あなたと一緒にいると辛い。昔の事を思い出して自分を嫌いになる。」

掴んでいたムンスの手を、ガンドゥは離してしまいました。

 

ムンスを苦しませるくらいなら、自分一人で後悔する方がマシだと思いました。

でも、諦めきれません。何よりもムンスが大事でした。

以前、自分が突き放そうとした時、ムンスはずっと待ってくれました。だから、ガンドゥも待とうと思ったのでしょう。

ムンスの気持ちが変わるまで・・・。

せめて、慰霊碑の仕事は完遂しようと思いました。ムンスと一緒に。

「お前の所為じゃ無いから、罪悪感を抱くな。俺は感謝してる。俺はお前に何度も救われた。」

と、言いました。

怪我をして倒れていたあの雨の日、借金取りと喧嘩した日、薬屋のハルモニが死んだ日・・・。いつもムンスが傍にいてくれました。

「お前に生かされているんだ。それに、あの人・・・確かに怖かった。でも、彼がいたから耐えられたのも事実だ。だから謝らなくていい。自分を責めるな。ムンスらしく堂々としてろ。」

 

この間にも、ガンドゥの体調は悪化し続けていました。

ジェヨンからも何度も何度も電話が入っていましたが、ガンドゥは無視し続けていました。

今のガンドゥには、ムンスのことしか考えられないのです。

 

しびれをきらしたジェヨンが、ガンドゥの部屋にやって来ました。

そして、半ば無理やり病院に連れて行ったのです。

検査の結果、肝移植しか手はないと分かりました。そこまで悪い状態だったのです。

ジェヨンは覚悟をしていたものの、ショックでした。

ガンドゥは、冗談かと思いました。信じられませんでした。

これじゃぁ、いくらなんでも自分が可哀相だと。あまりにも悲惨な運命じゃないか・・・と。

「俺が何をしたと言うんだ

と、叫びました。

泣いた~っ

 

ムンスには何も話しませんでした。心配をかけるだけだと分かっていますから。

そして、一人で瓦礫を運んできました。

それで慰霊碑を作ろうと考えたのです。

ムンスも賛成しました。

 

マリはユテクに別れを告げました。

奥さまはあなたに興味を持っているわ・・・とマリは言いました。

流石にユテクはショックを隠しきれませんでしたが、だからと言って、妻に知られた以上、そして妻と別れる気が無い以上、マリの言葉に従うしかありませんでしたね。

 

ガンドゥは、ジェヨンから翌日入院するようにと言われ、今回は逆らいませんでした。

それほど辛い状態になっているということです。

ムンスに何も話していないと聞いたジェヨンは、薬屋のハルモニのことをガンドゥに知らせたのは、ムンスに言われたからだと話しました。

あの時、話すべきだとムンスは言ったのです。

「後で知ったら傷つくわ。心の準備無く傷つくのが怖い。私がそうだから、きっとガンドゥも同じよ。」

だから、人から聞き伝えになる前に、ガンドゥから直接ムンスに伝えなきゃ・・・と。

 

ガンドゥはムンスに会いたいと思いました。

我慢できなくなって、ムンスの家に行きました。

丁度その時、ボイラーの修理をするため、サウナは閉店して、ムンス母は旅行に出かけていました。

ガンドゥは、ムンスの部屋に向かって声を張り上げました。

もう、力もあまり出ないけど、必死に叫びました。

「俺は今具合が悪いんだ。かなり悪い。今にも倒れそうだ。窓を開けて俺の話を聞いてくれ。そしたら帰る。最後に顔が見たいんだ。」

10数えたら倒れるぞ・・・と言って、数え出したんだけど、10まで持ちませんでした。

5まで数えた時、ガンドゥは倒れてしまったのです。

ムンスは部屋でその声を聞いていました。

開けてあげてよーっ

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