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2010年、巨額投資詐欺事件が起こりました。
首謀者はノ・サンチョン=ホ・ソンテssi。
まるで新興宗教のように彼に熱狂する人たちから、莫大な金額を巻き上げ、側近と共に逃走。
挙句に、逃亡先の海外で交通事故死。
首謀者死亡ということで、事件は不起訴となり、被害者に対する損害賠償は行われないまま、事件は忘れ去られて行きました。
2023年、残酷な殺人事件が起こりました。
被害者は、ソン・ヨンジン。ノ・サンチョンの側近でした。
死ぬ前に緊急通報をしていました。
「助けてください。ノ・サンチョンが私を殺そうとしています。」
悲鳴のような震える声でした。
が、それは、犯人から暴行を受けた末、メモを読まされていたのです。
発見者は、宅配人。
体が不自由なので、ドアは開いているから部屋の中まで料理を届けてほしいと言う注文だったのです。
報告を受けたカン次長は、懲戒処分を受けているク・ドハン=チャン・グンソクssiを呼び出しました。
カン次長は、最近の殺人事件だけを直接報告させています。
その理由を聞いた部下に、カン次長は何も答えませんでした。臭うわ・・・。
ク・ドハンは元弁護士。
財閥顧問で負け知らずと言う輝かしい実績を持っているにもかかわらず、何故か薄給の刑事に転職したと言う変わり者です。
ク・ドハンは現場に駆け付けました。
そこで、自分を含めた現場の様子を写真に撮っている人物が目に留まりました。
その様子に不審なモノを感じたク・ドハンが声をかけ、携帯をチェックすると中には事件現場の被害者の写真が。
警察署に連行し、取り調べを始めました。
その人物イ・ビョンジュンは、部屋に行った事は認めましたが、殺したのは自分ではないと供述。
そして、ソン・ヨンジンを殺したのは、ノ・サンチョンだと言いました。
自分は彼らの被害者だと。
この時点で、ク・ドハンたちは、被害者の素性を知り、緊急通報の内容の報告を受けたのです。
“ノ・サンチョン”と言う名前が突然浮上して来ました。死んだ筈なのに・・・。
ク・ドハンから報告を受けたカン次長は、イ・ビョンジュンが犯人じゃないかと言いました。
現場に舞い戻って捕まったんだと。そして、ノ・サンチョンの話で混乱させたんだと。
拘束令状を検察に請求するとまで。
あまりにも出来すぎのストーリーに、ク・ドハンは違和感を抱きました。
一刻も早く事件を収束させようとし過ぎているからです。
イ・ビョンジュンの弁護士だと言う女性が警察署にやって来ました。
チョン・ナヨンと言う女性です。
しかし、ク・ドハンは彼女が弁護士ではないと、すぐに見抜きました。
当たりでした。
ナヨンはネットニュースの記者だったのです。そして、イ・ビョンジュンと同様、ノ・サンチョン事件の被害者でもあったのです。
イ・ビョンジュンは、わざと捕まったようです。
何か、企みがあるようですが、まだ、分かりません。
イ・ビョンジュンを犯人と証明する証拠も見つからず、わざと捕まった理由も不明。
ク・ドハンたちは行き詰りました。
ク・ドハンがイ・ビョンジュンに聞きました。
ソン・ヨンジンと会おうとした理由は?と。
ソン・ヨンジンが最近被害者の会を訪ねて来たと、イ・ビョンジュンが言いました。
激怒する被害者たちに、ソン・ヨンジンが言いました。
「ノ・サンチョンは間違いなく生きている。私があいつを捕まえて、皆さんの被害額を全てお返しします。」
そんな言葉を信じたのかと、ク・ドハン。
「藁にも縋る思いだった。皆、歳月が流れて疲れ果てていたから。」
と、イ・ビョンジュンは言いました。
被害者たちは、皆ノ・サンチョンが死んだとは思っていないと言いました。
そして、付け加えました。
「カン次長はノ・サンチョルが死んだと思ってるかどうか聞いてみればいい。あの事件の担当刑事だったんだから。」
2011年、ノ・サンチョンたちが行方をくらました頃。
被害者たちは残った会社の従業員たちにお金を返せと詰め寄って大騒ぎとなっていました。
しかし、従業員たちも被害者だったのです。
そこに、一人の男性が乗り込んで来ました。
そして、その場で灯油をかぶり、投身自殺をしたのです。
この男性が、ナヨンの父親でした。
この一件の報告を、ノ・サンチョンは受けていました。
その夜、ノ・サンチョン、側近で愛人のソラム、ソン・ヨンジンたちは、船で密航する手筈になっていました。
何者かの指示を受けていました。
どうも、大物が後ろにいるようです。
しかし、ソン・ヨンジンは途中で暴行を受け、放り出されました。ソン・ヨンジンが警察と通じているのを、気づいていたからでした。
港で待つノ・サンチョンたち。
そこに現れたのは、カン次長たち担当刑事一行。
ノ・サンチョンが乗る車を取り囲み、逮捕しようとしたのですが、そこに一台の車が。
検察でした。
で、カン次長たちは、手を引かざるを得なくなったのです。
しかし、諦めたわけではありませんでした。
カン次長たちは、一旦逃がしたノ・サンチョンの車に体当たりをしたのです。
が、乗っていたのは、手下。
ノ・サンチョンの姿はありませんでした。まんまと逃げられてしまったと言うわけです。
2023年。
ク・ドハンは、カン次長にノ・サンチョンについて調べるべきだと進言。
しかし、止めろとカン次長は言いました。
「私がもみ消すべきことはありませんか?」
と、ク・ドハンは言いました。
カン次長、言葉が出ませんでした。
ク・ドハンは、イ・ビョンジュンを釈放しました。
部下を一人、尾行につけました。
そして、また事件が起こりました。
緊急通報が入りました。
「助けてください。ノ・サンチョンに殺されます。」
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