被告人 DVD-BOX2 | |
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コ捜査官、重体だけど、死んで無かった~っ
良かったよ~、ほんと。彼が何を告げたかったのか、まったく想像できないソ弁護士ですが、科学捜査研究院に行った後だと言う事は分かっていますから、何かそこから引き出してほしいものです。
コ捜査官が現在ついているのは、ソ弁護士の友人のヨ検事。
ヨ検事もまた、コ捜査官の行動の理由は分かっていません。
ソ弁護士は、これが単純な事故じゃないかもしれないと感じました。
そして、テスが見つけたスーツケースは空でした。ハヨンのDNAも発見されず、中にハヨンを入れて運んだと言う検察の主張の裏付けにはなりませんでした。
周囲を探ってみたようですが、やはりハヨンは見つからずじまいでした。
テスは、激怒しました。ジョンウが言った場所に確かにスーツケースはあったわけですから、ジョンウが埋めたことになります。
だったらハヨンは?・・・ですよね。
ジョンウに掴みかかりました。
ジョンウはジョンウで、自分が告げた場所にスーツケースがあったことが信じられませんでした。きっと適当な場所を言ったつもりだったのでしょう。
記憶など無いのですからね。
ジョンウにも意味が分かりません。
ハヨンの遺体が見つからなかったというニュースを聞いて、ミノも驚いていました。
一件を任せた部下のキム・ソクがきちんと処理しなかったと思いました。
で、ソクを痛めつけたのです。そしてこの時、明らかになった事がもう一つ。事件に関わっている人物がもう一人いるということです。
ハユンの遺体が見つからなかったことで、世間は検察の捜査ミスだと指摘。
次長検事はカン検事とチェ部長検事を呼び、注意しました。
チェ部長検事は、ジョンウが無実の可能性をカン検事に聞きました。もし1%でも無実の可能性があるなら再捜査しろと言いました。
でも、カン検事は、ゼロだと言い切りました。
ソ弁護士が、一枚のメモをジョンウに見せました。ジス母から預かって来たモノです。
ジョンウが記憶を失う前、ジスのお葬式に来た時に、ジス母に密かに手渡したものでした。
“部屋は片付けないで”
と書かれてありました。勿論、今のジョンウには、そのメモの記憶はありません。
部屋を片付けてほしくない理由・・・ジョンウは分かりません。
で、一度部屋を見せてもらったのです。
ソ弁護士にチェ部長検事を動かしてもらい、カン検事の許可を得ました。
現場検証にジョンウでは無い別の人物を犯人役としたことをチェ部長検事にばらし、カン検事を納得させたのです。
ジョンウは、事件現場である自宅に入りました。
この時、玄関の呼び鈴を押して見るかと思いましたよ、あたしゃ。カン検事が、壊れていたと言ってたことを確認するんじゃないかと。
でも、しませんでしたね。ちょっと残念。
幸せだった生活が、目の前に浮かびました。
涙にくれるジョンウです。何を見ても、ジスとハヨンの思い出につながりました。
何も思い出せないままになるかと思いました。でもね、一つ思い出したのです。
事件当日、ジスが使ったと思われる血染めのビデオカメラがあったことを。そして、ジョンウ自ら、警察が駆け付ける前にそこからメモリを抜きだし、どこかに隠した事を。
でも、どこに隠したかが思い出せません。
それは思いがけないことから思い出せました。
シン・チョルシクが懲罰房にジョンウが書き残した単語を忘れないためにメモしていたのを、見つけて、最後の単語を知ったのです。
“熱帯魚”
水槽だ
玄関に置いてあった熱帯魚の水槽にメモリを落とし入れた・・・。
すぐにソ弁護士に知らせました。
そして、ソ弁護士は、水槽の中から、メモリを見つけたのです。
ジョンウが現場から戻って来た時、次長検事が、珍しく気を使う態度に不審を感じたジョンウ。
取調室の窓の向こう側にいる誰かに、ジョンウの様子を見せるためだと感じました。でも、この時は、それが誰か分かりませんでした。
直後に、エレベーターに乗っているジョンウの前に、ミノが現れました。
一瞬驚いたような表情を浮かべましたが、それ以外は何の反応も見せませんでした。
ミノは、ジョンウの記憶が戻っているかどうか、敢えて姿を見せて試してみたのです。
戻っていないと確信したようです。
でも・・・ジョンウ、もしかしたら、ミノを認識した
以前、面会に来たコ捜査官から、ミノの事を調べていたと聞かされていましたが・・・。目の前の男がその人物だと思ったかしら
裁判の日になりました。
その日、同房のソンギュも、裁判がありました。
ジョンウはソンギュの事件の内容を聞き、細かく指導しました。自分の弁護は自分でできるほどに。
担当検事が、ジョンウの後輩だったこともあり、性格や仕事の仕方を熟知しているジョンウにとっちゃ、突っ込みどころは分かっていました。
ソンギュは、ジョンウの指導の通り、一生懸命自分は無実だと訴えました。検事は高卒のソンギュに次々と問題点を指摘され、形勢は不利です。
そして、ジョンウの裁判。
ソ弁護士の発見したメモリには、瀕死のジスが写っていました。
何者かの足も写っていました。
ソ弁護士は、それがジョンウではないと主張。別の真犯人がいるのでは?・・・と。
家の中で靴を履いているのも変だし、遺体の傍でいたジョンウが足跡を消すなんてことも出来るとは思えない・・・と。
裁判はジョンウに有利に進むかと思いました。
でも、ここでカン検事も新しい証拠を出して来たのです。
ジョンウがまだ記憶を失う前に、取調室で、殺人を告白したビデオ映像でした。はっきりと、自分がジスとハヨンを殺したとジョンウが言っていました。
これまで、この映像を出さなかったのは、自白による罪の軽減をさせたくないと考えてのことだったとカン検事は言いました。
なのに、これまで記憶喪失を装ったりして罪を逃れようとする態度を見たら、公開せざるをえなくなった・・・と。
ソ弁護士が、異議を申し立てても、却下され、結局、第2審も死刑が言い渡されてしまったのです。
ジョンウにも、自分が犯人かもしれないという思いが湧いて来ました。
無実だとは言えなくなりました。自分に自信が無くなったのです。呆然としました。
記憶には無いけど、自分が愛する妻と娘を殺したのは真実のように思えました。
その夜、ジョンウは首を吊ろうとしました。
「何故死ぬの?アニキじゃないのに。僕がやった。」
後ろからソンギュの声がしました。
ええーっ
「お前は誰だ」
ジョンウがソンギュに詰め寄りました。
ミノの部下ソクも、ソンギュがジョンウと同じ房にいると掴んだようです。
ミノに報告していました。