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イ神父のスキャンダルは、極秘捜査が行われていたと、真しやかに警察内部では伝わっていました。
だから、ク刑事たちも、その報道に驚く始末。
本当に現場の刑事たちはそれを信じているのでしょうか。
疑いながらも、上の指示には従っておかなくちゃいけないと思ってるのでしょうか。少なくとも、ソ刑事はそうでしょうし、ク刑事はその経緯を知ってますからね。あらかじめあらすじが決められていると。
ヘイルがク刑事を殴った直後、署長がやって来ちゃって。
結局、ヘイルはそのまま留置場に入れられてしまいました。
そして、当然のように担当検事はパク検事。
パク検事は、逮捕令状の申請書を破り捨て釈放しました。改心したのかと思ったらそうじゃないみたいです。
司祭には迷える子羊を助ける役目、自分には非常識な犯罪者を助ける役目があると、開き直ったように言いましたよ。
だから、この辺で終わりにしろと言う事です。
でもね、ヘイルが言う事を聞く筈ないですよね。
パク検事は、捜査記録を信じて処理すればよいんですねと、チーム長とク刑事に聞きました。
きっと、真実だとは思って無い一件なんですよね、彼女にしても。だから、細かいことは気にせず、自分は上の指示に従って処理だけすれば、出世の道は保証されると考えているのでしょう。ある意味、割り切った考え方です。
しかし、パク検事はああ見えて頭が働く人です。ちゃんとヘイルの行動を読んでいました。
ヘイルは思ったとおり、遺体を引き取りに病院に現れました。
ク刑事とソ刑事が見張りしてたんです。パク検事の指示で。
スタンガンで、何とか、ヘイルの行動を阻止しましたよ。
ヘイルは、司祭を束ねる上の組織に訴えもしました。
如何にイ神父が素晴らしい功績を残して来たかが分かっているなら・・・と思っのですが。やはり動きは鈍いモノで。
結局、後日、捜査の発表をそのまま受け入れるなんて声明を発表してしまいましたよ。
頼りにならないと分かっただけでした。
マスコミは当然、イ神父をセクハラと献金横領という罪で糾弾しました。
否定すると、内部で隠ぺいするつもりかと言われる始末です。
ファン代表は、教会が運営している養護施設に手を出し始めています。
イ神父とは話がついていた・・・なんてね。
文書の証拠が無いのに、強引に推し進めるつもりなんでしょうか。
シスターたちは、不安にかられていますが、どうしようもありません。
その話を聞いたヘイルは怒りを募らせました。
様子を見たハン神父は、シスターに“あの話をした方が・・・”と言いました。イ神父から口止めされていたんだとか。
イ神父はヘイルの状況を考え、ファン代表や彼の部下たちと絶対に衝突させないように・・・と言っていたのです。
養護施設の委託に関する話があると言う事も、ヘイルに秘密にしておくようにと言ったそうです。
パク検事は、部長検事に聞きました。
「イ神父の犯行の証拠は誰が考えたんですか?警察じゃないですよね?」
部長検事はファン代表の名前を出しました。
パク検事は、事件の真実を知りました。と同時に、自分が知ってて敢えてそれを隠ぺいする側に回るという罪を犯していることも認識しているようです。
ジレンマに陥ってるのかもしれませんが、今のところ、真実に目を瞑ろうとしています。
ところで、ファン代表も、署長たち上の者たちの言いなりになり続けるつもりは無さそうです。
今はまだタイミング的にその時じゃ無いと思ってるのです。チョン区長とは意思統一が図れてるようですけどね。
ヘイルは昔馴染みの科捜研の友人を引き入れ、密かに遺体安置所に忍び込みました。
もち、ク刑事とソ刑事が見張りしてましたよ。
で、専門家とすると、イ神父は他殺の可能性が少し高いという意見でした。
ク刑事は、怪しみ、結局、ヘイルの仕業だと知ったのです。すぐに報告を入れようとしたのですが、ばれた事を知ったヘイルが言いました。
「一緒に地獄に行こう。地獄ってどういうところか分かるか?四肢を裂かれると言うんじゃない。今と同じ姿で同じように生まれる。そして同じ人生を生きる。無限ループだ。」
ク刑事、まさか・・・と思いました。脅しだと。
でもね、他の信者も同じ事を言ったのです。
とすると、自分は来世もその次も、永遠に同じこのつまらない人生を生きるのか・・・と愕然としました。
嫌だ・・・と思いました。改心も、間近い
ヘイルもう一度パク検事に当たってみました。
夜中に呼び出し、検死の許可を出すよう頼んだのですが。今回は神父の立場から感情に訴えようとしたのです。
ヘイルのカッコよさに改めて喜んだパク検事ですが、やはり気持ちは変わりませんでした。
ヘイルは次に、ソ刑事にもう一度だけ協力してほしいと頼みました。
セクハラと献金横領の証人とされた人物が誰なのか、聞いたのでしょう。
横領の証言は教会の総務部長を務めていた人物でした。
セクハラは、イ神父に会った事もない女性でした。
どちらも証言は嘘だとばればれですが、それを証明する方法がありません。
証言を録音し、パク検事に示しましたが、やはり受け入れてはもらえません。証拠能力は無いと。
こうやって必死にヘイルが動いているさなか、カトリック教会の大司教から正式な謝罪が発表されたのです。
教会側から終止符を打ったってことです。
イ神父はミサを行う事も許されず、聖職者の墓地への埋葬も許可されませんでした。
その理不尽なやり方に、皆悔しくて泣きました。
お葬式の日、ヘイルは思い出していました。イ神父と初めて会った時のことを。
要員を辞めて以来、荒れた生活をしていたヘイル。
ある雪の日、喧嘩で大怪我をして道に行き倒れていたところを、イ神父に助けられたのです。
イ神父は彼をおんぶして雪道を病院まで急いでくれました。
そして、ヘイルは神父の道を志し、今に至るのです。
命の恩人であり、父のような存在でした。
その日、ファン代表は市から表彰されていました。
福祉に携わるのだから、それ相応の賞が必要だとチョン区長に頼んでいたのです。
お安い御用って感じで、チョン区長は賞を準備し、授与したってわけです。
お祝いのパーティが開かれていました。
そこに、ヘイルは乗り込んで行ったのです。
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