レビュー一覧は、こちらから。
カン・イスの顔を見た途端、ウンボの記憶は戻りました。
この10年の間、どれだけ恋しかったか・・・。その両親が目の前で引っ立てられて行くのですから、ウンボが駆け寄ろうとするのは当然でしょう。
ペク・チャヨンが今ウンボの置かれている立場がどれほど厳しいものかを言い聞かせ、引き留めました。
一方、カン・イスも確かにウンボを認めました。
ペク・チャヨンと一緒なのも見えたでしょう。
でも、どうすることも出来ませんでした。
宮中では、罪人の娘ということで、ウンギの遺体が運び出されていました。
ギョンは、必死で止めました。
でも、無理やり引き裂かれてしまいました。
大王大妃は、自分の決定、それが最善と思われる決定を遂行するため、ギョンを諫めました。
この時のギョンの叫び声が、「太陽を抱く月」で、ヨ・ジングくん扮する世子がキム・ユジョンさん扮するヨヌを呼ぶ声と重なりましたわ、わたくし
ウンギの遺体は、その他の大勢の引き取りての無い遺体が置かれてる場所に放り投げられました。なんて、無残で哀れな・・・
直後に、ウンボが来ました。
ウンギの遺体を抱いて泣きました。こんな再会、思ってもみませんでした。
ウンギと過ごした日々の記憶が蘇りました。
好奇心が強くて無鉄砲なウンボと違って、ウンギはいかにも両班のお嬢様と言った落ち着きを持っていて、妹のウンボを何かにつけて庇ってくれていました。
ある日、外出禁止だと言われていたのに、ウンボは父とペク・チャヨンの後をこっそりついて行きました。
途中、の男の子とぶつかってしまいました。
その男の子は両班の男の子からノリゲを奪って逃げているところでした。
奪われたのが、当時世子だったギョン。母の大切なノリゲだったようで、取り返そうと必死に追いかけていました。
の男の子がもしかしたら、ワル
ウンボが返すよう説得しているところを捕まえたギョン。
父親が病気で薬代が必要だったとの子は泣きました。
ウンボは、ちゃんと謝るよう言いました。罪を犯した自分と、ギョンに。
そして、持っていたお金をの子に渡しました。
そのやりとりを見ていたギョンは、の子が駆けて行ったのを見て、ウンボを責めました。
何故逃がしたと。
ギョンは、その頃、法を重んじるこの国では、泥棒は罪で、償わせなければいけないと頑なに信じていました。だから、ウンボのやり方は法に背くと考えたのです。
次にギョンはウンボの身元を保証してくれる人物を教えろと言いました。
ま~子供のくせに言うことはいっちょ前。
で、ウンボは仕方なく父に会わせることにしたのですが。
父の行き先は分かっていました。
カン・イスはその頃、成均館の司成でした。儒生たちの師だったのです。
儒生たちが集まって世の在り方について議論をしているところにギョンを連れて行きましたが、生憎その場に父はいなくて。
ギョンは自分が世子だと言いましたが、ウンボは信じません。
言い合いになっちゃった2人です。
そこに、一人の老婆がやってきて、孫からの手紙を読んでくれと頼みました。
優しく応対するウンボを見て、ギョンは心を動かされたようです。
カン・イス、ペク・チャヨン、ホン・ギホは民による政治のできる世になることを願っていました。両班たちが権力を握り、民から搾取し続ける世ではなく。
でもそれは時の権力者たちにとっては危険な思想です。
儒生たちが論じているのも、その思想でした。だから、儒生の師であるカン・イスが矢面に立たされる可能性は大でした。
それをホン・ギホは心配していました。
それが現実になりました。
その時、左議政が指示した兵たちが、一斉に儒生たちを取り締まりに来たのです。
呆然とその様子を見るギョンとウンボ。
ギョンは、左議政の姿を確認しました。
そして、ウンボの手を取って、その場を逃げ出したのです。
逃げて行くとき、世子の印を落としてしまいました。
拾った左議政は、ほくそ笑みました。上手く使えると思ったのでしょう。
何とか逃げ切ったギョンとウンボ。
でも、ギョンは足に怪我をしてしまいました。
医者を呼びに行くというウンボ。
ギョンは、このまま一人で帰れと言いました。ウンボが恐怖で震えていたのに気づいていましたから。
見捨てては帰れないと、ウンボ。
「困った時は、いつでもそなたを助けよう。日月星辰に誓って。」
と、ギョンは言いました。2人は約束しました。
医者のところに行こうとしたウンボはお金を持っていない事に気づきました。
ギョンは、あのノリゲを渡しました。
これが、揀択でウンギが落とし、ギョンが拾ったノリゲでした。本当はギョンの母の物で、結局はこのままウンボの手に渡ったままになってしまっていたのです。
ウンギは、ウンボに勇気を貰える気になれるから、揀択の日、それをつけて行ったのです。
ウンボが出て行った直後、探しに来たファン内官と出会えたギョン。
結局、ウンボが戻ってくるのを待つことは出来なかったのです。
そして今、ギョンは、ウンギの遺体をきちんと埋葬しようと思い、護衛武官のハン・モに探させました。
でも、見つかりませんでした。
既に、ウンボとワルが埋葬していたのです。
ギョンは、こんな結末にしてしまったのが、信頼してきた大王大妃だと聞き、ショックを受けました。
黙ってはいられませんでした。
ギョンは大王大妃に猛抗議しました。カン・イスは釈放すると。
でも、これが国と民を救う方法だと大王大妃は言いました。今は体調を整えてくれと。
捉えていた狙撃犯が殺されました。毒針で刺されたようです。
重要な証人を失ってしまったことになります。その他、銃で殺された3人の男の遺体も発見されました。
証拠を消しているのでしょう。
姉を殺した犯人を見つける・・・とウンボはワルに言いました。
そんな矢先、銃を売った“王さん”が殺されたのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます