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何と!ガンウも天使だった!
そんなに天使が人間界に紛れ込んでるの?・・・と、周りを見回した私は?
ダンとヨンソのkissシーンを見た瞬間、怒りの表情を浮かべたガンウ。その影に、羽が
一瞬でしたが。
一方、ダンは、雷が鳴って、我に返ったようにヨンソから離れました。
ヨンソは微笑みましたが、ダンはそれどころじゃありません。kissしてしまった自分に驚き、降り出した雨に焦り。
ごめん…と言う一言で、ヨンソの元を逃げ出してしまったのです。雨から逃れようとしたのですが、ヨンソの目には逃げたとしか写りませんわな。
ヨンソが怒るのも無理はありません。
そんなヨンソに傘を差しかけたのは、ガンウ。
ヨンソは必死に自分を抑え、感情を隠し、ガンウと共に家に帰りました。
ガンウは、ヨンソの宣言を受け、気を引き締めていました。今後、ヨンソの本格的な復帰へのレッスンが始まると。
「人は誰かが崩れ落ちる話を好みます。復帰を喜んでいた人たちは、あなたが失敗した瞬間後ろ指を指すでしょう。」
と、ガンウ。
ガンウはファンタジアとヨンソをヨンジャたちから守ろうとしています。
その理由は?
2週間で身体を作ってきてください・・・とガンウ。出来なければ、プリマはニナになると。
「1週間で充分よ。」
ヨンソが言いました。プライドの高さが分かる言葉です。
ニナは一人泣いていました。
実は、ガンウがヨンソのところに行こうとしていた時、突然、告白していたんです。
でも、ガンウには全く届きません。タイミングが悪いって事もあるし、今のガンウにはヨンソ以外目に入りませんから。
君が思ってるような王子じゃない・・・とガンウ。君が想像も出来ないくらいに悪い人間だ・・・と。
そんなニナを姉のルナは叱りました。泣いているだけじゃ、解決出来ないと。
ダンは、フに助けられていました。
罪悪感に苛まれるダンに、任務を放棄して罪を犯したら、天使は消えてしまうことをしっかり認識しておくようにとフは言いました。
「上の指示に従わない天使は破滅あるのみ。」
そして、猫や犬に抱くような気持ちをヨンソに対して持てと、フは言いました。
そう簡単にいかないと、ダンは悩みました。
家に帰る気になれません。
気分転換をしようと、お酒を飲みました。
そしたら、偶然隣の席にいたのは、ガンウ。
ガンウはダンに腹が立っていました。だから、そんなに嫌なら、職場を変えたら?と言いました。紹介するからと。
即座に断るダン。
ガンウはダンが“ヨンソ”と呼び捨てにするのも気に入りません。
で、雇い主に対してタメ口って言うのはどーよ・・・と、怒りだしたのです。
その姿を見たダン。完璧に怒ってると指摘し、それでも自分の仕事に口出しするなと言い置いて出て行きました。
ガンウは自分の感情をもてあましているようです。
彼が愛した女性、ヨンソにそっくりです。その女性との約束を果たすためにヨンソを舞台に立たせようとしているようですが・・・。
そんな使命感みたいなものだと思おうとしていますが、もう、ヨンソ自身を愛し始めてるんじゃないでしょうかね。
眠れない夜を過ごしたヨンソ。ダンは結局、帰宅しませんでした。
チョン執事に八つ当たりしましたが、気持ちは晴れません。
そんな時、ダンがしゃら~っとした顔で帰って来たのです。
「ふざけてすみません。今後は業務に徹します。」
と、突然の敬語です。
二人になった時、ダンが口を開きました。話があります・・・と。
「昨日のことですが・・・。」
その瞬間、怒りの表情だったヨンソが、不安な表情になりました。
「済みません。忘れてください。」
頭を下げました。
「どういうこと?私たち何も無かったじゃない。」
と、ヨンソ。プライドを保つにはそう言うしかありません。
なのに、天使のダンにはその細かい感情が理解できないのかな?
あったじゃないですか・・・と言っちゃった。
「忘れろと言われたからでしょ。話を合わせて。」
と、ヨンソ。そして、今は他に気を取られてる暇は無いの・・・と言いました。
そうは言ったものの、ヨンソもダンもまだまだ悶々としていました。
思い出すのはkissした瞬間のことばかり。
ヨンソはこうなったら一人でやるしかないと気持ちを引き締め、練習を始めました。
3年のブランクは大きいものでした。
思うように身体が動かない上に、事故の記憶が甦ってヨンソを苦しめました。
倒れたヨンソに慌ててダンが駆けよりましたが、ヨンソは手を出すなときっぱり拒絶しました。
この練習シーンが綺麗なんです。
バックに流れる曲と相まって、光りとヨンソの姿、そしてそっと見守るダンの視線と。
本当に綺麗で、涙が出そうになりました。
ファンタジアの理事会では、ヨンソの復帰会見が好評を博し、注目が集まっていることに皆が喜んでいました。
ヨンジャが張り切って今後の計画を発表していると、理事の一人が口を挟みました。
いつまで臨時の団長と理事長を務めるつもりなのかと。いつ辞めるのかとね。
皆が、ヨンソの復帰を望んでいました。
ヨンジャ、凍りつきました。
自分の功績を主張し、すぐには戻せないと言いました。
まだヨンソは心身ともに健康とは言えないと言い、年末の恒例行事ファンタジアナイトでそれを確認すればいいと。
従来の予定を変更し、ファンタジアナイトを行うと聞き、ガンウは彼女たちの企みを察しました。
ヨンソは、ダンを呼び、練習を手伝わせました。と言っても、バーの役割を求めただけで。
ダンの肩につかまったり、支えにしたり、ま、とにかくダンの周りで、それも至近距離で練習するわけです。
抱き締めたくなるのを、ぐっと我慢するダン。
拷問ですわ
そこに、ガンウが来ました。練習の様子を見に来たのです。
知らん顔をしていましたが、実は、ダンの傍で練習する様子を見ちゃってましたよ。
ファンタジアナイトのことを報告しました。
帰り際、ダンに話があると呼びました。
突然、抑えつけ、正体は?と言いました。
何か企みがあってヨンソに近づいたんじゃ?と。財産を狙っているのか?とも。
ダンは即座に否定。
「じゃぁ、本気でヨンソを好きなのか?」
その問いには、一瞬怯んだダンです。
復帰の邪魔をしたら、ただじゃおかない・・・と捨て台詞を残して、ガンウは去って行きました。
ダンはフの所に駆け込みました。
「人間とkissしたことはある?」
信者たちの前で突然質問したダン。うろたえるフと戸惑う信者たちの表情が笑えます。
ミッションは人間と人間の愛・・・だよね?と、ダン。
ダンも、天使でありながらヨンソへの想いが芽生えてしまったことに戸惑っていたのです。
呆れたフがダンに話を聞かせてくれました。15年前の天使と人間の恋愛の話でした。
それが、ガンウなんです。ま、ガンウの事だなんて、ダンもフも想像もしていませんが。
芸術担当の天使がいて、ダンと同じように、人間になって芸術家に魂を与える任務を授かったんだそうです。
任務遂行に疲れた時、一人の女性と出会い、恋に落ちました。霊感と愛を勘違いしてしまったんだとフは言いました。
神以外の存在を愛する道を選んだ天使は、ハンカチを置いて二人で行こうとしました。
女性と出会ったことも、愛したことも神のお陰だと感謝しながら。
「その天使はどうなりました?」
と、ダン。
神を捨てた天使の末路は消滅だとフは言いました。
でも、ガンウは生きています。
ダンが教会から出てくるのを目撃しました。
ヨンソはファンタジアナイトでの復帰を目指し、寝るのも惜しんで練習を続けていました。
食事もろくにとらないので、チョン執事もダンも心配でたまりません。
足が血みどろになっても、バレリーナには当たり前だと、ダンが止めるのも聞きません。
優しく手当てしてくれるダンに、ヨンソが泣きながら言いました。
「心配したり、思いやったりしないで。温かいのは嫌いなの。弱くなるから。弱くなってもいいと思っちゃうの。」
そして、涙を拭いて、ダンを見つめて問いました。
「私を好きだと思ってた。私のために存在すると言ってたでしょ。嘘でもスパイでもないと分かった。私を好き?」
“神以外を愛せると勘違いすることは傲慢であり罪悪だ”
と言う、フの言葉がダンの頭を過ぎりました。
いいえ・・・と、絞り出すようにダンは言いました。目も見れませんでした。
「出て行って。」
静かにヨンソが言いました。
一人で必死に練習するヨンソを、ダンは離れて見守り続けました。
任務遂行中ですが、バレエに必死に取り組んでるから、愛する暇が無い・・・と報告書に書くダンでした。
バレエと愛を両立することは出来ないんだろうかと思いました。
ヨンソのアルバムの中で、一枚の写真を見つけたダン。
“初舞台 初めての観客”と記された写真です。どこか浜辺で撮られてて、勿論、普段着のままの幼いヨンソが写っていました。
ヨンジャがヨンソを呼び出しました。
ヨンソの調子を確かめるためだったのかな?一切、引き継ぎの書類を準備していませんでしたよ。
ファンタジアナイトには、日本から有名な投資家が来るからと報告。
そして豪華なピアスをプレゼントしました。
これにも何かありそう。カメラとか忍ばせてない?
ガンウがヨンソを待っていました。
ドライブしました。行き先は島。
そこでは、先発したダンが何やらセッティング中。
ヨンソたちが来たのを見て、ダンは近くの小屋に隠れました。
簡単な舞台がしつらえてありました。
昔、来た事があるでしょう?とガンウが言うと、ヨンソはすぐにダンの仕業だと察しました。
隠れてるんでしょ?出て来なさい!と叫ぶのを聞いて、ダンはヨンソの推察力はすごいと思いました。が、出て行く訳はありません。
でもね、ガンウの方が、その時の事情をよく知っていました。
やりたくないと逃げたでしょ?・・・とガンウ。
思い出しました、ヨンソ。男の子が一人ここにいたということ。その子が自分にとって初めての観客だったということを。
その踊りを僕の前でも踊ってください・・・とガンウ。
曲も準備していました。
「ターンができないの。他の動作はどうにかなるんだけど。」
と、珍しくヨンソが弱音を吐きました。
「当たり前でしょ。3年も休んでいたのに、すぐ取り戻せると?自信過剰だな。覚悟してるか確かめたかった。」
緊張しないで、子供の頃のようにリラックスして・・・とガンウ。
その言葉に勇気をもらったヨンソ。靴を脱いで一歩踏み出しました。
感じたままを踊りました。
風を感じ、空気を感じ、その一部となって舞いました。
ガンウはもとより、ダンも釘付けになりました。目が離せません。
動きを止めたヨンソを、ガンウは優しく抱きしめました。
少女とそれを見る観客の男の子の姿。あれは、ダンの姿?ガンウの姿?
“氷のように心が凍りきっていた彼女の何かがやっと動き始めました。始まりは穏やかでも愛することになるでしょう”
と、ダンは報告しました。
“任務遂行は目の前です。でも、なぜこんなに胸が痛むのでしょうか”
少女のヨンソの踊りを見て、男の子は涙があふれていました。
きれいだ、今までに見た中で一番・・・と男の子。
少女は男の子を抱きしめました。
く~っ切ない
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