まったり まぎぃ

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『ただ愛する仲』5話まで

2018-04-16 22:36:59 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ムンスが現場に到着した時、ガンドゥの姿はありませんでした。

雨の中、何かあったのではないかとムンスの不安は募りました。で、現場をあちこち見て回ったのです。

すると、どこからか土を掘る音が聞こえて来たのです。

ガンドゥでした。

 

ガンドゥは、必死に、血相変えて、崩れかけている箇所を掘っていました。

ムンスが止めても、耳に入らない様子です。

「見えないか?人が埋まってる。」

ガンドゥが指し示す所には、靴が。

でも、掘り出されたのは靴のみ。気の所為でした。

作業員たちが話していたのです。現場には、まだ発見されていない遺体や遺体の一部が埋まったままだ・・・と。ジュウォンもそれを否定しませんでした。

 

崩落事故の記憶がそうさせたのです。

ガンドゥは、結局、一番最後の生存者だったようです。そして、彼が以前言ってた“生死の瀬戸際では、自分だけを守るのが人間だ”と言ったのは、ムンスに対してではなく、自分の行動から出た言葉だったようです。

ムンスが救出された後、残されたガンドゥは、必死に助けを求めていました。

その時、もう一人の生存者が、彼の足を掴んだのです。その人が瀕死の状態だというのは、ガンドゥにも分かりました。

なのに、掴んだ手を、ガンドゥは振りほどいたのです。

罪悪感がガンドゥを苦しめていました。

 

崩れかけた壁を必死に支えようとするムンス。

やっと正気に戻ったガンドゥも、協力しましたが、人の力じゃ・・・ねぇ。

ただ、二人に怪我はなく、大事故にはなりませんでした。

この事で、ガンドゥとムンスの距離はまた少し縮まりました。

それを見るジュウォンが複雑そうで、そんなジュウォンの気持ちを感じるユジンの苛立ちもあって・・・。四角関係の様相を呈して来ました。

 

ジュウォンは、生存者の名簿を調べて、ムンスの名前を確認しました。

そして、ガンドゥの名前も・・・。

因縁を感じたようです。

 

薬屋のハルモニは、昔、金貸しをしていました。

その商売に嫌気がさし、そろそろ辞めようかと思っていた時、ガンドゥがお金を借りに来たのです。

崩落事故直後でした。

まだ足の怪我も癒えていなくて、返せないけど、返すまで死なない・・・と言ったのです。たいていの人は、その場しのぎに“絶対に返す”と言い、いざ請求すると泥棒扱いするなど、酷い事をするのが殆ど。

なのに、ガンドゥは返すまで死なないと約束したわけです。

その心意気に惚れて、ハルモニは無担保で貸したようですね。そして今でも、ガンドゥはきっちり返済を続けているのです。

まだ幼かったのに、10年以上も一人で重荷を背負って生きて来たガンドゥ。ハルモニじゃなくても肩入れしてしまいますわな。

 

ガンドゥとムンスは様々な慰霊碑と呼ばれるモノを見て歩きました。

自分たちがどんなものを作れば良いのか、どういう意味を持たせればよいのかを決めるためにも、実際のモノを見て参考にしようと思ったのです。

でも、堅苦しい文章で分かりづらいモノだったり、忘れ去られてしまっていたりして、なかなか心に響くモノはありません。

 

ガンドゥは思いました。

死んだ人たちは、どんな人たちだったのだろう・・・と。親だったのか、子供だったのか、年は?職業は?

慰霊碑の意味をはき違えないようにしないと・・・とガンドゥ。

ムンスはそう言いだしたガンドゥを見つめて言いました。

あなたは立派な人よ・・・。そんな考え方ができるなんて。ムンスがそう言いました。

“私たちがすべきこと。それは忘れないこと”

ムンスもそう思いました。

 

ガンドゥとムンスは、遺族を訪ねることにしました。

ところが、初日から待ち合わせ場所にガンドゥが来ません。

仕方が無いので、ムンスは一人で遺族に会いました。

でも、慰霊碑の再建には同意してもらえませんでした。いまだにチョンユ建設のことを殺人者だと考えていて、形だけの追悼などを受け入れられないと言いました。

 

ガンドゥの借金は、ハルモニの後を継いだ会社に引き継がれていました。返済が1日遅れただけで、催促の連絡が妹のジェヨンに行っちゃったんです。

ジェヨンから連絡を受けたガンドゥが、金融会社に怒鳴りこんで一騒動になってしまって、待ち合わせに遅刻したのです。

乱れた恰好を整えてあげるムンス。

黙ってしてもらうガンドゥ。

よい雰囲気です

 

ところが、次に赴いた遺族の家では、思いもよらないことが。

息子が死に、残された母親は精神的に病み、彼らが訪れた時には、既に自宅で孤独死してしまっていたのです。発見したのはガンドゥでした。

死んだ人だけが犠牲者か?・・・とガンドゥは言いました。

生き残った人の不幸は、どう償う?・・・。

ムンスは答えられませんでした。ムンス自身がそうでしたし、ガンドゥもまた、そうですから・・・。

 

ガンドゥは無性に寂しくなりました。

でも、一人でした。

ムンスも同じでした。でも、彼女には母がいました。

眠ってる母の背中にそっと寄り添ったムンスでした。

 

そして一つここで明らかになったことが。

崩落事故の日、ムンスは初恋の人と会う約束をしていました。

妹のヨンスの仕事について行かなくちゃいけなくなったムンスは、その人に、デパートに来てもらったのです。

チェ・ソンジェ、ムンスの初恋の人。

待ち合わせていたのは、ガンドゥがいたアイスクリーム屋でした。

つまり、事故の瞬間、ガンドゥとソンジェは同じ店にいて、ムンスはその店の前にいたのです。

そして、閉じ込められた空間で、ガンドゥの足を掴んだのも、ソンジェだったのです。ガンドゥはその手を振りほどいたってわけです。

何と言う因縁・・・。

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