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ノ・サンチョンは、最初、街の金貸しでした。
顧客の一人パク社長が、あるねずみ講的な詐欺を出し抜いて金儲けしようとしていると言う話を聞きました。
それで儲けて借金を返すとパク社長は言いました。
最初は、鼻で笑って詐欺に引っ掛かるなと忠告していたノ・サンチョンですが、チャン・ガンチュンと言う別の詐欺師にまんまと引っかかってしまうんです。
チャン・ガンチュンと言うのは、ソン・ヨンジンの偽名
とにかく、この時点でノ・サンチョンは全てを失ってしまったのです。
ここからどうやってあの巨大な詐欺組織を作り上げたのか。
それが気になります。
釈放されたイ・ビョンジュンは、被害者の会に戻りました。
彼の携帯にあったソン・ヨンジンの遺体の写真は全て削除されていました。警察がしたことでしょうね。
実は、何やらメールもあったようですが、それは捕まる前にイ・ビョンジュン自ら削除しておいたようです。
ナヨンの話では、被害者の会のメンバー全員が共犯にならないように、行動は各自で決断することになっているようです。決して相談などしないのが、メンバーの統一意見でした。
ク・ドハンたちは、ソン・ヨンジンの周辺を調べ始めました。
疎遠だった息子は、父親が最近大金が入ると電話してきたと語りました。信じてはいなかったようですが。
刑務所の同房者たちは、皆、ソン・ヨンジンがノ・サンチョンに会おうとしていたと証言しました。
実際、海外渡航手続きの書類も用意してありました。
ホラ吹きでもあったと言っていましたが。
本当にノ・サンチョンは生きているのではないか?と言う疑念が捜査員の間でも呟かれ始めました。
もしそうだったら、警察の無能が露呈されてしまうので、関係者は棺桶を永久に閉じておきたいのではないかと。
ク・ドハンは、逆に考えてみようと言いました。
つまり、ノ・サンチョンの生存を一番望むのは誰かと言う事です。
被害者たちだと、ク・ドハンは思いました。損害賠償が済んでいないから。
事件が起こりました。
ソン・ヨンジンの時と同じように、緊急通報が入り、同じ言葉が聞こえてきました。
「助けてください。ノ・サンチョンが殺しに来ました。」
被害者は、市議会議員のパク・グァンシン。
その同じ頃、尾行していた刑事がイ・ビョンジュンに撒かれてしまっていました。
撒かれたのは、殺人現場近くでした。
ク・ドハンたちは、必死に通報があった地域を捜索しました。
そこで、見つけたのです。イ・ビョンジュンとナヨンを。
2011年当時、警察はノ・サンチョンの詐欺事件の捜査にイマイチ乗り気ではありませんでした。
被害者たちが必死に訴えても、適当に処理して済ませようとする傾向が見え隠れしていました。
そんな時、ナヨンの父親が焼身自殺をしたのです。
担当したカン次長は、上から、適当に済ませと指示されてはいたものの、やはり被害者の苦しみや悲しみを見ると、そんな気にはなれません。
ナヨンの悲痛な悲しみも痛いほど分かりました。
カン次長がノ・サンチョンの密航現場に急行出来たのは、タレコミがあったせいでした。
ソン・ヨンジンとつながっていたのは、カン次長だったのかな
しかし、結果的に、検察に止められてしまったことで、逃してしまったわけで。
その時に、現場に来てカン次長の前に立ちはだかったのは、チャン・スンウォンと言う人物。
そして、検察が直接捜査をするから手を引けと電話で指示したのは、東部支庁のパク・サンドという人物でした。
2023年の今、カン次長はパク・サンドと親しく繋がっているようです。
彼らはこの一件を速やかに闇に葬ることを画策しています。
2人でいる時、ク・ドハンから殺人事件の報告が入りました。
被害者を聞いて、2人の顔が強張りました。
パク・グァンシンと言う議員は、キム・ソンデ国会議員の元補佐官でした。
現場に行ったカン次長は、ク・ドハンに言いました。
「連続殺人だ。」
知っています、2人目ですよねと、ク・ドハンが言うと、カン次長が訂正しました。
「3人目だ。」
1か月前に、1人目の被害者が出ていたのです。
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