前回の記事は、こちらから。
いやぁ~っ コルサビウ陛下・・・あ、いやいや、景宗、亡くなってしまいましたよっ
彼が最後に言った様に、もっと早くファンボ・ス皇后と出会っていたら、そして、もっと早く太子に恵まれていたら、聖君になっていたかもしれません。
彼女の、まっすぐな眼と、嘘偽りの無い諫言で、あの自堕落だった景宗ぺーはー(陛下)が、がらっと子煩悩で妻を大切にする夫になりましたからねぇ。
彼の願いはただ、皇后と末永く暮らしたいという事、太子の成長を見たいという事、そして太子に譲位したいと言う事、それだけでした。
なのに、運命は皮肉な物で、正気に戻った景宗の身体は、死の病に冒されていました。
景宗は、それを隠して、自分の死後、太子が確実に王位につけるよう策を練り始めます。
そして、手始めに、歴代の王様に仕えたものの、現在は勢力争いに破れ地方に飛ばされていた老臣を呼び戻すのです。
しかし、それは、裏目に出ました。
老臣は、景宗の命があまりないと知るや否や、巧妙に言いくるめて彼の権力を取り上げます。そして、ス皇后の兄=成宗を王位に即けようと景宗が遠ざけていた新羅系の家臣と手を結ぶのです。
その老臣の企みを知った景宗は、怒るのですが、その時、既に病は末期状態。
景宗は、そのまま倒れてしまいます。
ス皇后の祖母は、元々自分の息子や嫁、弟たちを陰謀で殺されてしまった過去により、新羅系の者達を仇として、復讐の機会を窺っていました。
だから、いずれは成宗を王位に・・・と願っていたのですが、孫娘であるスとソルを景宗の妃として差し出し、結果的にスが太子を産んだ事により、考えが変わりました。
スの産んだ太子を次期王位継承者と思うようになったのです。
でも、その祖母の変化で、苦しんだのは、スの兄の成宗。
いずれは王位を・・・と育てられたのに、今になって王位に即けないのか・・・と。
そして彼は、祖母を裏切り、仇と思ってきた新羅系の重臣や商人と手を結び、祖母とは決裂し、王位を狙うのです。
結局、景宗は、自分の死後も、皇后と太子を守ってくれるなら・・・と約束をさせ成宗に譲位するのです。
老臣は、太祖の生前の姿を、ス皇后の中に見ます。
その時、彼女が、王位を脅かすほど大きい運命や力を持っていると悟るのです。
だから、成宗に
「皇后と太子を殺してしまいなさい。さもなくば、王位が脅かされます。」
と言いますが、成宗は、元来穏やかで争いを好まない性格だし、妹である皇后も、甥である太子も大切に思って居ました。
「それは出来ない。彼らを生かす事で、どちらかが死ぬと言うのならば、自分が死んでも良い。」
とまで、彼は言い切ります。
結局、どーも、ス皇后と太子は引き離されてしまうようですねぇ。
予告で、そんな風でした。
年の所為か、最近とみに涙もろくなってる私は、景宗の最期のシーンでは、結構泣かされましたよ
「誰も呼ぶな。皇后と二人だけで居たい。」
孤独だったんですねぇ、ス皇后と出会うまでは。
最初、従兄妹同士と言うだけでなく、年齢が違い過ぎる雰囲気のこの二人の姿は、ちょーっと違和感があったのですが、この時は、自然でした。
年齢が違う皇后だけど、自分を信頼し、真剣に行いを正そうと諫言してくれる彼女を、景宗も唯一信頼していたんですねぇ。
だから、ずーっとずーっと守っていたかったし、傍に居たかったんでしょう。
涙、涙・・・でした
次回からは、チェ・シラさんになるのかな
とにかく、この作品、面白いです