ファミリー ソニー・ピクチャーズエンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
スエちゃん主演の2004年の作品です。前年度に「ラブレター」で新人として注目を集めた後、この作品で映画デビューを果たしました。
と同時に、彼女の演技力が認められた作品でもあります。
以前から観たいと思っていたものです。
父親役は、いろんなドラマや映画で父親役をやっているチュ・ヒョン氏。
この方、ホントにお顔をよ~く見ます。
弟役は、最近子役として注目度の高いパク・チビンくん。「奇跡の夏」でニューモントリオール国際映画祭で主演男優賞を取っちゃったコです。
刑期を終えて、実家に戻ってきたスエちゃん。
弟は大歓迎してくれるのですが、父親は冷たい態度をとります。
スエちゃんも、父親の不自由な目の事や、母親が亡くなったのは父親が苦労をかけた所為だと思い込んでいて、反発します。
でも、その時既に、父親は白血病に冒されていて、余命いくばくもありません。
スエちゃんも、昔のワル仲間との縁が切れずにいます。
父親の目は、自分が幼い頃に偶然起こした事故が理由だったと知り、またそれを父親が自分に秘密にしていた事を知ります。
徐々にお互いが誤解をして来たことに気付きはじめ、不器用な方法でお互いへの愛情を示そうとします。
つまり、父親はヤクザから娘を守ろうとし、娘は父親を病気から守ろうとするのです。
スエちゃん、良いですね~っ
今までに見た事無い姿です。
そう言えば、オム・テウン氏が、ヤクザのNo.2で出てましたね。
なかなか小ずるい役なんですわ。
泣けたのは、父親がまだ幼い息子、スエちゃんの弟に、
「お父さんが亡くなったら、喪主はお前だよ。」
と、お葬式での挨拶の仕方を教えるところ。
息子は、言われたとおりお葬式で立派に喪主を務めるのです。
題名どおり、家族の絆を考えさせられる作品です。