![]() |
春 君に届く 特別版 角川エンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
少し前に、レンタルの棚で見かけ、気になっていた作品です。
今、観終わりました。70分と少しの、短編ドラマです。
この時期に観るのに、丁度良い作品だったかなぁ・・・と思いました。
ラストの桜がとても印象深かったから。アップに写った訳では無いんですけどね。
私は、この主役を演じた青山草太さんと佐津川愛美さん、二人ともお初
とても、自然な二人でした。
あぁ、こういう大学生って居るよな・・・とか、今どきの高校生って、こんな感じのコ多いかも・・・とか。
特に、引きこもりの理由とか、その解決法とかを大上段に構える事無く、自然に自然に時間が過ぎて行きます。
同じ様に、教職課程を取っていたにもかかわらず、何故教師の道を諦めたのか、その理由や克服方法を敢えて取り上げる事もありません。
だから、あまり悲壮感は感じられません。
その所為か、徐々に和んでいく雰囲気が、とても居心地の良いものなのです。
ちょっと現実には居ないかな・・・と思うような、小林すすむさんと、かとうかずこさんの夫婦も、本来はこう在りたいと思わせてくれる存在です。
「親は、子供が生まれた時から、子供の事を考えない日なんて無いんです。」
娘の担任から、引きこもりの娘に対して、もっと考えて対処して欲しいと言われた時、母は、こう答えます。
この時、私は
”うんうん”
と、頷いてしまいました。
年の所為か、こういう親子の関係に、じわじわ・・・っと来る事が多くなって来た今日この頃。
先日も、久しぶりに見た「ごめん、愛してる」の中での台詞に号泣・・・前に観た時とは違った所で泣けましたよ。
ユンの心臓が持たないと医師に告げられた時、母親であるオードリーが言います。
「私の心臓をユンにあげます。私は、もう充分生きたから・・・。」
この台詞で
あ、話が逸れましたね。
この作品は、何かを教えようとか、問題提起しようとか、そういった大仰なモノではありません。
こんな事もあるかも・・・と、ほんわか心が温まる、そして、春になれば何か一歩踏み出せるような、そんな切っ掛けがあるかも・・・と、近い将来に希望を抱かせてくれる作品です。
最後に、一言。
「糸電話、もっと糸をピッと張った方が、よく聞こえるよ。」