マスターズの開催されるオーガスタナショナルクラブの概要
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/3c/ce66c33de4e400888a42b3a9d9cbca2c_s.jpg)
アメリカのジョージア州オーガスタにあるゴルフ場は、毎年4月上旬に開かれる
マスターズ・トーナメントの開催コースとして名高い。
1934年、ボビー・ジョーンズとゴルフコース設計家アリスター・マッケンジー
との設計によってオープンした。
クラブの会員構成
オーガスタナショナルクラブのコースのメンバーは、世界中に約300名と言われ、
当然会員希望者は多く、コース会員になるためには、数十年程度待たなければ
ならないと言われているほど難しいプライベート・コースのため、コース会員の
同伴か、マスターズの運営ボランティア等でないと一般人はプレーできない。
一般人がプレーするのも大変に難しいコースで、開設以来、女性会員は認められて
いなかったが(会員同伴のプレーはできる)2012年8月20日、元アメリカ合衆国
国務長官のコンドリーザ・ライスと実業家のダーラ・ムーア(Darla Moore)の
2人を初めての女性会員として迎え入れた。
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの歴史
1934年の第1回マスターズでは、ホートン・スミス(1908年-1963年)が、
初代優勝者となった。それ以来、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは
「ゴルフの祭典」マスターズの開催地として知られている。
他の3つのゴルフメジャー大会が、毎年会場を変えて行われるのに対し、
マスターズだけは、毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで行われるため、
他のメジャー大会とは異なる趣を持っている。
また、このコースに隣接して、すべてがパー3で構成される9ホールのショート
コースがあり、マスターズ、トーナメントの、開会前日に行われるアトラクション
「パー3コンテスト」という大会の舞台にもなっている
コースについて、
大会が歴史を重ねるにつれて何度かの大規模なコース改造も行われてきた。
長年ラフの存在しないコースだったが1998年にファーストカットが設けられた。
また2002年にはトム・ファジオの監修のもとで大々的なコース改造が行われ、
コース全長が約300ヤード伸ばされた。
その後さらに距離は伸ばされて、現在は全長7,445ヤード、パー72のコースに
なっている。
マスターズコミッティーは「これ以上大幅に長くする必要が生じた場合は『
マスターズボール』を導入する」と示唆している。
オーガスタのコース全18ホールに、個々の名前(和名など)が与えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/34/0c/43336eb90995c788fdd252226c07cf47_s.jpg)
1番ホール:ティー・オリーブ(Tea Olive)、パー4、455ヤード
最多ストローク8打(2007)ジープミルカシン他3名
2番ホール:ピンク・ドッグウッド(Pink Dogwood - 桃色のハナミズキ)、
パー5、575ヤード 最多ストローク10打(2006)デビットデュバール他1名
3番ホール:フラワーリング・ピーチ(Flowering Peach - 桃の花)、
パー4、350ヤード 最多ストローク8打(1980)ダグラスBクラーク
4番ホール:フラワーリング・クラブ・アップル(Flowering Crab Apple –
野生のリンゴの花)、パー3、240ヤード 最多ストローク7打(2000)
ダグフォード他3名
5番ホール:マグノリア(Magnolia)、パー4、455ヤード
最多ストローク8打(1964)ジェリーバーバー他3名
6番ホール:ジュニパー(Juniper)、パー3、180ヤード
最多ストローク7打(1997)アーノルドパーマー他1名
7番ホール:パンパス(Pampas)、パー4、450ヤード
最多ストローク8打(1981)リチャードボンタッキー他1名
8番ホール:イエロー・ジャスミン(Yellow Jasmine)、パー5、570ヤード
最多ストローク12打(1935)フランクウォルシュ
9番ホール:カロライナ・チェリー(Carolina Cherry)、パー4、460ヤード
最多ストローク8打(2006)クレインオグデン他2名
アウト9ホールで3,735ヤード
10番ホール:カメリア(Camellia)、パー4、495ヤード
最多ストローク9打(2009)ダニーリー
11番ホール:ホワイト・ドッグウッド(White Dogwood - 白いハナミズキ)、
パー4、505ヤード [11番から13番まで「アーメン・コーナー」と呼ばれる]
最多ストローク9打(2006)チャールズハウエル他3名
12番ホール:ゴールデン・ベル(Golden Bell)、パー3、155ヤード
最多ストローク13打(1980)トムワイスコフ
13番ホール:アザレア(Azalea)、パー5、510ヤード
最多ストローク13打(1978)中嶋常幸
14番ホール:チャイニーズ・ファー(Chinese Fir)、パー4、440ヤード
最多ストローク8打(1993)ニックプライス
15番ホール:フィレットホーン(Firethorn)、パー5、530ヤード
最多ストローク11打(1987)尾崎将司他2名
16番ホール:レッドバッド(Redbud)、パー3、170ヤード
最多ストローク11打(1950)ハーマンバロン
17番ホール:ナンディナ(Nandina)、パー4、440ヤード
最多ストローク7打(2004)丸山茂樹他16名
18番ホール:ホーリー(Holly)、パー4、465ヤード
最多ストローク8打(2010)カミーロビジェガス他5名
イン10番から最終ホールまで3,710ヤード 全体で7,445ヤード
バックナイン、11番から13番のアーメンコーナーを、どう克服するか
「神のみが知る」難コースといわれている、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/26/a649769bd42b43b90d199ccca7d71246_s.jpg)
1978年に中島常幸が13番ロングホールで、13打も叩き日本でも有名になった。
この13打という数字は現在も最多記録であり、1980年に12番ホールで、
同じ13打を叩いた、トム・ワイスコフと、並び最多タイ記録である。
グリーンについて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/f7/6120059c3350baf085a765e4105f1407_s.jpg)
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、とりわけグリーンの難度が高いことで
有名で、”ガラスのグリーン”、“オーガスタのグリーンには魔女が棲(す)む”と
よく言われる。グリーンは小さな傾斜と大きな傾斜が重なりあっており、しかも
速くてなかなか止まらないので、パッティングセンスが問われるものでもある。
雨が降ると湿り風が吹き、10番のカメリアでは湿り風に捕まると、ミスをすると
言われている。
また雨はグリーンを更に速くしてしまい、これもスコアを落とす原因ともなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/9b/5eb2d5a7ea9ae26e92831dfdacf166a7_s.jpg)
アーメン・コーナーと言われる、バックナインの3ホール
11番ホールから13番ホールは「アーメン・コーナー」と呼ばれ、神に祈らなければ
無事に通れないと言われるほど難しい。
1978年のマスターズでは中島常幸が13番ロングホールで13打も叩いてしまったことは
日本でも有名になった。
なお13打という数字は、13番ホールでは現在も最多記録であり、マスターズ全体でも
1980年に12番ホールで13打を叩いた、トム・ワイスコフ(1973年全英オープン優勝者)
と並び最多タイ記録である。
グリーンの芝について
1980年まではバミューダ芝だったが、1981年からベント芝に変更された。
コース内に植えられた花、“アザレア”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/d2/d135227a0bf580cb01b0a6ea0a7d5c8a_s.jpg)
13番ホールには1600本ものアザレアが植栽されている。
「マスターズの時期に花が満開になるよう、植える前に種子を氷漬けしている」という
都市伝説があるが、実際に一度だけオーナーが氷漬けしたことがあるという。
この大会、タイガーウッズの出場「蘇るのか」がぜん面白くなってきた。
昨年予選落ちした、怪物松山英樹のリベンジに期待したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3b/d6/575ffd1a91baba54fb5f1f3eb6c9a3fc_s.jpg)
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/54/3c/ce66c33de4e400888a42b3a9d9cbca2c_s.jpg)
アメリカのジョージア州オーガスタにあるゴルフ場は、毎年4月上旬に開かれる
マスターズ・トーナメントの開催コースとして名高い。
1934年、ボビー・ジョーンズとゴルフコース設計家アリスター・マッケンジー
との設計によってオープンした。
クラブの会員構成
オーガスタナショナルクラブのコースのメンバーは、世界中に約300名と言われ、
当然会員希望者は多く、コース会員になるためには、数十年程度待たなければ
ならないと言われているほど難しいプライベート・コースのため、コース会員の
同伴か、マスターズの運営ボランティア等でないと一般人はプレーできない。
一般人がプレーするのも大変に難しいコースで、開設以来、女性会員は認められて
いなかったが(会員同伴のプレーはできる)2012年8月20日、元アメリカ合衆国
国務長官のコンドリーザ・ライスと実業家のダーラ・ムーア(Darla Moore)の
2人を初めての女性会員として迎え入れた。
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの歴史
1934年の第1回マスターズでは、ホートン・スミス(1908年-1963年)が、
初代優勝者となった。それ以来、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは
「ゴルフの祭典」マスターズの開催地として知られている。
他の3つのゴルフメジャー大会が、毎年会場を変えて行われるのに対し、
マスターズだけは、毎年同じオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで行われるため、
他のメジャー大会とは異なる趣を持っている。
また、このコースに隣接して、すべてがパー3で構成される9ホールのショート
コースがあり、マスターズ、トーナメントの、開会前日に行われるアトラクション
「パー3コンテスト」という大会の舞台にもなっている
コースについて、
大会が歴史を重ねるにつれて何度かの大規模なコース改造も行われてきた。
長年ラフの存在しないコースだったが1998年にファーストカットが設けられた。
また2002年にはトム・ファジオの監修のもとで大々的なコース改造が行われ、
コース全長が約300ヤード伸ばされた。
その後さらに距離は伸ばされて、現在は全長7,445ヤード、パー72のコースに
なっている。
マスターズコミッティーは「これ以上大幅に長くする必要が生じた場合は『
マスターズボール』を導入する」と示唆している。
オーガスタのコース全18ホールに、個々の名前(和名など)が与えられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/34/0c/43336eb90995c788fdd252226c07cf47_s.jpg)
1番ホール:ティー・オリーブ(Tea Olive)、パー4、455ヤード
最多ストローク8打(2007)ジープミルカシン他3名
2番ホール:ピンク・ドッグウッド(Pink Dogwood - 桃色のハナミズキ)、
パー5、575ヤード 最多ストローク10打(2006)デビットデュバール他1名
3番ホール:フラワーリング・ピーチ(Flowering Peach - 桃の花)、
パー4、350ヤード 最多ストローク8打(1980)ダグラスBクラーク
4番ホール:フラワーリング・クラブ・アップル(Flowering Crab Apple –
野生のリンゴの花)、パー3、240ヤード 最多ストローク7打(2000)
ダグフォード他3名
5番ホール:マグノリア(Magnolia)、パー4、455ヤード
最多ストローク8打(1964)ジェリーバーバー他3名
6番ホール:ジュニパー(Juniper)、パー3、180ヤード
最多ストローク7打(1997)アーノルドパーマー他1名
7番ホール:パンパス(Pampas)、パー4、450ヤード
最多ストローク8打(1981)リチャードボンタッキー他1名
8番ホール:イエロー・ジャスミン(Yellow Jasmine)、パー5、570ヤード
最多ストローク12打(1935)フランクウォルシュ
9番ホール:カロライナ・チェリー(Carolina Cherry)、パー4、460ヤード
最多ストローク8打(2006)クレインオグデン他2名
アウト9ホールで3,735ヤード
10番ホール:カメリア(Camellia)、パー4、495ヤード
最多ストローク9打(2009)ダニーリー
11番ホール:ホワイト・ドッグウッド(White Dogwood - 白いハナミズキ)、
パー4、505ヤード [11番から13番まで「アーメン・コーナー」と呼ばれる]
最多ストローク9打(2006)チャールズハウエル他3名
12番ホール:ゴールデン・ベル(Golden Bell)、パー3、155ヤード
最多ストローク13打(1980)トムワイスコフ
13番ホール:アザレア(Azalea)、パー5、510ヤード
最多ストローク13打(1978)中嶋常幸
14番ホール:チャイニーズ・ファー(Chinese Fir)、パー4、440ヤード
最多ストローク8打(1993)ニックプライス
15番ホール:フィレットホーン(Firethorn)、パー5、530ヤード
最多ストローク11打(1987)尾崎将司他2名
16番ホール:レッドバッド(Redbud)、パー3、170ヤード
最多ストローク11打(1950)ハーマンバロン
17番ホール:ナンディナ(Nandina)、パー4、440ヤード
最多ストローク7打(2004)丸山茂樹他16名
18番ホール:ホーリー(Holly)、パー4、465ヤード
最多ストローク8打(2010)カミーロビジェガス他5名
イン10番から最終ホールまで3,710ヤード 全体で7,445ヤード
バックナイン、11番から13番のアーメンコーナーを、どう克服するか
「神のみが知る」難コースといわれている、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/73/7f/3cea0217eee77324dc692ebe359ca683_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/21/26/a649769bd42b43b90d199ccca7d71246_s.jpg)
1978年に中島常幸が13番ロングホールで、13打も叩き日本でも有名になった。
この13打という数字は現在も最多記録であり、1980年に12番ホールで、
同じ13打を叩いた、トム・ワイスコフと、並び最多タイ記録である。
グリーンについて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/31/f7/6120059c3350baf085a765e4105f1407_s.jpg)
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、とりわけグリーンの難度が高いことで
有名で、”ガラスのグリーン”、“オーガスタのグリーンには魔女が棲(す)む”と
よく言われる。グリーンは小さな傾斜と大きな傾斜が重なりあっており、しかも
速くてなかなか止まらないので、パッティングセンスが問われるものでもある。
雨が降ると湿り風が吹き、10番のカメリアでは湿り風に捕まると、ミスをすると
言われている。
また雨はグリーンを更に速くしてしまい、これもスコアを落とす原因ともなっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/42/9b/5eb2d5a7ea9ae26e92831dfdacf166a7_s.jpg)
アーメン・コーナーと言われる、バックナインの3ホール
11番ホールから13番ホールは「アーメン・コーナー」と呼ばれ、神に祈らなければ
無事に通れないと言われるほど難しい。
1978年のマスターズでは中島常幸が13番ロングホールで13打も叩いてしまったことは
日本でも有名になった。
なお13打という数字は、13番ホールでは現在も最多記録であり、マスターズ全体でも
1980年に12番ホールで13打を叩いた、トム・ワイスコフ(1973年全英オープン優勝者)
と並び最多タイ記録である。
グリーンの芝について
1980年まではバミューダ芝だったが、1981年からベント芝に変更された。
コース内に植えられた花、“アザレア”
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2c/d2/d135227a0bf580cb01b0a6ea0a7d5c8a_s.jpg)
13番ホールには1600本ものアザレアが植栽されている。
「マスターズの時期に花が満開になるよう、植える前に種子を氷漬けしている」という
都市伝説があるが、実際に一度だけオーナーが氷漬けしたことがあるという。
この大会、タイガーウッズの出場「蘇るのか」がぜん面白くなってきた。
昨年予選落ちした、怪物松山英樹のリベンジに期待したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3b/d6/575ffd1a91baba54fb5f1f3eb6c9a3fc_s.jpg)
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