Umi kakasi

自分が感じたことを思うままに表現してみたい。

若隆景逆転 優勝おめでとう

2022-03-31 13:52:42 | 日記
  

若隆景:優勝
 
若隆景渥(わかたかかげ・あつし)本名・大波 渥。1994年12月6日、
福島市生まれ。27歳。福島市立吉井田小1年時に相撲を始める。
  
初土俵は2017年春。18年夏、新十両。19年九州場所で新入幕。21年名古屋場所で
新三役。趣味は魚をさばくこと。
実家は「ちゃんこ若葉山」(福島市)。
 
若隆景:181センチ、130キロ。得意は右四つ、寄り。家族は妻と1男3女。


祖父は元小結・若葉山、父は元幕下・若信夫の相撲一家の下で育ち、二人の兄、長男の渡は、
幕下・若隆元と、次男の港は、平幕・若元春で「大波3兄弟」の三男、渥が若隆景。
   
しこ名は師匠の荒汐親方(元小結大豊)につけてもらった。戦国大名の毛利元就が「三本の矢」の
教えを授けた3人の子(毛利隆元・吉川元春・小早川隆景)の名に、祖父と父のしこ名から「若」を冠し、
3兄弟で力を合わせて、「荒汐部屋」を盛り上げてほしいとの願いが込められている。
祖父は42年1月場所で「双葉山道場」から初土俵を踏んでおり、新関脇での優勝は祖父の師匠・
双葉山以来と、これ以上ない恩返しとなった。


 
新関脇・若隆景は、本割では大関・正代(時津風)に敗れたものの、12勝3敗で並んだ元大関の幕内・高安との
優勝決定戦を制し、1936年5月場所の双葉山以来86年ぶりに、新関脇で、悲願の初優勝を成し遂げた。
福島出身力士では、1972年初場所の栃東(初代)以来50年ぶりとなった。


優勝決定戦
  
相撲の神様は最後にとんでもないドラマを見せてくれた。
死闘の結末、若隆景が引いた時が勝負所を見逃さなかった。高安が体を預けると若隆景の腰が砕けて
右膝が落ちたが、普通の力士なら確実に土俵に倒れていた。しかし、若隆景が負けたかと思わせた瞬間、
驚異的な粘り腰でこれに耐え、折れ曲がった右膝を伸ばし、左足を土俵の外から中に入れて残ると、
高安を制して初優勝を成し遂げた。
せつないほどの明暗。大相撲の世界で語られるのは「優勝決定戦の勝敗は稽古量で決まる」という
言葉があるそうだ。高安も地道に稽古を積み重ねてきたが、若隆景がそれ以上だったということ。
小さい体ながら正攻法で12勝3敗。この結果は地力がついたことを証明している。
近い将来、大関昇進も夢ではないだろう。
大相撲の長い歴史で優勝できなかった名力士を何人も見てきたが、高安は“その星の住人”ではないと信じている。
昨年の春場所に続いての無念。2度あることは3度あるではなく、3度目の正直を目指してほしい。

11日目には高安と並んで賜杯争いで先頭。
13日目には東洋大の先輩で新大関・御嶽海(出羽海)に完敗して一歩後退したが、
千秋楽は再び先頭で迎えていた。
 
  
◇新関脇優勝メモ 1932年2月場所の清水川(8戦全勝)と、36年5月場所の双葉山(11戦全勝)が達成。
49年5月場所の15日制定着以降ではいない。
なお、新小結優勝は57年5月場所の安念山(後の関脇・羽黒山)が13勝2敗で達成している。若隆景が86年ぶりの
新関脇Vに向け、再びトップに並んだ。大関・貴景勝を寄り切って2敗を死守した。単独首位だった東前頭7枚目・
高安は大関・正代のすくい投げに屈して2敗となったため、若隆景が追いつく形となった。正代はカド番を脱出。
西前頭6枚目・琴ノ若は、新大関・御嶽海を押し出して3敗を守った。賜杯の行方は若隆景、高安、琴ノ若の
3人に絞られ、いずれも初優勝が懸かる。
若隆景が万雷の拍手を一身に浴びた。直前に高安が2敗に後退し、迎えた貴景勝戦。立ち合いは大関の馬力を
もろに受け、吹っ飛ばされた。だが「我慢できてよかった」と、俵に左足をつけながら驚異的な粘り。
「必死に相撲を取っている。足を送れたのがよかった」。強烈なはたきに即座に反応して前に出ると、
右、左と入ってもろ差し。最後はのけぞる大関の腰を割って確実に寄り切って初優勝を成し遂げた。


   
千秋楽での優勝争いは、3人による対決かと思われたが?
自己最多12勝目で自力優勝の可能性も再浮上した。賜杯の行方は2敗の高安と若隆景、3敗を守った
琴ノ若の3人に絞られ迎えた千秋楽。
琴の若が豊昇に敗れ4敗で優勝戦から脱落、高安も阿炎に送り倒しで敗れ3敗、迎えた若隆景も大関正代に
寄り切られて3敗で高安に並び、決勝戦へ持ち込むと、土俵際で2度3度強く突かれて、土俵際では腰も砕け
体半分は土俵の外、一瞬、負けたかと思わせたが次の瞬間右手でまわしを探り、上手出し投げで体を入れ替えて、
大逆転で初優勝を成し遂げた。
 
千秋楽の27日には、地元・福島市の福島駅前の大型ビジョンにてPVが開催され。後援会関係者や市長も
参加しての応援。
同県出身の優勝力士が誕生すれば、1972年初場所の栃東(初代)以来50年ぶりなだけに、期待は大きいだけに
大勢の市民が集いに、若隆景が応援に応えた、36年5月場所の双葉山以来、86年ぶりに、新関脇若隆景が
優勝を成し遂げた。


高安、また涙 32歳…悲願V届かず「これが結果です。力が足りなかった」
      
大相撲春場所千秋楽:(大阪)元大関で東前頭7枚目の高安は、初土俵から101場所目。
自身最多となる13勝目を懸けた本割で、新関脇阿炎の突き押しに一方的に送り倒されて敗れるが、
本割で若隆景も正代に敗れたことで、優勝のチャンスが再び巡ってきたが、優勝決定戦では、高安は
あとひと押しまで追い詰めながら、新関脇若隆景に土俵際でかわされ、上手出し投げに屈して頭から
転がり悲願の初優勝を逃した。
    
昨年の春場所でも終盤に失速して賜杯を逃しており、今年も5日目に単独トップに立ち、終盤14日、15日と
連続黒星、千秋楽まで優勝争いを引っ張りながら悲願の優勝を逃した。ちょうど1年前の春場所も10日目を
終えて後続に2差つけながら、13日目から3連敗して優勝を逃した。
今年も終盤2日続けて星を落とし2年続けて悪夢となり、初優勝を逃して賜杯にも届かず夢が散った。
会見では、
優勝をものにできず「これが結果です。力が足りなかった」「最後は気持ちしかなかった、すべて出し尽くした。
悔いはないです」と唇をかみ締め、「本当に勉強をさせていただいた。もう1回、優勝を目指す。
この気持ちを忘れないで、もう一回挑戦したい」 歯を食いしばりながら会場を後にした、32歳の元大関高安には、
強い不退転の覚悟で再び出直して貰いたい。

  
新大関御嶽海は貴景勝との大関対決を制して、11勝とし、貴景勝は8勝止まりでカド番脱出、大関正代も前半の
4連敗でカド番脱出は厳しい状況に置かれたが、終盤に健闘した、カド番脱出の8勝目は「琴の若」に敗れ、
残す2番に懸けた14日目、優勝候補筆頭の高安を破り8勝目を挙げると、千秋楽では若隆景を下して9勝目を
挙げて、高安&若隆景の決勝戦へ持ち込ました。

夏場所は5月8日から東京・両国国技館で始まる。



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