うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『世界から猫が消えたなら』川村元気

2015年02月03日 15時26分22秒 | book
年末に読もうと思ってた1冊。売れてるし、読みたーいという熱が上がって買いました。


読後感は微妙です。あんまり響かなかったです。現実感なくて。まあ小説だから現実感なくて当たり前なんだけど、あんまりぴんとこなかったんだよね。
喪失、今までどう生きてきたか、大切にしているもの、家族との関係など大事なものがいっぱい詰まってて、全然分からないって訳でもないんだけど。


猫と余命宣告された郵便配達員のお話。悪魔が現れて、この世界から何かを1つ消すのと交換で、1日寿命を延ばしましょうと持ちかける。しかも、明日死ぬんですよって言われる。医者に余命宣告されてはいたけど、まさか明日とは。

猫を消すのか?と思いながら読むんだけど、私が思ってた選択と違ってて意外でした。
猫の書き方が良いです。
「フーカフーカした温もり」猫の温かさが伝わってきていいなぁと思いました。私が猫好きだったらもっとこの小説に感じる所があったかも。

解説を読むと、また時間を置いて読むと違う感情が生まれる可能性もあるので寝かせます!

映画化もされるので、映画見たらもっとこの小説の言いたいことが分かるかも?

猫好きの人におすすめしたい。