うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

『発光地帯』川上未映子

2011年12月18日 23時27分40秒 | 2011(うさぎ年)
川上さんのエッセイ。何冊か川上さんのエッセイ出てると思うんだけど、『世界クッキー』を読んだことあります。


今回2冊目。


震災後に出たエッセイもあったと記憶しているんだけど、タイトルが頭に残っていて、読みたかったので最新エッセイではないけど、読みました。



やっぱり何だか理解できないこともたくさんあったけど、独自の視点から紡がれる言葉の波間をたゆたって、頭の中が川上ワールドに浸されるのが良かった。



理解するよりも感覚的なこととか、言葉の選び方や文章自体を楽しむ感じ。


とても短いエッセイばかりが収められているんだけど、読んでいるうちに言葉の海に溺れてしかも内容もあまり理解できないものだからひとつ読み終わると、はて今読んだエッセイのタイトルは何だったっけ?と何回もなりました(笑)

「きらきらしい」という表現が度々出てきて気に入りました。
知らない言葉や使わない言葉が出てくるのもまた一つの醍醐味。

新聞に連載されていたものをまとめたらしい。



川上ワールド、理解できないこともたくさんあるけど面白いのです。


ずっと読むのはかえってストレスになるかもだけど(理解できないことが多くて)、時々読むのは良い感じです。