うさぎの耳

大学卒業→社会人→看護学校→6年目ナース
読書の記録と日々の出来事。

授業で身についた力

2008年01月16日 22時11分59秒 | student(university)
 ついに西鶴の発表が終わりましたー(泣)
 文献文化専門演習で井原西鶴の『本朝桜陰比事』を読んでいます。短編集で、先生がわりふった話を翻刻して、語句の意味を調べて、他の西鶴作品から用例を引く。そして、現代語訳を考えます。当時の風俗についても話を理解する上で必要なので、地名が出てくりゃその土地を描いた絵を探し、小判が出てくりゃ現在の価値でいくらか調べたりとなみなみならぬ労力と時間を注いでやります。

 私は、年末に発表があり、その補足発表が今日でした。江戸時代の祇園祭のほこの絵が必要で探しました。また祇園祭そのものがどのように行われてたかも把握する必要がありました。さらに、童子(どうじ、わらべ)の二種類の読みが作品中登場したのですが、西鶴作品における意味の違いがあるか他の作品をあたり、大小刀というものが出てくるのでそれがどういうものか調べなくてはいけませんでした。大小刀は、何を調べれば書いてあるのかもよく分からず、武具事典にあたったけど詳細なことは分からず…。日本史の文献あたればよさそうだなということには気付きました。

 この授業で調べる作業をするうちに文献に対する執着というかどこまでも探していく体力みたいなものがつきました。地下書庫にも行くし、研究室貸し出し中なら請求出すし、地元の図書館にも行くしってな具合です。また、知りたいことが載ってると思って開くとあんまり詳しくなかったり、見当違いだったりすることにもへこたれなくなりました。

 レポートを出すので、それまでに大小刀について調べます!