徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと ランカウイからペナン(令和5年2月18日、土曜日、晴れ)

2023年02月19日 | 搭乗記・乗船記

 昨夜、晩酌をしなかったためか午前2時に目が覚めた。沢木耕太郎の『血の味』を読み終える。ボクシングシーンの語りの部分ではカシアス内藤のボクシングへの再起を作家自らが取り組んだノンフィクション的小説『一瞬の夏』を書いたから臨場感のあるそして主人公の心象表現ができたんだな〜と思った。

        朝飯を取り、荷物のパッキングをして忘れ物はないかを確認し、読み終えた本はそのままにして午前11時にチェックアウトした。ホテルから空港までタクシーだと15リンギット(500円くらい)なのでGrabで配車を呼ぶまでもないとホテルのスタッフにタクシーを頼むと丁度チェックアウトした老夫婦も空港に行くというので割り勘にした。1人5リンギットだ!老夫婦はクアラルンプールに行くという。

  

「チェックインカウンターはこっちですよ」のボード。マレーシア語と下に書かれた英語からその意味は分かるのだが「MASUK」はマレーシア語で「入る」と言う意味だ。だから「入口」って言うことなんだろうが、ボ〜として見ると「えっ、マスク着用」?と思ってもしまう。町中ではほとんどマスクをしている人は見かけないが空港に来たら結構マスクをしている人が居る。外国人でマスクをしている人は少ない。(台湾、韓国人、日本人はマスクをしている)今日ワタシの乗る飛行機はマレーシア航空の子会社のLCCでFier Fly という何だか火事でも起きそうな航空会社名の飛行機で午後1時にペナンからランカウイに到着して折返し午後1時40分にペナンに向かう飛行機だ。午後1時27分ドアが閉められる。満席ではないので出発時刻前に乗客の搭乗が完了したのだ。この飛行機のカラーはオレンジ色なのでCAさんの制服もオレンジ色で社内販売のメニュー表もオレンジ色だ。機材はボーイングの737型機で相当に古い機材だ。おそらく親会社のマレーシア航空のお古なんだろうね。背もたれの角は擦り切れているし座席にはお尻の跡型に凹んでいる。飛行機は定刻より早い午後1時35分に滑走を開始し37分に離陸した。眼下にゴーカートなのか自動車のレースコースが見える。ランカウイの町にこのレースコースの宣伝チラシが貼ってある。白いビーチはチェナンビーチでその向こうの白いビーチは今回4泊したパンタンビーチだ。6分程上昇して水平飛行に移る。すかさずCAさんがフライト予約の時に一緒にランチパックを注文した人にパックを配る。昼飯時間帯のフライトなので注文したんだろうね。ランチなど食べてる時間なんて無いんだから!水平飛行に移って7分後には下降を開始し始めるんだから。だから機内販売もないのです。海の色が変わる境界線が見える。ペナン島の空港に進入午後1時58分に着陸。機長がアナウンスしていた通り20分のフライトだ。滑走路に移動開始してからペナンの空港のボーディングブリッジに到着するまで約40分だ。これで運賃が3,470円!ところが今回宿泊するホテルは空港とは反対側の島の端だ。タクシーで1時間!タクシー料金74リンギット(2,370円)!いつもはフェリーで来てチャイナタウン地区に泊まるのだが今回は場所を変えたのだ。ホテルは安っぽい大型リゾートホテル。一泊8000円だから宿泊客が一杯。土曜日だし〜!ホテルのビールは960円!勘弁して頂戴よと夕飯のテークアウト次いでにコンビニに立ち寄ると売っていないところが多く今日も禁酒だ〜!ミーゴレンをコーラで流し込んでテレビを観るとCNSチャンネルで『孤独のグルメ』を放映していた。今日は寝不足なのでテレビを見てすぐに寝た。


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徘徊老人のひとりごと ランカウイ日乗(令和5年2月17日、木曜日、晴れ)

2023年02月18日 | マレーシア・シンガポール

 今朝も3時半に目が覚めた。三島図書館で貰った沢木耕太郎著『血の味』(2000年、新潮社)を読み始める。7時過ぎに庭に出て散歩する。ホテルの前の海は汚くて遊泳禁止だ。泳ぎたい人はプールも使えないからどこかのビーチに行くのだろう。朝食はバンケットホールみたいな所が朝食会場になっている。昨日まで居たホテルよりマシな品揃えだったがムスリムの家族連れの子供がハムなどを指で触ったりして「オイオイオイ!」だ。日本の回転寿司で問題になっている迷惑行為に近いよ!お父さん、ちゃんと躾けてよ!日本人の若い女の子の3人グループもいた。日本は連休でもあったのかな?3人だと1人4千円で泊まれることになるから安いもんだ。だけど改修工事中で残念でしたね。ワタシは今回、観光と言う観光はしていないが今日は「スカイブリッジ」に行ってみようと出かけることにした。タクシー配車アプリのGrabで配車の手配。トラブったが手配できた。ホテルからスカイブリッジまで14リンギット(448円)!タクシーの半額以下だ!因みに帰りにタクシーを利用したら30リンギット(960円)だった。

 スカイブリッジまで行くにはまずゴンドラ(ロープウェイ)に乗らなければならない。その乗車券だが地元民40リンギット、外国人85リンギット(2720円)だって!エ〜と思ったがしょうがない。ゴンドラは6人乗りだが混雑していないので相乗りはせず1人で乗ることができた。その前にペットボトル持ち込み禁止だ。まあザックに入れると分からないかもしれないが、、、。          ゴンドラは海からの吹き上げる風に揺れる。やがて絶壁に近い斜面の上を揺れながら昇り切ると最初の駅だ。ここで乗客は一旦降ろされ景色を堪能し、またゴンドラに乗ってスカイブリッジの終着駅に着く。       ここで今度はスカイブリッジの入場料が必要になる。乗り物に乗って行くには10リンギット(320円)、歩いて行くには6リンギット(192円)だ。この料金に地元民外国人の差別はない。当然ワタシは「歩き」だ。スカイブリッジまでは歩きで10分くらいの距離だが最近山歩きしていないので階段の登り降りに足が上がらなくて老いを感じる。     手すりにつかまってコケないように注意する。そのスカイブリッジだが想像してた以上に頑丈にできていて怖さは感じなかった。2、3箇所に強化ガラスの床があり下が透けて見える。まあ、中国のこの手の橋と比べたらこっちの方が安全だし恐怖感がない。スカイブリッジとは別に展望台がありそこのテラスには錠前を、あれは何のまじないか知らないしなんて言うのかも知らない、「あれ」がある。(笑)スカイブリッジにはレストランもセブンイレブンもあるし土産物屋もある。ワタシは景色も堪能したのでゴンドラに乗り下山(?)した。下のコンビニでコーラと菓子パンを買ってタクシーでホテルに戻った。観光するのは疲れるな~。

 夜になり今日はホテルの近くのレストランでナシゴレンをテークアウトして。今日は部屋飲みしない。休肝日にした。


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徘徊老人のひとりごと ランカウイ日乗(令和5年2月16日、木曜日、晴れ)

2023年02月17日 | マレーシア・シンガポール

 今朝も朝の散歩に出た。誰も歩いてなかった。アサリを見つけたので空かと思ったらちゃんと身が付いていた。人が少ないから踏み潰されることもないのだろう。踏み潰されないように海に返してやった。これは最近できたホテルだ。津波の危険性がないからこんな浜辺にホテルが建つんだ。津波の危険性がないなんて絶対に断言できないよね。津波が来たらランカウイの海辺のリゾートホテルは全滅するだろうね。11時半にホテルをチェックアウトして次のホテルにタクシーで移動だ。今日からは段々とホテルのグレードを上げていくのだ!まだ中国からの観光客が来ないのでどのホテルも50%〜80%引きが当たり前だ。今日から2日間宿泊するホテルも格安で朝食付で一泊1万2千円だ、バスタブ付きだ。だが安さにはこれ以外の理由があった!このプールの奥の建物はレストランになっていて朝食はここで取ることになっているのだが、改装中でプールもレストランも利用できないのだ。まっ、ワタシはプールで泳がないからいいけどね。レストランは他の場所で暫定的にオープンしている。酒飲みのワタシに困ったことはこのホテルはムスリム御用達のホテルでレストランではアルコール類の提供はしないのだ。こんなこともあるかと飲み残しのワインを持ってきて正解だった!夕方、夕日を見に庭に出る。あまりメニューも少ないのでピザのルームサービスをお願いし部屋飲みだ!ピザは食べ切れないので半分残して明日の昼飯にしよう!


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徘徊老人のひとりごと ランカウイ日乗(令和5年2月15日、水曜日、晴れ、夜驟雨)

2023年02月16日 | マレーシア・シンガポール

 今朝はホテルの裏道を通ってビーチに出てゆっくりジョグしたり散歩したり。以前泊まっていたビーチよりホテルも少ないので人も少ないしビーチもきれいだ。今朝はボートで網を沈めて地曳していたオジサン漁師を見た。それでも深いところから網を引くのではないので大物は獲れない。カワハギ(ウマヅラハギ?)だ。よく見ると上にいるのはアイゴだ!     これはクサフグだ。熱心に魚を見ているので漁師のオジサンから「どこから来た?」(多分そう聞いたのだろう。こちらはマレー語が分からないので質問された時の想定パターンから)「ジャプン」と答える。すると次に何を質問してくるかが分かるってもんだ。(笑)「日本のどこ?」。「東京!」熱海なんて答えてはいけない。オジサンの知ってる都市名を答える。ワタシはもう歳なので外国語を幾ら覚えようとしても忘れてしまう。マレーシアでも日本と同様に人付き合いしないし人とも話さないからワタシに取っては当たり前の日常だ。喋るマレー語は「サトゥー」(ひとつ)だけだ。一人暮らしだから何を食べるにしても5個なんてことはない。1個だから指さして「サトゥー」といえば会話は終了だ。昼飯は昨夜の残りのポテトチップスと免税店で買ったタイのチャングビール。90円!国会中継の予算委員会をライブで観ながら1杯。全く日本に居るのと変らない。「これでいいのだ〜!観光ではなく避寒に来ているのだから」今年に入って初めて「昼飲み」した。昼飲みしたのでぐっすりと昼寝をした。夕方、ベッドで「数独」をやって午後7時になったので散歩がてら今日も買い出しだ。途中、レンタルバイクに乗った白人のお姉ちゃんが速度を落として近づいて来てワタシに訊いた。「Are you local people?」! おらあ地元民じゃネエ!俺の顔が地元民に見えるかっ!と言いたいところだがにこやかに「No」と答えた。昔は国籍不明の謎の日本人とよく言われたもんだ。(笑)今日は外国人が入っているレストランでフィッシュアンドチップスとフライドヌードルを注文してテークアウトした。昨日の残りのワインと缶ビール。流石に2品目は多過ぎた。ギブアップした。外で雨の音がした。ドアを開けると激しく雨が降っていた。外で食事をしている人達は帰りが大変だ。部屋飲みが1番と寝る準備をしてタブレットでラジオの文化放送をポッドキャストで聴いているうちに寝落ちしたようだ。寒いと目を覚ましたらクーラーがつけっぱなしでタブレットもバッテリーが3%になっていた。


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徘徊老人のひとりごと ランカウイ日乗(令和5年2月14日、火曜日、晴れ)

2023年02月15日 | マレーシア・シンガポール

 少しはジョギングしようと日の出前に出かけた。ゆっくり50メートル位ジョグしたところで腸のあたりがゴロゴロしてきた。僅かな上下運動で腸が活発化し便意を催して来たのでジョグをやめて散歩に切り替えた。以前に通っていたビーチに行く。目の前の白い雲の中で稲妻が光った!また光るかと待っていたがこれ一度切りだった。ジョギングしている若いお姉ちゃんもいる。2台のバイクでやってきたオジサン達は海に膝まで入り網を沈めてすぐに網を引く。そんな浅瀬で魚が獲れるのと見ていると小魚が沢山網に掛かっていた。ヒイラギやアジやキスや鋭い嘴を持つダツなどが掛かった。まだ小振りのダツは身が少ないので放置する。サヨリに似たダツの嘴で刺されることもあるし鋭い歯も危険だ。やっぱり釣り道具を持ってくればよかったかな~と思う。来年は持ってこよう!朝食後読書。ホテルに宿泊している隣の部屋の老夫婦は帽子を被って出かけてゆく。この暑いのにどこに行くのかね~!昼は豆乳味のカップ麺で済ませる。午後、やっと椎名誠の『ひとつ目女』を読み終えた。SF調の作品だとのことだがワタシにはよく分からない小説だった。近未来のトーキョー駅から中国大陸を舞台に映画のジュラシックパークのようでもあり『猿の惑星』ようでもあり三蔵法師の『西域紀行』のようでもあり何が何だか分かりませ〜ん、でした。それと固有名詞や漢字が読めないのには困ったね~。登場人物(人じゃないが)に「つがね」と言うのが登場する。「つがね」ってなに?調べて見ると「モクズガニ」を方言で「つがね」って言うんだってね!読んでる途中ではなんのことかさっぱり分からない。それと漢字ね!「蛇蠍」って読めますか?蛇とサソリだよ!一体どういう虫なんだ!テなわけで椎名誠さんの書いたものはエッセーや紀行文がいいな~!ただ、歳取ってからの好々爺風なエッセーは余り好きではないです。「椎名さん、無頼派だったんじゃないの!孫がかわいいなんて書くなよ」。暇だから最近の椎名さん、を調べたら2020年にコロナに感染して危なかったんだってね。

  夕方、今日もワインとビールが有るので部屋飲み用に食料を買いに出かけた。今日は地元民相手の店で何がなんだか分からないがマレー語だけのメニューを指差して注文し、テークアウトした。帰りに夕日を見ようとビーチに立ち寄ると丁度パラセーリングがあらぬ方向に飛んでヤバイ状況になっているところに出くわした。乗ってるのは女性で後ろにパラセーリングを操縦する係が付いている。お〜、木に引っかかるぞ~と見守る中無事砂地に着地。家族が駆け寄る。パラセーリングって海の上だけ飛ぶのかと思ったよ!

部屋に戻って部屋飲み。「ナシゴレン」は炒飯のようなもんだが、もう一種類は何がなんだか分からないが食べ物だった。Udangと言うから海老なんだが2匹入っていてモヤシも入っている餡掛けのようなものだった。メニューで名前をマレー語調べても出て来なかった。値段は8リンギット(250円)、ナシゴレンが200円!


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