クアラルンプールに到着してシンガポールに向かう飛行機はマレーシア航空のMH607便だ。出発は19時25分の予定だ。ビジネスクラスラウンジでスマホの充電もしたしそろそろ搭乗ゲートに行こうか。クアラルンプールに到着した時に確認した時は搭乗ゲートはGの10番だったのだがまた変更になって4番になって出発予定が午後8時に変更になっていた。搭乗ゲート4番に行くと丁度飛行機がゆっくりと4番ゲートにやって来た。これか?搭乗する機材はエアバス320なはずだが?乗客を降ろして別の場所に移動するのかと見ていると乗客も居ないようだ。メインテナンスの人が機体を丁寧に目視チェックをしている。それから脚立に登り翼の下側を開けてチェックし始めた。もしかしてこの飛行機に乗るの?!大丈夫かいな?機材はA320じゃないみたいだし。辺りが暗くなってやっと搭乗が始まった。機材はボーイングの737だった。よく落ちる飛行機じゃないの〜?クアラルンプールからシンガポールまでの飛行時間は1時間10分なのだが滑走を始めるとグングンスピードを上げすぐに離陸した。飛ばしている感じだ。エアバスよりエンジン音もうるさいし、無事到着してくれと祈るばかりだ。我等ビジネスクラスの乗客にはサテーとピーナッツとチョコレートが配られた。飲み物にはアルコール類は無し!アルコールなど飲みながらノンビリしている時間がない!水かジュースだ。ワタシは水にしたのだがサテーの肉が硬くて1本食べてギブアップだ。キャビンアテンダントがそそくさと片付けるとチャンギ国際空港に着陸態勢に入りますとのアナウンスだ。速え〜!1時間で着いちゃったよ!
さて、ここからが心配だ。電子ナンタラカンタラは承認されたのだがメールの最後に注意書きがあって「Please produce covid19vaccination certificate for checks by transport operators and/or authorities」となっているからだ。勿論、この件で呼び止められたら英語の接種証明書を見せればいい。と腹を括って入国審査場に向かうと日本人は自動チェック機の方に進むように言われる。パスポートを自動読み取り機に差し込むとゲートが開いて次のゲート前で指紋読取りを行う。何回やってもアゲインと出る!何でかな~と思っていると、誰かの「yoshiaki!」と呼ぶ声がする!こんな所で俺の名前を呼ぶなんて一体誰だよと周りを見回すと入国審査ボックスの係員がワタシを呼んでいたのだった!係員はワタシに向かって「サム!」と叫んだ。「アッ、指紋取る時の指の絵は親指だったのね」老眼で乱視のワタシは絵の指を人差し指と勘違いしたのだった。無事ゲートが開かれワクチン接種証明書のアプリを開く事もなくシンガポールに入国出来たのでした。やれやれ!因みに電子化したのは混雑緩和のためなのだそうです。それと日本人はワクチン接種していなくても入国できるそうですが航空会社の人は決め事するをちゃんと守るからね。
そうそう、宿に着いてWifiに接続するとマレーシア航空から遅延のお詫びのメールが入っていた。