昨夜、晩酌をしなかったためか午前2時に目が覚めた。沢木耕太郎の『血の味』を読み終える。ボクシングシーンの語りの部分ではカシアス内藤のボクシングへの再起を作家自らが取り組んだノンフィクション的小説『一瞬の夏』を書いたから臨場感のあるそして主人公の心象表現ができたんだな〜と思った。
朝飯を取り、荷物のパッキングをして忘れ物はないかを確認し、読み終えた本はそのままにして午前11時にチェックアウトした。ホテルから空港までタクシーだと15リンギット(500円くらい)なのでGrabで配車を呼ぶまでもないとホテルのスタッフにタクシーを頼むと丁度チェックアウトした老夫婦も空港に行くというので割り勘にした。1人5リンギットだ!老夫婦はクアラルンプールに行くという。
「チェックインカウンターはこっちですよ」のボード。マレーシア語と下に書かれた英語からその意味は分かるのだが「MASUK」はマレーシア語で「入る」と言う意味だ。だから「入口」って言うことなんだろうが、ボ〜として見ると「えっ、マスク着用」?と思ってもしまう。町中ではほとんどマスクをしている人は見かけないが空港に来たら結構マスクをしている人が居る。外国人でマスクをしている人は少ない。(台湾、韓国人、日本人はマスクをしている)今日ワタシの乗る飛行機はマレーシア航空の子会社のLCCでFier Fly という何だか火事でも起きそうな航空会社名の飛行機で午後1時にペナンからランカウイに到着して折返し午後1時40分にペナンに向かう飛行機だ。午後1時27分ドアが閉められる。満席ではないので出発時刻前に乗客の搭乗が完了したのだ。この飛行機のカラーはオレンジ色なのでCAさんの制服もオレンジ色で社内販売のメニュー表もオレンジ色だ。機材はボーイングの737型機で相当に古い機材だ。おそらく親会社のマレーシア航空のお古なんだろうね。背もたれの角は擦り切れているし座席にはお尻の跡型に凹んでいる。飛行機は定刻より早い午後1時35分に滑走を開始し37分に離陸した。眼下にゴーカートなのか自動車のレースコースが見える。ランカウイの町にこのレースコースの宣伝チラシが貼ってある。白いビーチはチェナンビーチでその向こうの白いビーチは今回4泊したパンタンビーチだ。6分程上昇して水平飛行に移る。すかさずCAさんがフライト予約の時に一緒にランチパックを注文した人にパックを配る。昼飯時間帯のフライトなので注文したんだろうね。ランチなど食べてる時間なんて無いんだから!水平飛行に移って7分後には下降を開始し始めるんだから。だから機内販売もないのです。海の色が変わる境界線が見える。ペナン島の空港に進入午後1時58分に着陸。機長がアナウンスしていた通り20分のフライトだ。滑走路に移動開始してからペナンの空港のボーディングブリッジに到着するまで約40分だ。これで運賃が3,470円!ところが今回宿泊するホテルは空港とは反対側の島の端だ。タクシーで1時間!タクシー料金74リンギット(2,370円)!いつもはフェリーで来てチャイナタウン地区に泊まるのだが今回は場所を変えたのだ。ホテルは安っぽい大型リゾートホテル。一泊8000円だから宿泊客が一杯。土曜日だし〜!ホテルのビールは960円!勘弁して頂戴よと夕飯のテークアウト次いでにコンビニに立ち寄ると売っていないところが多く今日も禁酒だ〜!ミーゴレンをコーラで流し込んでテレビを観るとCNSチャンネルで『孤独のグルメ』を放映していた。今日は寝不足なのでテレビを見てすぐに寝た。