徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(5月17日)

2014年05月17日 | 日記
     昨日、今日と湿度が低くて天気が良い。
    洗濯日和なのでシーツなどの洗濯をしたついでに
      
      来客用スリッパも洗った。
      スリッパは庭のフェンスで干す。
      
      蜂だけではなく黒アゲハ蝶?もやってくる。
    洗濯ものを干していたら携帯の電話が鳴った。
    インド人のPさんからだった。
    レターパックで送ったPさんの忘れ物無事入手したとの連絡だ。
    二人が去って、やっと平和な日常になったと思ったら朝から電話で
    静寂が破られたと言うと
    お前の静寂を破るのが俺の仕事だと、バカの言いあい。
    取りあえずは、順調に旅を続けているらしい。
 

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(5月15日)~Pさんはエライ!(笑)~

2014年05月16日 | 日記
    友人のPさんは以前ニューデリーの日本大使館付属の
    「日本情報センター」で働いていた。
    その関係で多くの日本人の知人がいる。
    マスコミ関係者からワタシのような「名もない男」(笑)まで
    Pさんに世話にならなかったものはいない。
    その後、十数年前に退職して、盲人学校の役員をしている。
    そんな関係で今回、日本旅行をしたいという盲人のSさんに
    同行して日本にやってきたのだ。
       
       貫一・お宮の像をSさんに触らせて説明したり
       
       小田原城では
       
       橋の欄干に触れさせてひとりで歩かせたり
       城の門柱を触らせて解説したり、
    Pさんは朝にはSさんが寝た布団を畳んだり、甲斐甲斐しく世話をする。
    ワタシには出来ないことだ。
    でも、一日中、解説するのはさすがに疲れるので、
    時々、ワタシに「変われ」と言う。
    ワタシの解説は「正面に見えるのは山。後ろは海」こんな程度だ。
    「なんていう名前の山ですか?高さは?」
    「知らない。なにしろ山ネ」
    「ワタシの写真を撮って」
    「もう撮ったよ」
    「撮る時、言ってよ」
    「自然な姿がいいんだよ」と、不親切なガイドなのだ。(笑)
   Pさんが歩道の盲人用の凸面を解説して、ひとりで歩いてみなさいと
    「インドにはこんなのないね~~。盲人にやさしい設計なんだね」と
    感心しながらも道をそれてしまう。
    「違う違う。そこは平らでしょ!」とワタシ。
    「長年の癖で、デコボコ道かと思ったんだ」
    「だから~~~、今、Pさんが説明したでしょ!そこを歩かなくて
     どうすんの」
     キツイ、ワタシ。
    一日観光を終え、小田原から熱海経由で来宮駅で下車しようとしたら
    Pさんが切符を紛失!
    「Pさん、なにやってんのよ!ったく!しょうがねえな~~。
     おれに任せて。Sさんの持っている切符をPさんが持って」
    駅を出るときに
     「目が悪いもんで切符を紛失してしまったんです。付添は
      切符を持っています」と駅員さんに説明。
     「いいですよ。どうぞ通ってください」
      やれやれ。(笑)
     「ここからタクシーで行く?」
    Sさん
     「私に気を遣っているならヤメてください。歩きます」
     「あのね~~、坂道は半端じゃないし、夕方はトラックも通るし」
     「大丈夫。ゆっくり行きます。ね、Pさん」
    ワタシ、心の中で「オラ、知らね~~ぞ」
    案の定、坂道の途中でひと休みして、Pさんも「やれやれ」という顔。
     「ほら、後ろから車がくるから脇に寄って寄って」とワタシ。
    それでも夜になったら「温泉に入りたい」と。
     また、温泉の話しは別途。
    と言う訳で、二泊三日目の朝、
    熱海から新幹線で名古屋経由で次の「知り合い」の所に行くのを
    見送る。
       
      ここでもPさんはSさんに危険防止の柵を手で触らせて
      Sさんに説明し、通過する「のぞみ」「ひかり」の説明もする。
      俺より日本のことを知ってるじゃん。(笑)
      でも、どの列車に乗るかは、ワタシが決めたんだかんね。(笑)
      プラットホームに立つ二人の側にはトランクがひとつ。
      あとひとつはどこに?
      ワタシの家に!
      後で宅配便で送ることに。
      電車待ちの間にPさん
      「お前、お金いくら持ってる?」
      「2万」
      「それくれ。お前はキャッシュカードを使え」
     まあ、Pさんとワタシはそんな関係なのだ。
      「ったく」と思いながらも2万円渡す。
     もっとも、25年前にPさんから10万円預かっていたからね。
     今回、10万円渡そうとしたら、お前もインドに金を残して帰国した
     ので、貸し借りないことにしようと言っていたが・・・・。
     見送りして家に戻るとテーブルの上に旅行スケジュールのファイルが
     置きっぱなしに!
     あれほど忘れ物はないか!と念を押したのに。
     また、里に降りて、郵便局からレターパックで次の知人宅に
     発送した。
       ったく、やれやれ。 

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(5月15日)~インドからの土産~

2014年05月16日 | 日記
     インド人はインドから来ると、だいたい100%と言っていいほど
     土産には紅茶を持参する。(笑)
       
     インドから段ボール箱を持って来たPさんのその箱の中身は
     沢山の紅茶だった。沢山紅茶を持って来たので、成田の税関で
     引っかかったらしい。
     日本に知人の多いPさんは、この紅茶をお土産としてくばるのだ。
     ワタシもこんなに沢山紅茶を貰っても困るのだが、
     「俺らも飲むから、これで紅茶を作れ」との命令(笑)
     インド式紅茶は、例のミルク・ティーだ。
     葉っぱ状の紅茶ではなく、煮込み用の粒の紅茶だ。
     これを鍋で煮込み牛乳を入れて、そしてカップに注ぐ方法だ。
       
       で、お前には色々世話になるから・・・・・・と。
       クルタから、テーブルクロスから、
       家族のだれそれがお前にと言ってこれを土産にと言われたとか。
       昔、Pさんのお母さんが生きていたころは
       手作りの「マンゴー・アチャール」(マンゴーの漬物)を
       ワタシの好物だからとインドに行く度に用意していてくれたものだ。
       
       お前は料理もするって聞いたから「マサラー」も買って来た。
       なに?こんなにマサラの種類があるの?
       タンドリー・マサラ、チャート・マサラ、ティー・マサラ、
       ガラム・マサラ、カレーパウダーはマイルド・カレー、
       ホット・カレー。
       「日本人観光客向けの、ほら、あそこの店で買って来たよ」
       「い~~よ、俺、いらね~~よ」
       「どうせ、お土産が余れば、また俺の所に置いて行くんだろ!」
       「いいからいいから、これはリザーブだ。土産を渡すのに
        足りなくなったら、返せ」
       笑うしかない。 

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(5月15日)~ベジターリアン料理~

2014年05月16日 | 日記
    インドから来た友人一行は昨日三重県に向かって旅立って行った。
   我が家には二泊三日だったが、いろいろ日本人の生活を体験できたに
   違いない。
   客としての接待はしないので、本当の日本人の生活を体験できたはずだ。
   その二泊三日の出来事を・・・・
   友人のPさんはベジターリアンだ。
   ベジターリアンでもいろいろあり、
   (1)アンダハリー(ニワトリの卵は許容範囲内のベジターリアン)
      卵は許容範囲というベジターリアンでも
      ケーキなど目に見えない範囲なら許容範囲という
      ベジターリアンと
      卵料理ならゆで卵でも目玉焼きでもオムレツでも大丈夫という
      目に見える形の卵でも食べられるベジターリアンとがいる。
      ただし、「なま卵」はダメだよな~~~。
      
   (2)ベジターリアンの中で一番厳しいのは、玉ねぎもだめ、
      というベジターリアンだ。
      玉ねぎは野菜なのになぜダメなのか?
      それは玉ねぎには精力増強成分が含まれているからだそうだ。
      でも、こんなことを言うベジターリアンに限って子だくさんだったり
      する。(笑)
   こんな「食」の「規律」に厳しいベジターリアンでも外国に行くと
   ベジターリアンを放棄して肉・魚を食べる人もいるのは事実だ。
   それは、食の情報を簡単に知ることが出来る今では
   日本に行ったら、本当の寿司が食べたい、回転すしに行きたい、
   神戸牛のステーキを食べたいと思うのも無理はない。
   インドで肉食をしている人でも絶対食べない牛の肉まで食べる人がいる。
   曰く「日本の牛は神聖ではないから、食べても問題ない」
   まあ、時代によってだんだん変って行くのだろうね。
   で、Pさんは日本に来てもアンダハリーだ。
   オムレツや卵焼きなど目に見えるのはダメだ。
   ワタシは彼の家にタダで下宿していたりしたので、
   この規律は良く分かっているので、扱いには問題がない。
   そしてSさんに食事の規律に関して訊くとなんでも食べると言う。
   マンサハリー(肉食者)だ。
   だが、菜食者の前で肉食を食べるのは、
   相手に対する思いやりに欠けるので
   こんな場合は「菜食」にするのが一番だ。
   我が家の一泊目の夕食は・・・・・・
   ベジターリアン料理なんてか~~んたん!(笑い)
        
        衣のつなぎに卵を使わない野菜のかき揚げ、
        アスパラガスの天麩羅。
        味付けは「塩」か「醤油」で食べさせた。
     天汁(てんつゆ)は、ダメなんですよ~~~。
     カツオブシやカツオのダシが入っていたら「アウト!」ですよ。
   ネットで日本のベジターリアン料理のレシピを見たら
   出汁(だし)を使うレシピがあったので驚いた!
   カツオは魚だべよ~~~~!
   オイスターソース~~~!? 牡蠣だべさ~~~~!
   まったくの化学調味料なら問題ないが、オラ~~~味の素は使わない!
   25年前、東北旅行に行ったPさんは「ざるそば」に塩を振って食べた。
   「蕎麦つゆ」はダメだかんね!
  翌日の「昼飯」はどうしよう。家で食べる分にはワタシが作るから
  問題はないが、外での食事には気をつかう。
  熱海市内観光をしていて、「甘味処」を見て、はたと気がついた。
  菜食だらけじゃん!(笑)
  Pさんに「海苔は海の草だから、問題ないよな?」と訊くと
  「大丈夫!」
  「海の草ならなんでも良いんだね?」
  「大丈夫!」
       
      じゃ~~ん! 餅! 「磯辺巻き!」 
      餅は米からできているからね!
      「田舎しるこ」(あずきと餅!ベジターリアン!)
      「ところてん」(天草!汁には出汁が入っているかも知れないが・・・)
      「串だんご」(みたらしだんごとあんこ)
      インド人は手で食べる文化を持っているから
      磯辺巻きなんか手で「半分こ」して手で食べろと言った。
      全盲のSさんは、なんでも確認のため「手で触る」ので
      餅なんか、ほ~~んと問題なし!
      「はい、触って触って!確認して!」(笑)
      「お汁粉」は触っちゃだめだよ!熱いよ!」
      「ところてん」も触っちゃだめだよ!
      「串だんご」に触ったら、手がべとべとになるよ。
   昨日の野菜のかき揚げも手で触って、手が油でベトベト。
   日本式に箸で食べてみたいと言ったって、いくら手を添えて説明しても
   無理なのでフォークで食べてもらった。
  で、この日の夕飯は「野菜カレー」にした。
  友人のPさんは、なんでも知っているので、文句を言わずに食べるが
  我が家に慣れて来たSさんは「日本に来たのだから・・・」と始まった。
  友人のPさん
      「まず、食べて見てよ。これがインド式カレーかどうか!」
  Sさん 一口食べて
      「これがカレー?」
  ワタシ
      「だから食べてみろって言ったでしょ。これが日本式カレーだから
       日本食なんですよ。それから右側に純粋な日本食の冷奴を
       置いてあるから食べてみて」
  Sさん、触って豆腐を崩してしまう。もう~~、日本食の意味なし!
  ここで、ワタシが全盲の人を差別・卑下しているのではないかと
  思う人がいるかもしれないが、
  この食べ方は全盲だろうと健常者だろうと、インド人の場合、それほど
  「差」がないのだ。別に差別しているわけではない。
  それは「インドの食文化」が「手こね」文化だからだ。
  南インドなんか、バナナの葉の上にご飯を置き、その上に「オカズ」を乗せ
  手でこねくり回して食べるのだ。
  Pさんもワタシも
    「いいよ、いいよ。スプーンで食べてよ」
  Sさん 「日本食って、う~~ん、よくわからない」
  ワタシとPさん「分からなくていい。分からなくていい」(笑)
  そして昨日の朝食後、三重に旅立った。
  
        
    

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(5月13日)~友遠方より来る~

2014年05月14日 | 日記
  インドのニューデリーから友人が来るので成田まで迎えに行くことになった。
  その友人の成田到着時間は午前6時50分だ。
  そんな時間までに熱海から成田に行くことは不可能なので
  前日(12日)に熱海から東京の「家主さん」の家に泊めてもらう。
  ゴールデンウィーク中に熱海で「家主さん」の接待をしたので
  今回はワタシの「東海道53次完歩」を祝って
       
       シャンパンでもてなしてくれた。(感謝)
      それと、その友人が来れば、ワタシは禁酒をしなければならないので
      禁酒前夜祭だ。(笑)
  13日当日、朝5時に起きて、6時に光が丘を出た。
  なんで出かけるまで1時間も掛るのかって?
  歳を取ると、準備にも時間がかかるのだ~~~~~。(笑)
  成田空港には予定通り8時近くに到着した。
  待ち合わせ場所のスターバックスのテーブルで
  取りあえず「朝食」
     友人はワタシに機内で出た「朝食」のサラダパンを「土産だ」と。(笑)
       
       ワタシは、ロールパンとジュースを持参した。
      もう、なんだか日本人じゃないみたいな・・・・・
     友人のお仲間はハンディキャップ(盲人)を背負った人だが
     世界旅行が趣味だとのことだ。
   それにしても
       
       インド人の旅行スタイルは、こんなに荷物が多い。
       これでも少ない方だ。(笑)
    ハンディキャップを持ったSさんが荷物を持って移動するのは
    大変なことだ。
    だから、いつも、勝手な事を言いあうワタシが、
    サーバント(召使い)として最適なのだ。
   そして、なにより大変なのは、ワタシを含めた三人は皆65歳以上だから
   行動がスローなのだ。(笑)
   お昼は友人のPさんの知人のNさんに面会して、
   インドから到着した最初の昼食はインド・レストランでカレーを
   御馳走になった。
   そして皇居までタクシーで送って貰った。
   「金魚のウンコ」としてラッキー!(笑)
   

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