徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人 東海道53次膝ガクガク旅~大津から京都三条大橋~25日目(5月9日)

2014年05月11日 | 街道を歩く
    ホテルの前は草津の国道1号線だ。
       
       東京から473、5キロだ。
     電車で瀬田駅で下車し、昨日の辻の反対側から
       
       ここからスタートした。
       
       御町内の爺さんたちが道を掃除している。
      瀬田から瀬田の唐橋までは1キロくらいの道のりだ。
       
       琵琶湖なんだな~~。唐橋を渡り
       
        暑くなって来たのでコートを脱ぎ
       
       道標に従いながら歩き
       松尾芭蕉の墓のある義仲寺に立ち寄った。
       
       木曽義仲の墓の右隣に芭蕉翁の墓がある。
       俳句の神様 俳諧師の松尾芭蕉の墓なので
       ハイクの徘徊士のワタシは手を合わせた。
       
       この庵は「翁堂」ということを知って驚いた。
      ワタシの実家はお菓子屋で、屋号を「翁堂」と言う。
      少なからぬ因縁(笑)に、うむ~~~~。
    ところで、木曽義仲の墓の近くに巴塚がある。
    これは義仲公の側室、巴御前の墓だと、案内書に書いてあった。
    その「義仲寺案内」によると・・・
    見目麗しき尼僧が義仲公の墓所のほとりに草庵を結び、
    日々の供養にねんごろであった。
    里人がいぶかって問うと、
    「われは名も無き女性(にょしょう)」と答えるのみである。と
    書かれている。
    なんだか寅さんのセリフのようだね~~~。(笑)
    義仲公が生きていたときは生活費を貰っていたかもしれないが
    義仲公の没後はどうやって生計を立てていたんだろうね~~~。
    それからどんどん前進し
      
      滋賀県庁を左に見て逢坂の関に向かって歩くのだが
      
      歩道が途中で左側にしかないので道を横断しなければならない
      
      国道1号線 486キロまで来た。
      
      逢坂の関で、また国道1号線を横切り側道に入り
      こんなところに有名そうな「うなぎ屋」さんの
      昔若かったお姉さんたちが「うなぎどうですか?」と声を掛ける。
      また歩道橋を渡り
       
      道をどんどん下って行く間に雲ゆきが怪しくなり、ポツリポツリと
      雨が降り出し、再びコートを取りだし傘をさして歩いた。
       
      いよいよ京都だ~~~~~。京都に入るころには雨も上がった。
       
      
      京都の山科に入った。お昼だし、ラーメンを食べたいな~~と
      思ったが、山科駅近辺のラーメン屋は混んでいたので
      
      和風カレー屋に入った。なかなかいい味だったが、
      二人組の女子大学生風の女の子が、一口たべると大声で
      「おいし~~~っ!」と言った。
      まるで、TVの番組でなにか食べると「おいし~~っ!」と叫ぶ
      タレントのノリだ。なんなんだろうね~~~~。(苦笑)
     山科から道はだんだん下って三条大橋に向かうと思ったら
     また道を登らなければならない。
     東海道本線の御料駅付近から143号線から側道に入り
     歩いていたが、なんだか不安になり、丁度マンションから出て来た
     学生さんに尋ねると、
     「この道は東海道かどうか分かりません。京都三条に行くなら
      あの道です」と言う。
     ここまで来て、道を間違えて右往左往したくはないので
     国道143号線に出た。
       
       「蹴上げ」まで来ると、旧東海道も143号線に合流するので
      まあ、同じことだと自分を納得させることにした。
      どんどん下って行くと、三条通りという表示も見えて来る。
       
       平安神宮の鳥居を右に見て
       
       坂本竜馬が祝言をあげた場所などを見ながら
       
       もうすぐ三条大橋だ。
       
       午後3時過ぎに京都三条大橋に到着。
       
       京都三条大橋は
       
       駅伝の碑もある。1917年4月27日三条大橋から
       上野不忍池までの駅伝競走がおこなわれた碑だ。
       
       三条大橋到着の証拠写真をビラ配りのお姉ちゃんに撮って貰った。
     で、京都では観光など考えていなかったし、予約したホテルも
     どうやって行くかも見当がつかないので、
     ホテルのある四条大宮まで歩いた。
     つまり「予定より、ず~~と歩いていま~~す」状態だ。
     途中、交番でホテルの場所を訊き、なんとかたどり着いた。
     やれやれ(笑)
     今夜は「先斗町」で芸者でもあげるか~~っ!
     あげるわけない!(笑)
     今夜の祝杯も買い出しで部屋飲みだ~~~っ!
     でも、その土地その土地で惣菜を買うことによって
     その地方の味付けが変わるのが分かるかもしれないと思って居たが
     そんなに変わるもんじゃないよね~~~~。(笑)
       
      これを食べて飲めば、もうすることはないので今夜も早寝だ。
    
    本日の歩いた歩数    33393歩
      歩いた時間        6時間
    「小用の旅」         4回
          

       
       

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徘徊老人 東海道53次膝ガクガク旅~水口から石部・草津・大津~24日目(5月8日)

2014年05月11日 | 街道を歩く
   天気予報では今朝は晴天で気温も上がるという。
   今日はショートパンツにポロシャツで、できるだけ53番目の宿の
   大津の入口まで行こうと決めた。
   朝食も「ガッツリ」取る。
   しかし、今回の「旅」でビジネス・ホテルで朝食を取るたびに
   スマホをテーブルの上に置いて、それを見ながら食事をしている人を
   見ると、なんだか気分が悪くなる。
   食事の仕方について、「良い・悪い」なんてない!
   どんな食べ方をしようが勝手だろっ! と言われれば返す言葉はないが
   少なくとも我が家のルールというか「家訓」というか
   「食事中に新聞を読んだり、携帯でメールをしない」と決めている。
   スマホを見ながら食事をしている人は家でもそうしているのだろうか?
   家中の人がスマホを見ながら食事を取っている光景は想像するだけで
   ゾ~~~とする。
   ただ、何度も言うが人それぞれだから、文句を言う筋合いはないがネ。
   朝食後、車で草津駅まで送ってもらい、
       
      JRで草津から貴生川駅に行き、貴生川から近江線で昨日の
      最終到着地「水口石橋」駅に降り立つ。
      今日も下車した人はワタシひとり。
      8時10分にホテルを出て、水口石橋駅には9時36分に到着。
      近江線は本数が少ないので時間が掛ってしまった。
     これは急がなければならない!
     宿場の形はどこも似たり寄ったりなので、だんだん飽きてきたから
     どんどん進むことにした。
       
       
       造り酒屋などの前も素通り(笑)
     水口の宿を通り過ぎると、あとは田園風景の場所を歩く。
       
       だからどんどん進む。
       
       水田の脇には地蔵さん
        
       横田の渡しに着くと
       
       でっかい常夜灯
       でも、県道に面していて
       
       それが国道1号線と合流し、横田橋を渡るのだが
       橋の歩道は片側しかないから歩道橋を登り反対側に渡る。
       
       51番目の石部の宿に入るのだが、宿の中心まで
       旧東海道を歩くのだが、自分の歩いている道が正しいかどうかは
       平行して走っているJR草津線の線路が目安だ。
       
      トンネルなどを通り過ぎ
       
      写真では時計は11時半だが、本当はお昼になったので
      昼飯でもと「お休み処」で
       
       コンビニで買ったよもぎ餅を食べる。
       
       そしてドンドン進む。
       
       51番目の石部宿に到着するも、前へ前へ(笑)
       
       右ネ。
       
       お寺さんがあっても中にはいらない。
       
       この案内立て札の文字の「上手過ぎない」のがいい。
       
       これが和中散本舗の家だったところだそうだ。
       ガイドブックには中を見せてくれるような書き方だったが
       中にはだれも居ない様子だ。
       丁度、ライトバンで観光客を案内してきたボランティアの
       ガイドさんも「中は見れんのですかいな~~」と言って
       外から見ていた。
      52番目の草津の宿に行くため、旧道を歩いていると、
      採石工場のようなところがあって、こんな道通るのかな~~と
      不安になりながら歩いた。
      途中、人に会ったので草津線の先の駅を尋ねると
      手原だという。まあ、間違いがない道だなと思ってドンドンすすむ。
       
       手原の町の旧道を通るが、もうなんだかおんなじように見えてくる。
       
       こっちのほうが面白い! 線路の向こうに自由の女神の連れ込み
       ホテル。Vサインしているヨ!(笑)
       連れ込みに成功!イエ~~イ! ってか。(笑)
       
       草津市に入った!
       草津は大きな街で、宿場も整備保存されていて観光客誘致に
       取り組んでいるようだが
       
       「本陣」
       
       観光施設をじっくり見ないで前に進むことにした。
       草津の宿を通り過ぎ、今日中になんとか53番目の宿場の
       入口の「瀬田」までたどり着こう。
      途中、住宅街のような所を歩いていると
       
       こんな立て看板!
      立命館大学の学生さんは自転車にも乗れない!
      「生活道路」って?
      この道、車も通っているのにね~~~!
      バイクの騒音なんかがうるさいと町内会が大学に苦情を言ったんだ
      ろうね~~。大学側も事を荒立てないために同意したんだろうね。
     ここの住宅街を通り過ぎ、
       
       弁天池を右に見て・・・・
       
       太陽が西に大分傾いていた。
     この弁天池から、もう、瀬田駅が1.5キロくらいだ。
     頑張ってどんどん進んで行き
       
       ここの辻を右に行くと
       
       700メートルで瀬田駅だ。
     今日はここまでだ。
     とうとう東海道53次の53番目の大津宿の入口まで到着した。
     瀬田駅から草津駅に戻り、また、駅前のデパートで
     食糧調達し、ホテルに電話して車で迎えに来た貰った。
     今夜は前夜祭だ
       
       地酒の「草津宿」も飲んだら、もう午後9時には寝てしまった。
       
   
               

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徘徊老人 東海道53次膝ガクガク旅~関から坂下・土山・水口~23日目(5月7日)

2014年05月11日 | 街道を歩く
  昨日(5月6日)、名古屋経由で亀山のビジネスホテルに着いた。
  大浴場があるのだが、宿泊客は皆部屋の狭いバスタブで体を休めている
  みたいで、大浴場には誰もいない。
  風呂上がりに、恒例の部屋飲み。(笑)

  そして、今日から「歩き」を再開。
  今日は気合いを入れて歩かなければならない。
  その理由は鈴鹿峠を越えれば、水口まで「エスケープ・ルート」、
  つまり「電車の駅」がないからだ。
  朝、8時3分発で隣の駅の関へ。
      
      JR関の駅で下車したのはワタシ ひとり。
      今日は向こうの山の峠を越すぞ~~~~!
      
      「お休み処」の二階から街並みを見るが、先を急ぐ
      
      どこかの寺のお地蔵さんは、まるで「ミイラ」みたいで
      薄気味悪いよな~~。
     水口宿をさっさと通り過ぎ、坂下宿に入ると鈴鹿峠にさしかかる。
      
      
      
      お~~~427キロまで来たか~~~。
      国道はトラックが行き交う。
      
      結構、危険だが、旧東海道は国道1号線に合流したり
      
      側道に入ったりして進む。向こうからトラックが来るこんなところ
      怖くて歩けないよね。だから、側道って正解なんだ。
      
      側道っていうより旧東海道はだ~~れも歩いていないし
      車も通らない。天気が良くてよかったよ。
      で、旧東海道を歩いていると
      
      な、なんだ?! 人がしゃがんでいる。
      「考える人」中?(笑)
       固まっている!
      
      切り株で作った彫刻だった!
      「お姉さん、そんなに深刻な表情をして考えこまないで。
       人生に困ったら、ワタシんところに来なさい」(笑)
     でも 怖いよな~~~! こんなの夜にひとりで歩いていて見たら!
      
      鈴鹿馬子歌の碑とか馬子歌会館などあるが、連休も終わり
      訪れる人もなく、「休館」
     先を急ぐ「旅人」(ワタシ)は、即、通り過ぎる。
      
      いよいよ鈴鹿峠に向かう。
     国道1号線の方は大分高いところを通っているようで、上り・下りと
     道が分かれているところもあるようだ。
     国道1号線を歩いたら大変だよ。
      
      こちらは峠道。
      
      朽ち果てた片山神社の脇を通り、峠を登って行く。
    難所は東の箱根峠、西の鈴鹿峠と伝えられているそうだが・・・・
      
      国道1号線を横切り、また旧東海道の入ると、峠はオシマイ。
      ちょっと拍子抜け。(笑)
      平坦な道を少し行くと
      
      常夜灯があり、ここから下りだ。
      
      ここから、また国道1号線に合流し、どんどん下って行く。
      
    下りだから車はビュンビュン飛ばして通り過ぎて行く
      
      「山賊茶屋」っていう名の店があったが・・・・・
      山賊に襲われたのか、現在は廃墟? 「夢の跡」
      そりゃ~~そうだよな~~~。
      場所が悪いよな~~~。(笑)
      
     で、親切な案内板に従って 
      
      神社の杉並木を通り
      
      道の駅「あいの土山」に到着。丁度、歩き始めて4時間。
      ここで昼飯を・・・と思った。
      が、が! 「定休日」!
      え~~~っ!道の駅って定休日があるの?!
      ガクッ!
      道理でなんとなく雰囲気がおかしかった。
      駐車場にはトラックしか止まっていない。
      非常食として「おにぎり」を持っていたが、飲み物を買いたいが
      5千円札と万札しか持っていないので、自動販売機で買うことが
      できない。困ったな~~~。
      
      この道の駅で、グッタリしている若者がいた。(笑)
      なんとなくお互いに「こんちは!」
      昨日の朝午前2時に京都を出発して東海道を走り本庄まで
      11日間で行く予定だという。
      昨日40キロ、今日は60キロ進む予定だと・・・・。
      いいね~~~、この若者の無謀さ、いや別の言葉でいえば
      チャレンジ精神!
      東海道は492キロだが、それに本庄分がプラスされるので
      600キロくらいになるだろう。
     まあ、ワタシの知り合いでも1週間で東海道を走る人もいるのだから
     できないことはない! 
     このブログ用に写真を撮らせてもらおうとすると
     「学長の写真と一緒でいいですか?」
     「学長なんていらないよ!(笑)君のグッタリしている写真がいい」
     これからは暑い日が続くので、無事頑張って走り切ってほしい。
      今頃は浜松あたりを走っているのだろうか?
      車に気をつけてな~~~~~!
    この若者と別れて、道の駅の裏道の「土山の宿」を歩く。
      
      宿場は整備されていてきれいだが、ここも食べ物屋は「定休日」が
      多くて、お金を崩すことができない。
     やっと「お茶処」の店に入り
      
      ざるそばを注文。やはり宿場巡りをしている旅人がいた。
      もっとも、ワタシのように「線」で旅するのではなく
      「点」で旅している人たちだ。
      宿場までバスで行き、宿場を見物して、宿場に昔風の宿があれば
      その宿に泊まるという優雅な旅だ。
      まあ、同じご同輩(年金生活者)のようだ。(笑)
     昼飯もそこそこに、ワタシは先を急ぐ。
     なにしろ、水口石橋駅まであと10キロくらいはありそうだ。
     どんどん歩き、土山の宿から今宿を通り
      
      112番目の一里塚を通り
      
      水口宿の入口に到着。
       
      水口の入口だがまだ駅は遠い。
       
      この辺りは「曳き山車」が有名らしいが「山車会館」なども
      会館時間が終わっている。
      やっと近江線の「水口石橋」駅に到着。(無人駅)
      ご同輩の先着がいた。土山の宿で見かけた人だった。
    ワタシはここから貴生川まで行き、電車を乗換草津で下車した。
    草津は大きな街だった。予約したホテルは街から離れているため
    格安だが、駅までの送迎がある。
    駅前のデパートで食糧を買い、ホテルに電話すると、すぐ迎えに
    来てくれた。
      
      ホテルの部屋からは沈む夕日が美しい。
      今日一日頑張ったな~~~~~。
      
       餃子の王将は午前5時半まで営業だと。
       
    今日の歩いた歩数: 42665歩
     歩いた時間:      8時間
    「小用の旅」       5回  

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