インドから来た友人一行は昨日三重県に向かって旅立って行った。
我が家には二泊三日だったが、いろいろ日本人の生活を体験できたに
違いない。
客としての接待はしないので、本当の日本人の生活を体験できたはずだ。
その二泊三日の出来事を・・・・
友人のPさんはベジターリアンだ。
ベジターリアンでもいろいろあり、
(1)アンダハリー(ニワトリの卵は許容範囲内のベジターリアン)
卵は許容範囲というベジターリアンでも
ケーキなど目に見えない範囲なら許容範囲という
ベジターリアンと
卵料理ならゆで卵でも目玉焼きでもオムレツでも大丈夫という
目に見える形の卵でも食べられるベジターリアンとがいる。
ただし、「なま卵」はダメだよな~~~。
(2)ベジターリアンの中で一番厳しいのは、玉ねぎもだめ、
というベジターリアンだ。
玉ねぎは野菜なのになぜダメなのか?
それは玉ねぎには精力増強成分が含まれているからだそうだ。
でも、こんなことを言うベジターリアンに限って子だくさんだったり
する。(笑)
こんな「食」の「規律」に厳しいベジターリアンでも外国に行くと
ベジターリアンを放棄して肉・魚を食べる人もいるのは事実だ。
それは、食の情報を簡単に知ることが出来る今では
日本に行ったら、本当の寿司が食べたい、回転すしに行きたい、
神戸牛のステーキを食べたいと思うのも無理はない。
インドで肉食をしている人でも絶対食べない牛の肉まで食べる人がいる。
曰く「日本の牛は神聖ではないから、食べても問題ない」
まあ、時代によってだんだん変って行くのだろうね。
で、Pさんは日本に来てもアンダハリーだ。
オムレツや卵焼きなど目に見えるのはダメだ。
ワタシは彼の家にタダで下宿していたりしたので、
この規律は良く分かっているので、扱いには問題がない。
そしてSさんに食事の規律に関して訊くとなんでも食べると言う。
マンサハリー(肉食者)だ。
だが、菜食者の前で肉食を食べるのは、
相手に対する思いやりに欠けるので
こんな場合は「菜食」にするのが一番だ。
我が家の一泊目の夕食は・・・・・・
ベジターリアン料理なんてか~~んたん!(笑い)
衣のつなぎに卵を使わない野菜のかき揚げ、
アスパラガスの天麩羅。
味付けは「塩」か「醤油」で食べさせた。
天汁(てんつゆ)は、ダメなんですよ~~~。
カツオブシやカツオのダシが入っていたら「アウト!」ですよ。
ネットで日本のベジターリアン料理のレシピを見たら
出汁(だし)を使うレシピがあったので驚いた!
カツオは魚だべよ~~~~!
オイスターソース~~~!? 牡蠣だべさ~~~~!
まったくの化学調味料なら問題ないが、オラ~~~味の素は使わない!
25年前、東北旅行に行ったPさんは「ざるそば」に塩を振って食べた。
「蕎麦つゆ」はダメだかんね!
翌日の「昼飯」はどうしよう。家で食べる分にはワタシが作るから
問題はないが、外での食事には気をつかう。
熱海市内観光をしていて、「甘味処」を見て、はたと気がついた。
菜食だらけじゃん!(笑)
Pさんに「海苔は海の草だから、問題ないよな?」と訊くと
「大丈夫!」
「海の草ならなんでも良いんだね?」
「大丈夫!」
じゃ~~ん! 餅! 「磯辺巻き!」
餅は米からできているからね!
「田舎しるこ」(あずきと餅!ベジターリアン!)
「ところてん」(天草!汁には出汁が入っているかも知れないが・・・)
「串だんご」(みたらしだんごとあんこ)
インド人は手で食べる文化を持っているから
磯辺巻きなんか手で「半分こ」して手で食べろと言った。
全盲のSさんは、なんでも確認のため「手で触る」ので
餅なんか、ほ~~んと問題なし!
「はい、触って触って!確認して!」(笑)
「お汁粉」は触っちゃだめだよ!熱いよ!」
「ところてん」も触っちゃだめだよ!
「串だんご」に触ったら、手がべとべとになるよ。
昨日の野菜のかき揚げも手で触って、手が油でベトベト。
日本式に箸で食べてみたいと言ったって、いくら手を添えて説明しても
無理なのでフォークで食べてもらった。
で、この日の夕飯は「野菜カレー」にした。
友人のPさんは、なんでも知っているので、文句を言わずに食べるが
我が家に慣れて来たSさんは「日本に来たのだから・・・」と始まった。
友人のPさん
「まず、食べて見てよ。これがインド式カレーかどうか!」
Sさん 一口食べて
「これがカレー?」
ワタシ
「だから食べてみろって言ったでしょ。これが日本式カレーだから
日本食なんですよ。それから右側に純粋な日本食の冷奴を
置いてあるから食べてみて」
Sさん、触って豆腐を崩してしまう。もう~~、日本食の意味なし!
ここで、ワタシが全盲の人を差別・卑下しているのではないかと
思う人がいるかもしれないが、
この食べ方は全盲だろうと健常者だろうと、インド人の場合、それほど
「差」がないのだ。別に差別しているわけではない。
それは「インドの食文化」が「手こね」文化だからだ。
南インドなんか、バナナの葉の上にご飯を置き、その上に「オカズ」を乗せ
手でこねくり回して食べるのだ。
Pさんもワタシも
「いいよ、いいよ。スプーンで食べてよ」
Sさん 「日本食って、う~~ん、よくわからない」
ワタシとPさん「分からなくていい。分からなくていい」(笑)
そして昨日の朝食後、三重に旅立った。
我が家には二泊三日だったが、いろいろ日本人の生活を体験できたに
違いない。
客としての接待はしないので、本当の日本人の生活を体験できたはずだ。
その二泊三日の出来事を・・・・
友人のPさんはベジターリアンだ。
ベジターリアンでもいろいろあり、
(1)アンダハリー(ニワトリの卵は許容範囲内のベジターリアン)
卵は許容範囲というベジターリアンでも
ケーキなど目に見えない範囲なら許容範囲という
ベジターリアンと
卵料理ならゆで卵でも目玉焼きでもオムレツでも大丈夫という
目に見える形の卵でも食べられるベジターリアンとがいる。
ただし、「なま卵」はダメだよな~~~。
(2)ベジターリアンの中で一番厳しいのは、玉ねぎもだめ、
というベジターリアンだ。
玉ねぎは野菜なのになぜダメなのか?
それは玉ねぎには精力増強成分が含まれているからだそうだ。
でも、こんなことを言うベジターリアンに限って子だくさんだったり
する。(笑)
こんな「食」の「規律」に厳しいベジターリアンでも外国に行くと
ベジターリアンを放棄して肉・魚を食べる人もいるのは事実だ。
それは、食の情報を簡単に知ることが出来る今では
日本に行ったら、本当の寿司が食べたい、回転すしに行きたい、
神戸牛のステーキを食べたいと思うのも無理はない。
インドで肉食をしている人でも絶対食べない牛の肉まで食べる人がいる。
曰く「日本の牛は神聖ではないから、食べても問題ない」
まあ、時代によってだんだん変って行くのだろうね。
で、Pさんは日本に来てもアンダハリーだ。
オムレツや卵焼きなど目に見えるのはダメだ。
ワタシは彼の家にタダで下宿していたりしたので、
この規律は良く分かっているので、扱いには問題がない。
そしてSさんに食事の規律に関して訊くとなんでも食べると言う。
マンサハリー(肉食者)だ。
だが、菜食者の前で肉食を食べるのは、
相手に対する思いやりに欠けるので
こんな場合は「菜食」にするのが一番だ。
我が家の一泊目の夕食は・・・・・・
ベジターリアン料理なんてか~~んたん!(笑い)
衣のつなぎに卵を使わない野菜のかき揚げ、
アスパラガスの天麩羅。
味付けは「塩」か「醤油」で食べさせた。
天汁(てんつゆ)は、ダメなんですよ~~~。
カツオブシやカツオのダシが入っていたら「アウト!」ですよ。
ネットで日本のベジターリアン料理のレシピを見たら
出汁(だし)を使うレシピがあったので驚いた!
カツオは魚だべよ~~~~!
オイスターソース~~~!? 牡蠣だべさ~~~~!
まったくの化学調味料なら問題ないが、オラ~~~味の素は使わない!
25年前、東北旅行に行ったPさんは「ざるそば」に塩を振って食べた。
「蕎麦つゆ」はダメだかんね!
翌日の「昼飯」はどうしよう。家で食べる分にはワタシが作るから
問題はないが、外での食事には気をつかう。
熱海市内観光をしていて、「甘味処」を見て、はたと気がついた。
菜食だらけじゃん!(笑)
Pさんに「海苔は海の草だから、問題ないよな?」と訊くと
「大丈夫!」
「海の草ならなんでも良いんだね?」
「大丈夫!」
じゃ~~ん! 餅! 「磯辺巻き!」
餅は米からできているからね!
「田舎しるこ」(あずきと餅!ベジターリアン!)
「ところてん」(天草!汁には出汁が入っているかも知れないが・・・)
「串だんご」(みたらしだんごとあんこ)
インド人は手で食べる文化を持っているから
磯辺巻きなんか手で「半分こ」して手で食べろと言った。
全盲のSさんは、なんでも確認のため「手で触る」ので
餅なんか、ほ~~んと問題なし!
「はい、触って触って!確認して!」(笑)
「お汁粉」は触っちゃだめだよ!熱いよ!」
「ところてん」も触っちゃだめだよ!
「串だんご」に触ったら、手がべとべとになるよ。
昨日の野菜のかき揚げも手で触って、手が油でベトベト。
日本式に箸で食べてみたいと言ったって、いくら手を添えて説明しても
無理なのでフォークで食べてもらった。
で、この日の夕飯は「野菜カレー」にした。
友人のPさんは、なんでも知っているので、文句を言わずに食べるが
我が家に慣れて来たSさんは「日本に来たのだから・・・」と始まった。
友人のPさん
「まず、食べて見てよ。これがインド式カレーかどうか!」
Sさん 一口食べて
「これがカレー?」
ワタシ
「だから食べてみろって言ったでしょ。これが日本式カレーだから
日本食なんですよ。それから右側に純粋な日本食の冷奴を
置いてあるから食べてみて」
Sさん、触って豆腐を崩してしまう。もう~~、日本食の意味なし!
ここで、ワタシが全盲の人を差別・卑下しているのではないかと
思う人がいるかもしれないが、
この食べ方は全盲だろうと健常者だろうと、インド人の場合、それほど
「差」がないのだ。別に差別しているわけではない。
それは「インドの食文化」が「手こね」文化だからだ。
南インドなんか、バナナの葉の上にご飯を置き、その上に「オカズ」を乗せ
手でこねくり回して食べるのだ。
Pさんもワタシも
「いいよ、いいよ。スプーンで食べてよ」
Sさん 「日本食って、う~~ん、よくわからない」
ワタシとPさん「分からなくていい。分からなくていい」(笑)
そして昨日の朝食後、三重に旅立った。