徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ートルコからブルガリアへー4月23日

2012年04月25日 | 東欧(東ヨーロッパ)
トルコのイスタンブールを夜の10時半(定時)にバスが出発した場合の
ブルガリアのソフィア到着が翌日の午前7時半だ。
つまり、9時間のバスの旅だ。

 結論を先に言ってしまうと、夜11時に出発しても、ブルガリアの
 ソフィア到着は翌日の午前7時半だった。

 バスは午後11時にイスタンブールを出発したが、
 オトガルのバス・ステーションから公道に出る時の「検問」で
 ひとりの男が警官の職務質問にあって、なかなかバスが出発しない。

 国境越えの国際バスの乗車券を購入する際には、パスポート記載事項を
 コンピュータに入力する、その情報が警察にも伝わっていることの証拠だ。

 「このバスに、このような男が乗っているから職務質問せよ」との命令なのだろう。

 う~~ん、トルコ警察もあなどれない。(笑)

 ワタシとしてはバスが遅れれば遅れるほどホテルに直行してチェックインできる。
 朝早く到着してしまうと、
 チェックイン時間まで「待たされる」ことがあるからだ。

 バスは20分ほど停車し、職務質問を受けた男も無事解放されて乗り込んだ。

 バスの中では、コップ入りのミネラル・ウォータと小さなスポンジケーキの
 ようなものが配られた。
 バスはリクライニング・シートで、座席には「TVモニター」が
 付いており、「映画」や「ゲーム」が楽しめる。

  リクライニングにするにはどうするか?
 これが、なかなか分からなかった。レバーもボタンもどこにもない!
 他の乗客がやっているのを見て、「ああここか!」
 「こりゃ~~、分からないよ!」
  場所はどこかって?
 「秘密!おせえない!」(笑)

  バスは1時間ほど走り、つまり午前零時にトイレ休憩。

  そこから2時間半ほど走ったら、トルコの国境に到着した。

  トルコを出国する国際バスや、別のレーンには貨物トラックが列をなしている。

  出国検査自体は、パスポートに出国のスタンプをポンポンと押すだけなので
  時間はかからないが、バスが来るまで、待たなければならない。
  人間ではなく、バスが渋滞なのだ。

  30分ほどでバスが到着。バスに乗り込み、ブルガリア側の入国検査所に
  向かう。

  バスを降り、入国検査管にパスポートを提示すると、ブルガリア人には
  ポンとスタンプを押して入国。
  外国人はパスポートを集めて、それをPCに入力するまで待つことになる。
  トルコ人以外の外国人は、そこで簡単な質問をされる。
  この時は、ワタシひとりだった。
   「ブルガリアのどこに行く? 滞在日数は? 滞在ホテルは?
    旅行目的は?」
  
   「OK、バスに戻っていなさい」

  車掌がパスポートを持って戻って来た。

  午前3時半、出発。

  これまで、ウトウトとしかできなかったが、これで眠れるだろうと思った。

  だが、道路わきの標識を見ると、「ソフィア」とか書いてあるではいか!

  「え~~っ!」もうソフィアが近いのか!

   車窓から街並みが見えてきた。

  よく見ていると、ワタシが泊まる予定のホテルがあった。
 
   ホテルから、このバスの終点までどれくらいの距離か?

  と、半分心配しながら、街並みを目で追っていると、
  ものの5分ですぐにバス・ステーションに到着した。

  これなら、歩いてホテルまで行くことができると安心した。

  午前7時半にブルガリアの首都ソフィアに到着したのだ。

  バス・ステーションには「両替所」やコーヒー・ショップがあり、
  バス・ステーションのすぐ隣は「駅」だ。

  ホテルにチェックインするには早すぎるので、「両替」し、
  二階のコーヒー・ショップで「コーヒー」を買い、昨夜バスの中で
  もらったスポンジ・ケーキを食べながら、「ガイドブック」を読む。

  近くのテーブルにも、ワタシと同じように「時間を潰している」旅人がいた。(笑)

  思い立って、「駅」にも行ってみた。

  「インフォーメーション」で「列車の予約をしたいが?」と訊くと
  親切に場所を教えてくいれたので、そこに行きブカレスト行きの列車の
  予約をした。

   う~~~ん、今日は、スムースの事が運んでいる!(笑)

  「予約オフィス」には
  「ここで、ヨーロッパのすべての駅からの出発の予約もできます」と
   書いてあった。
   心が動いた。
   一挙にブカレストから先の予定のベオグラードまでの切符を買おうか?

  「ユーロでも購入できますか?」
  「いいえ、ブルガリア通貨でお願いします」

   ああ、今は持ち合わせていない。後日にしよう。

  駅とバス・ステーションからまっすぐ伸びている道が
  マリア・ルイザ通りだ。
   この道を10分くらい歩くと
    
    ホテル・マキシムだ。
    なんせ、「マキシム!」だ!
    まだ、午前10時だったが、フロントのマネージャーが
    「OK、OK、チェックインできるよ。
     朝食もどうぞ」と言ってくれたが、
     さっき、コーヒーも飲んだし、
     取りあえず、シャワーを浴びて眠りたいので、好意を断り
     眠ることにした。

    玄関を入り
    
    
    螺旋階段を二階まで登る。(実際の階数は三階だ。)
    二階まで90段ある。
    部屋は
    
    角部屋で光が差し込んで気持ちがいい。
    
     窓からは、マリア・ルイズ通りが見渡せる。

    夜(午後8時半、まだ明るい)には
    
     中華のファースト・フード店からテークアウト(打包)して、
     ビール(アムステルダム・ビール)とブルガリア・ワインだ。

     これで、部屋代が1泊3800円だ!
     

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