徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ートルコ・イスタンブール最後の日ー4月23日

2012年04月24日 | トルコ
朝飯を食べに屋上に上がって行ったら、

     
     海の向こうから黒煙が上がっていた。
     野次馬で徘徊老人のワタシは「なんだ、なんだ?」と
     従業員に訊いても、従業員は「時々、あることです」と
     平静だ。
     そう言えば、ヘリコプターも飛んでいないし、消防車のサイレンの
     音も聞こえない。

     ドイツ人の家族が「石油コンビナート」の作業の関係でなにか
     燃やしているので、火災でないでしょうと言う。

    ワタシは「なるほどネ」と思ったが、
    澄み切った青空に異様な「黒煙」は、
    ワタシにとっては「タダ事」ではない。(笑)

    今日、宿はチェック・アウトしなければならない。

    正午にチェック・アウトをして、バックパックを預けて
    近くのマスジッドに行き、スケッチの仕上げをした。

    ここのマスジッドは観光客があまり多くはやって来ないので
    静かだし、ベンチもあるし
      
      木陰もあるし
      
      先日のニュー・マスジッドの絵の仕上げと
      
      ネパールのポカラでのスケッチの色付けをした。

      この様子を、近所のガキが覗きに来て、
      
      「あたしたちの絵を書いて」とせがむ。
      で、サラサラと全然似ていない「似顔絵」を書いてあげたら
      その絵を持って消えた。
      そしたら、今度は5人ぐらいのガキが「絵を書いて」とやって来たので
      マスジッドの中に逃げ込む。
      
      
      
      
      
      なかなか由緒あるマスジッドのようだったのだ。

      もう午後3時を過ぎていたので、昼飯をと思い
      今日は最後の昼飯なので少し良いレストランで
      
      チキン・カバブだ。止せばよいのにビールも飲んでしまった。

      バスの中で小用をもよおしたらどうする?

      ホテルに戻り、3度もトイレに行って、水分を放出した。(笑)

      午後6時、バッグパックを背負い、路面電車には乗らずに
      徒歩で地下鉄の駅に向かった。
      地下鉄の駅まで、たった3駅だ。歩くのだ。

      で、地下に降りるエスカレーターがあるので、ここが地下鉄か?と
      思い、降りてみるとバザールだったりして、
      やっとのことで地下鉄「メトロ」の入り口に到着する。

      ここから地下鉄で「オトガル」まで行く。
      「オトガル」の「オト」(OTO)は、「オート」=車のAut だ。
      「ガル」はヒンディー語・ウルドゥー語で「家」のことだ。
      多分、ペルシャ語かアラビア語が語源なんだろう。
      二つの単語を結びつけて「バス・ステーション」だ。

      地下鉄の「オトガル」駅で下車し、地上に出て見て驚いた。

     巨大な「バス・ステーション」だ。
      
       各バス会社ごとばかりではなく、行き先ごとに受け付けと
       乗り場があるのだ。

     ワタシの乗るバスは「メトロ社」の欧州方面行きの「ブルガリア」の
     ソフィアだ。
 
      そのオフィスを見つけて、9時半発のソフィア行はここから出ることを
     確認して、事務所の二階にある待合室で休憩する。
     まだ、時間があるので、夕飯を食べに出かけた。

     トルコ料理の「肉」ばかりに少々飽きて来たので
       
       茄子の油炒めとチキンスープとご飯だ。 
       ほっとした。

      また、出発事務所に戻り、午後9時過ぎになったので一階に降り
      バスの到着を待つ。
       
        
       トルコのバスは豪華バスだ。
       バスの横の「METRO」の文字の下に
       「Crazy Holiday」と書かれている。

       トルコのバスは列車より発達しているというのも
       分かるような気がする。

       さて、ところで
        他の欧州行きのバスが出て行っても、ソフィア行のバスが来ない。

       10時近くになったので事務所に確認に行くと

       事務職員が
       「今夜の9時半のバスは来ません。
        ソフィア行は午後10時半に来ます」と言う。

       「そんなバカな!あんたワタシに9時になったら
        ここに集まれって言ったじゃない!」

       「だから、バスは来ないわけではなく、必ず来ます。
        わが社のバスに何て書いてあるかご存じですか?
        クレーズィーと書いてあるでしょう!
        そう、キチガイなんです。クレージーなんです」
        とまったく意に介さないばかりかワタシに握手を求めて来た。

       他のソフィア行の乗客は慣れているのか、みな黙って
       待っている。

        まったく、ワタシの予感が的中した。

       2便の予定を人数が少ない場合に1便にする「手口」だ。

      バスは結局、午後10時半に来て、11時に出発した。

             ヤレヤレ!
        

      
     
      
       

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