徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和6年9月5日、木曜日、晴れ)

2024年09月06日 | 日記
   今朝、気が付いたのだが、今日は母親の命日だった。お線香をあげて、般若心経を唱えた。母親が亡くなったのは、ワタシが熱海に移住してきた翌年だったか、定かには覚えていない。今、思い出して「喪中はがき」を観てみたら平成27年だったから2015年だ。9年前か~。まあ幸せな人だった。実家から百メートルくらいしか離れていない出来立ての特別老人ホームの南向き角部屋で生活し、時には車椅子を押してもらい実家を眺めて暮らしていたのだ。94歳だったから老衰と思われがちだが、老衰ではなく、朝ごはんを食べようとして心不全で亡くなったのだ。朝ごはんを食べそこなったな~と今でも草葉の陰で残念に思っているかもしれない。

 
    中庭のノボタンの花が満開に近くなった。

  今日からカミさんが来るというので、床に雑巾がけした。子供の頃、学校の廊下を雑巾がけしたようにタタタッと走って雑巾がけすることはもうできない。体が硬くなって、お腹の出具合が邪魔になって、床に膝をついて、それも膝を擦りむいたらイケナイので厚手のタオルを敷いてだ。人様には見せられない姿だ。
テレビの衛星放送ではエンゼルス対ドジャースの試合を放送していたが、ドジャースのピッチャーのひどさに見てはいられない。1回表から5点も6点も入れられて、興味を削がれる。日本人投手のなんとすごいことよ。今永は大活躍だし、ダルビッシュも出てきたし、菊池雄星も移籍してからは活躍をしている。藤波だけはな~! 調子のいい時と悪い時が差が大きく、今後どうするんでしょうかね~。

  部屋を掃除したので、午後は岸壁に行った。ボラが掛かったのだが、釣り糸がプツリと切れた。ウキも仕掛けごとだが、ボラは暴れないで深く潜ることもなくゆったりと針をくわえたまま岸壁近くに寄ってきたので、顔見知りの地元釣り人がウキの近くに釣り針をひっかけて手繰り寄せてくれたので、ワタシが糸を手で掴んで引き上げようとしたらプツンと針が切れてボラは逃げていった。ボラは釣りあげても持ち帰ったりしないのでいい、ウキも仕掛けも回収できたので「助かった~」。顔見知りの釣り人はワタシの釣り糸を手で触って、「この釣り糸何年使ってんの?」と訊かれた。「そうですね。一回も取り替えたことないですよ」と答えたら、「ボロボロだよ。劣化しているよ。これじゃ、大物が掛かったらすぐ切れちゃうよ。俺なら3ヶ月くらいでどり変えるよ」と。そんなことしたら金がかかる。(笑) 岸壁は夕方になると涼しい風が吹いてくる。午後5時になったので引き上げた。
 マンションに戻るとカミさんが来ていた。
 ワタシの作った蓮の葉の線香立てにお線香が立っていた。なんかいい香りのお線香があったので買ってみたとのことだ。「あのね、今日、オッカサンの命日なんだよ」、「エ~、不思議ね~」と。まあ偶然だけどね。

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