私的図書館

本好き人の365日

『マドゥモァゼル・ルウルウ』

2010-07-26 22:59:00 | 本と日常
仕事を終えて家に帰る途中、ふと空を見上げると黒雲が広がり時たま放電を繰り返しているのが目に入りました。

雨でも降るのかな?

と思ったのですが、ちょっと視線を移すと雲の切れ目から輝いている星も見えます。

その時、頭の中でどこかの回線がつながり、思わず、

原始の地球環境ってこんな感じだったのかなぁ…
そのうち生命が誕生したりして…

なんて考えている自分がいました。

自分の頭の中なのに、このとりとめのなさに驚かされます。

最近買った本を何冊か…

久しぶりに買った早川書房の単行本♪(SFです!)
バーナード・ベケット著、

*(キラキラ)*『創世の島』*(キラキラ)*(早川書房)

『秘密の花園』などで知られるバーネットの隠れた名作!

*(キラキラ)*『消えた王子』(上下)*(キラキラ)*(岩波少年文庫)

書店限定名探偵の活躍するシリーズ第2弾と、早くもの番外編。
大崎梢さんの、

*(キラキラ)*『サイン会はいかが?(成風堂書店事件メモ2)』*(キラキラ)*
*(キラキラ)*『晩夏に捧ぐ(成風堂書店事件メモ出張編)』*(キラキラ)*(創元推理文庫)

シリーズ一冊目にあたる『配達あかずきん』が面白かったので続きも買ってしまいました☆
書店で起こる本にまつわる事件に、今回も書店員の女性と女子大生バイトが立ち向かう♪

それとこちらは森薫さんのマンガ『エマ』の中で登場人物たちが読んでいたのを憶えていて、本屋さんで見つけて思わず買ってしまった一冊。
アンソニー・ホープの、

*(キラキラ)*『ゼダン城の虜』*(キラキラ)*(創元推理文庫)

ローマ時代の詩人オウィデイウスが著わした、

*(キラキラ)*『恋愛指南―アルス・アマトリア―』*(キラキラ)*(岩波文庫)

ローマ時代の習慣や風俗についても書かれているという説明だったけれど、ただの好奇心で買ってしまいました。

そしてこれは前から欲しかった、明治の文豪、森鷗外の娘、森茉莉が翻訳した初めての本。
フランス人作家ジィップの書いた(本名はマリー・アントワネット・ドゥ・ミラボー=マルテル伯爵夫人)

*(キラキラ)*『マドゥモァゼル・ルウルウ』*(キラキラ)*(河出書房新社)

とにかくハンパなく美しい装丁♪
ページの一枚一枚に透かして描かれた猫やトカゲやリボンといったデザイン!
黒にピンクといったガーリッシュな趣☆

お正月に森茉莉の作品を読んでからずっと気になっていた作品です。

ボーナスが出たから調子に乗って買ってしまった…

森鷗外も作品『渋江抽斎』の中で、…若い頃から本をたくさん読む癖があって、珍しい本を集めるようなことは決してしないが、俸銭(給料)の多くが書店に入ってしまう…という意味のことを書いているのですが、その気持ちがすごくよくわかる(苦笑)

もちろん森鷗外先生とはもらっている額が天と地ほど違うでしょうけれど☆