今回は私の大好きなマンガ家、川原泉の作品をご紹介します。
とはいえ、妹が「なかよし」派だったため、読むようになったのは、ごく最近なんです。NHKの「BSマンガ夜話」という番組で紹介されていて、いっぺんにファンになってしまいました。
少女マンガとはおもえない(失礼)文字の量。
登場人物のとぼけた(…ほ、ほめてるんです)
表情に、ケレンみのない言動。
まさに、「てん目は口ほどにものを言う」を実感させる表現力。(ほめてるんだってば!)
フッと肩の力が抜けるのを感じる。
いつの間にか、片意地張っていた自分に気づかされる。
理想じゃないけど、うらやましいような、そんな、ホワッとした気分にさせてくれる。
あーもう!
こんな文字だけじゃあ、とても伝え切れない。とにかく読んで下さい。読めばわかります。(って、あたり前か)
今は文庫本で、まとめて読めるので、とってもお買い得です。
まずは「美貌の果実」から。
普段少女マンガは読まない私でも、この作者の作品は、もう何度も読み返えしています。
こころのばんそうこうみたいに、ちょっと痛む時にめくり、お風呂につかるみたいにリラックスするためにめくり、ひと息いれるティータイムのかわりにページをめくる。
最後に、「美貌の果実」と同じ本に収録されている「架空の森」という作品から。
主人公の女性”苑生”は、お見合いの席に一世一代のユーモアとして、怪獣(?)の着ぐるみを着て出席し、相手を怒らせてしまいます。
しかし、苑生は思うのです。(―せめて、これを見て笑い飛ばせるぐらいの、度量のある男であったなら…)
この絵を見たら、絶対笑います。
それも、大笑いじゃなくて、ニンマリと。
日常の中にこそ、真理は落ちている。
不思議な川原ワールドへ、あなたもいかがですか?
川原 泉 著
白泉社
とはいえ、妹が「なかよし」派だったため、読むようになったのは、ごく最近なんです。NHKの「BSマンガ夜話」という番組で紹介されていて、いっぺんにファンになってしまいました。
少女マンガとはおもえない(失礼)文字の量。
登場人物のとぼけた(…ほ、ほめてるんです)
表情に、ケレンみのない言動。
まさに、「てん目は口ほどにものを言う」を実感させる表現力。(ほめてるんだってば!)
フッと肩の力が抜けるのを感じる。
いつの間にか、片意地張っていた自分に気づかされる。
理想じゃないけど、うらやましいような、そんな、ホワッとした気分にさせてくれる。
あーもう!
こんな文字だけじゃあ、とても伝え切れない。とにかく読んで下さい。読めばわかります。(って、あたり前か)
今は文庫本で、まとめて読めるので、とってもお買い得です。
まずは「美貌の果実」から。
普段少女マンガは読まない私でも、この作者の作品は、もう何度も読み返えしています。
こころのばんそうこうみたいに、ちょっと痛む時にめくり、お風呂につかるみたいにリラックスするためにめくり、ひと息いれるティータイムのかわりにページをめくる。
最後に、「美貌の果実」と同じ本に収録されている「架空の森」という作品から。
主人公の女性”苑生”は、お見合いの席に一世一代のユーモアとして、怪獣(?)の着ぐるみを着て出席し、相手を怒らせてしまいます。
しかし、苑生は思うのです。(―せめて、これを見て笑い飛ばせるぐらいの、度量のある男であったなら…)
この絵を見たら、絶対笑います。
それも、大笑いじゃなくて、ニンマリと。
日常の中にこそ、真理は落ちている。
不思議な川原ワールドへ、あなたもいかがですか?
川原 泉 著
白泉社