ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



幸福の科学って、仏教も包含してるんでしょ。だったら、鎌倉仏教って、どう考えてるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『日蓮を語る』――『黄金の法』講義(5)(幸福の科学出版)で、以下のように説いておられます。

 奈良仏教は、大学院のような感じでしょうか。そのように、非常に難しい哲学を勉強するような感じでは、庶民が救われないのです。そういうニーズが時代背景として出てきたわけです。(中略)
 その背景が出てきたのは、「源平の戦い」あたりです。
 当時、日本国中が非常に悲惨な状況だったのだと思います。(中略)これは、今の人であるから、昔の歴史としてボーッと見ていますが、実際の目で見れば、屍累々で、あちらにもこちらにも死体の山だと思います。食糧はないし、死体がたくさんあったため、「これを救わなければいけない」というニーズが非常にあったのでしょう。
 そのなかで、浄土宗系は、「この世はすでに救いようがないので、来世の極楽を説いて人の心を安らげよう」という気持ちが強かったでしょうし、他のいろいろな宗派も人々を救いたかったのでしょう。(中略)
 したがって、彼らは、「学問的な正しさ」というよりは、「現実にいる人たちをどうすれば救えるか。それが救えなければ、宗教としての使命が果たせないではないか」というところを考えています。
 要するに、戦場の看護師や医者のような気持ちだったのではないでしょうか。「難しい哲学や講釈は要らないので、よく効く薬をくれ。よく効く手術と、よく治る包帯や消毒薬が要るのだ」というような時代だったと思います。(中略)
 例えば、法然は、ものすごく勉強をした人でした。仏教をたくさん勉強したのに、最後、全部を捨てて、念仏を教えたわけです。それは、現実の死体がゴロゴロと転がっていて、オロオロしている人たちを見れば、そんな難しいことは言えないからです。
 ですから、密教の「陀羅尼」になったり、浄土宗の「南無阿弥陀仏」になったり、日蓮宗の「南無妙法蓮華経」になったりするということも分かります。何とか人々を救いたかったのでしょうし、それによって救われる部分は現実にあると思います。
 それが嘘であれば、例えば、幸福の科学においてエル・カンターレ像に祈ったり、祈願したりすることも効かないはずです。しかし、それは嘘ではありませんので、それなりに救いはあるのです。(中略)
 ですから、鎌倉仏教はそれなりの使命を果たしたのではないかと思いますし、現代まで続いているのを見れば、まだ使命としては続いているものもあるのでしょう。(中略)
 いろいろな宗派がありますが、宗教の「地ならし」として続いてくれることはありがたいです。何だかんだ言っても、断絶したら「終わり」です。
 続いているからこそ、「復興運動」や「新しい革新運動」ができますが、それがなければ難しいでしょう。そういう意味で、私は、いろいろな宗派が続いていることは、ありがたいことだと思っています。
(122~132ページ)

鎌倉時代は、食糧もない死体の山の中で、学問的には正しい大学院のような奈良仏教よりも、現実に人々をどうすれば救うかというニーズが非常にあった。

密教の「陀羅尼」や、浄土宗の「南無阿弥陀仏」、日蓮宗の「南無妙法蓮華経」によって救われる部分は現実にあるから、鎌倉仏教はそれなりの使命を果たしたのではないか。

いろいろな宗派があって、宗教の地ならしをしていてくれるからこそ「復興運動」や「新しい革新運動」ができるので、いろいろな宗派が続いていることは、ありがたいことだと思っている――。

今日は、ちょっと趣を変えて、仏教に関するお教えをご紹介してみたいと思います。

再誕の仏陀である大川隆法先生は、仏教の諸宗派、その中でも鎌倉仏教と称される浄土宗や日蓮宗などについて、どう考えておられるのか、です。

たとえば、念仏を唱えるなんて、インド時代のお釈迦さまが説かれたわけはありませんから、そんな教えは仏教ではないと言われるのかというと、そんなことはありません。

鎌倉仏教も、当時の時代背景の中でそれなりの使命を果たしたし、現在に至るまで宗派として続いていることはありがたいことだ、と。

つまり、仏教の開祖が現代日本に再誕された方である大川隆法先生は、既存の仏教諸宗派に対して、その評価すべき面を公平にみて下さっているのだと、改めて私は思っているのです。
 

『日蓮を語る』――『黄金の法』講義(5)

 大川隆法著


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