ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



幸福の科学では、「自己責任」って、よく教えられるでしょ。でも、自分だけの責任じゃないことって、たくさんあると思うしさ、そんなこと言われても、なかなか腑に落ちる気がしないんだよね。どう理解したらいいんだろう? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、子供向け書籍『子どもにとって大切なこと』(幸福の科学出版)で、子供たちに対して、こう教えておられます。

 世の中には、ねうちのあるものがたくさんあるけれども、ねうちのあるもの同士が、たがいにぶつかることがある。そのときに、「どちらを先にして、どちらを後にするか。」「自分はどちらを選ぶか。」ということを決めるのに、ずいぶん苦しむことがあるんだ。(中略)
 大人が一人だけのときは、その人の意見に全部合わせることができるけれども、別の大人の人もいるときに、それぞれの人から、ちがうことを言われたら、「自分はどちらの意見を選び取るか。」ということで、子どものほうもためされるわけだね。
 大人同士の意見がちがうときは、どちらかの人がすべてまちがっているというわけではないんだ。いろいろな物事の中で、どの部分がより大切だと思うかによって、少し考え方がちがってくることもあるんだ。
 このときに、「自分は、これが正しいと思う。」と考えて選び取ったものに対しては、自分自身の責任(負わなければいけない務め)が生まれる。これを「自己責任」というんだ。
 そういうことを勉強していかなければいけないということだね。
 世の中には、「いいこと」というものはたくさんある。例えば、「遊びたい。」という気持ちもあるだろう。「勉強をしなければいけない。」という気持ちもあるだろう。それから、「家の手伝いもしなければいけない。」ということもあるだろう。
 それらの一つひとつは、いいことかもしれないけれども、いろいろなもの同士がぶつかり合うこともあるわけだね。その中から何を取るか、何を選んでいくかということに、自分の責任が出てくるんだ。
 そして、「自分が選んだことの結果は、どうなったか。」ということが、自分の経験となって、しだいにたまっていく。その中で、「自分はどういう人間なのか。」ということが、だんだん決まっていくんだ。(中略)
 何を取るかということは、むずかしいことだね。
 いろいろなものの中から選ぶときには、それぞれに比べてみて、「どれを先にして、どれを後にするか。」とか、「どれを一つだけ選ぶか。」とか考えなければいけない。こういうことを「優先順位をつける」というんだ。
 こういうことは、みんなの生活の中にもあるのではないかな。(中略)
 それぞれのことは、どれも、ねうちのあることなんだけれども、それらがぶつかり合ってしまい、両立しないことがある。そのときに、どちらを取るのがいいのかを考えるという、とてもむずかしい問題があるんだ。
 このときに、君がいいかっこうをしようとしても、全部はできないよね。「自分には、これはできるけれども、これはできない。」というふうに、何かを選んで、何かをすてなければいけなくなる。自分の人生にとって何が大事なものなのかを考え、それを選び取っていく努力が必要になるんだ。この中で智慧もみがかれていくんだよ。ここに、君という人間の成長もあるんだ。
(58~63ページ)

世の中では、ねうちのあるもの同士が、互いにぶつかることがある。

そのときに、どちらを選ぶかを、自分で考えて決めなくてはならない。その選択に対して生まれるのが、自己責任である。

自分が選んだことの結果がどうなったかは、経験となって蓄積されていく。自分の人生にとって何が大事かを考え、それを選び取っていく努力の中で、智慧もみがかれていくし、自分という人間の成長もある──。

ここでは人生修行の意味について、子どもでも分かるようにやさしく、でも、私たち大人にとってもとても勉強になる形で、教えを説いてくださっています。

こんなふうにやさしく、でもレベルを落とさずに教えるなんて、そうそう簡単にできることではありません。

人生の達人でもあられる仏だからこそではないかと私は思っているのです。


『子どもにとって大切なこと』

 大川隆法著

 

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